2003年11月の日記

映画『ファインディング・ニモ』(2003.11.29)

『モンスターズ・インク』のスタッフが手掛けた全米大ヒットの3DCGアニメ。オーストラリアの海を舞台に、
人間にさらわれた幼い息子を救おうとする父の冒険を描く。神秘的な海の映像は目を見張る美しさ。スリリングでユーモラスな旅を通して
父と子の深い絆を描き出し、観る者を笑いと感動で包み込む。個性豊かな魚たちの表情や仕草がまたかわいい!





映画『解夏』(2003.11.27)

あなたの目に、記憶の中に、「たいせつなひと」は映っていますか?さだまさしが新たな天分を開花させた同名小説の映画化。
東京で小学校の教師をしていた隆之(大沢たかお)は、視力を徐々に失っていく病に冒され、職を辞し、
母・聡子が住む故郷の長崎に帰った。そこへ東京に残した恋人の陽子(石田ゆり子)がやってくる。




映画『木更津キャッツアイ日本シリーズ』(2003.11.26)

バカバカしいエピソードをグルーヴィに綴り、画期的な笑いと涙を引き起こしたTVシリーズの劇場版。
これでもか! とばかりにブチ込まれたギャグと仕掛けの数々が唯一無二の連鎖反応ウェーブを描き出す様は、ドラマ以上。
余命半年のはずのぶっさんとその仲間たちが、今回は木更津を飛び出し、信じられないような悲惨な目に遭う様をスピーディに描き切る。




コンサート『ComingCentury/Coming Century TOUR 2003 "Coming with me!!"』(2003.11.24)





イベント『塚本高史/塚本高史写真集「four doors」握手会』(2003.11.22)

11月22日という日をどれだけ待ちわびたことだろうか。毎週ドラマ『マンハッタンラブストーリー』を見るたびにワハハと笑いながらも、
「もうすぐ忍ちゃんと握手&ツーショットで写真が撮れるのかムフフ☆」と、ドラマの内容そっちのけで22日まで脳内カウントダウンしちゃってた私。
うっしゃっしゃ。いかん、笑いが止まらない。そして寝れない!!!(ガビーン)。
もしやオレっち興奮ぎみ?前日やたら寝付けなかったんだけど。
ま、でもしゃーないわな。だって今まで33年生きててあんな可愛い男の子とツーショットで写真を撮ったことなんて一度もないねんもーん!!
可愛いうえに今をときめく(?)『木更津キャッツアイ』のアニっすよ!?可愛さとナウさを兼ね備えた一粒で二度おいしいオトコ@塚本高史。
公式HPの名前は高史だからって「High History」。ばんざ〜い、なしよ。いよいよ高史の歴史にオレ様の名を刻む日がやってきたぜ!!!(興奮)。
場所は銀座の福家書店。写真集だのセーターブックだの発売するたびに握手会をかます、東京ではアイドルヲタにとって石丸電気と並ぶ聖地か。
ちなみに今日のイベントは塚本高史写真集『four doors』を1冊買ったら握手、2冊買ったら握手+チェキでツーショット写真が撮れるっちゅーことで、
当然2冊買ったワシの手には「イベント参加券」と書かれたペラッペラの紙切れが2枚。「握手が終わった後、写真集に引き換えまーす!!」。
正直、写真集は別にいらんわ。ワシが福家書店に払った4000円は「可愛い子ちゃんを近くで見る代」のつもりやし。
しかも同じ写真集を2冊も持ってエンヤコラ大阪に帰れって、嫌がらせかよ!でも・・・・こんな嫌がらせ、好きッ☆(知るかよ)。
「オトコズキの友達は皆オトコズキ」という法則通りに、ワシの周りにはジャンル問わず誰かのファンでありミーハーでありオトコズキな女が多い。
今回も30前後の同好の士5人で銀座へGO。するとアレびっくり。何って、握手会を待っている大量の塚本ファンにですよ。
ぱっと見、ファンがむーーーっちゃくちゃ若い!!!!(唖然)。あっち見てもこっち見ても制服制服制服・・・。明らかに女子高生中心やん!!
若者だらけの中で一瞬だじろぐ30前後のミーハー婆ども。「でもさぁ、あの子らきっと若いしお金ないから1冊しか買えないだろうしぃ〜、
ツーショで写真は撮れないって!そう考えたら私ら2冊買えるし良かったよなぁ〜、年取ってて!」。ものすごい負け惜しみにお手上げである。
ってかマジで今日来てるファンの中で婆ってワシらだけなんか?!そんなワケないやろ?!と辺りを見渡すとジワジワジワジワ・・・・ん?!
「あ!私ら以外にもババァがいた!しかも集団で!よっしゃ、私もあの周りにいたら目立たないぞ〜☆」と言わんばかりに、
フと見渡せばうちらの周りに30前後の妙齢な女性が集い始めているのは気のせいか!?シッシッ!!
ワシらの集団を境に歩行者天国がパッキリと2分割。「こっから向こうが女子高生、ンでこっから向こうが三十路〜!」。おい、気ぃ悪いわ!!
しかし、よく見りゃ来てるのはオサレな子が多いな。世間一般にイメージされる”いかにも”みたいなヲタク風DBSは皆無。
整理券がイベント日の直前まで余っていたことからも分かるように、塚本くんのファンってあまり重くないっつーか、ライトなファンが多いんだろうね。
「握手したうえに写真まで撮ろうとするなんて、どんな妖怪ババアが集うのか見ものだな!(プ)」なんて思ってたんやけど、
キワモノ系は全然おらんかったのがちょっと残念。しかしワシらが周りから↑こう思われてる可能性は大・・・(微笑)。
「それでは整理番号順に入ってくださーい!!」。え?もう???100番台だった自分たちが3時から始まってすぐ呼ばれてビックシ。
心の準備がまだ出来てないっての。ドキドキしながら本屋の2階に繋がる階段で並ばされる。こんなにもハイテンションで階段に並んだの初めてかも。
「なぁなぁ!写真撮る時って上着着る?上着脱ぐ?どっちぃ?どっちぃ?ねぇ、どっちにするのーーーーーー!?」。勝手にしろや。
一段一段・・・ちょっとづつ塚本くんに近づいてく。近づいてく。押し出されるウォオ〜ウォォ〜♪気分は『決戦は金曜日』だよ!今日は土曜日だけど!
まだかな〜まだかな〜〜!本屋の2階に着くと今度はフロアの壁際に並ばされて。知ってた?本屋での握手会って、ほんまに本屋の売り場でやるねん。
2階フロアの一角をカーテンで仕切って簡単な部屋を作って、そこでやるねんよ。
ちなみに今回は「映画関連本コーナー」を仕切って一般客が入ってこれないようにして握手会をやってたのね。
っちゅーことはですよ、普通に”映画の本”を買おうと思ってやってきたお客さんは握手会のせいで本が買えないというね(笑)。ってか、ありえねー!!
それでいいのか?福家書店。とかなんとか握手会摩訶不思議に一々いちゃもん付けてたら「あ!」っちゅー間っすわ。
いくつ角を曲がったろうか、ワシらの前に並んでる女の子らが騒ぎ出した。「見えた!」。え?どこどこどこ???「ホラ、塚本くんはあそこですよ!」。
最終コーナーを曲がると20メートルほど先の突き当たりに光る赤いポッチが・・・あ!!塚本くんのクチビルだ!!(笑)。
人垣で見え隠れしちゃってるうえにワシャ目が悪いので顔はいまひとつ分からんが、あの絶妙な色合いの赤いポッチは間違いなく塚本くんだ!!
うっひゃーーーーー!!とか言うてる間にどんどん前に進んで・・・・
はうッ!!!美!!!!!
袖が青くなってるラグランに、黒のパンツ。気合入ってんだか入ってないんだか分からんセンスの私服で、フヒャ〜っと存在する異常に美しい生命体、
それが塚本高史であった。勝手ながらワシの第一印象は、「さほど、自分が異常に美しいという自覚がない、異常に美しい生命体」。
だからだと思うのよ、どことなく何から何までぎこちないねんよな(笑)。「営業スマイル」ってわけでも「態度エル(死語)」ってわけでもなく、「戸惑い」。
どうやら塚本くんは、自分が今置かれている状況にまだ慣れていないようであった。
「コイツらキモ〜!」とか「同じ写真集2冊も買ってバッカじゃね?」とか、冷静にワンフにツッコむ余裕すらないような。
もちろん、「写真集を買ってくれてファンの皆さん有難う!」という気持ちすら無かったようにお見受けした。
とにかく余裕が無いっつーか訳が分かってないっつーか。”ファンの集い”とかやってるって聞いたけど、それもあまり頻繁じゃないからかな。

次から次へと入れ替わり立ち代り自分の横に現れる”写真を撮った後とても嬉しそうに自分に向かって手を差し出して、
ちょっと握ってやるとすごく喜ぶ女の子たち”を目の当たりにし、どうしていいのやら分からない風で。
「映画やTVドラマでお芝居をやることになって、とっても仕事は楽しくて、俳優としてヤル気もあるし、どんな仕事でも頑張るつもりなんだけど・・・・・
あの〜、今ボクチンに与えられているこの仕事は一体?????」みたいな。
ツーショットで写真撮る時も、何していいのやらどういう顔を作っていいのやら、まだまだとまどってるっぽい塚本高史。
そんな高史に萌えMAX!(キッパリ)
どうしよーーー、タマらんのだけど!!ファンやイベントに慣れてないあたり、アイドルとしてはまだまだチェリーボーイって感じでソソられるなんの!!
笑顔もじゃっかん引きつっちゃってんの。所在無さげな両手がブラ〜っと垂れ下がってて、でも少々力が入ってるからか軽くコブシを握っちゃってるの。
なんじゃその「凡人中の凡人」みたいな何の変哲もないショボいポーズは(笑)。うはははっはははぁはぁはぁはぁ・・・おっと、理性を失いそうだヤベェ。
っつーことで、塚本高史を前にしてミーのお得意の質問「えっとぉ〜、今彼女いますかぁ〜!?」は無理だ。敵は可愛すぎる。
彼女がいようがいままいが関係ねぇよ。でも一応言うとくわ、塚本くんとワシの相性はピッタリなはず。だってアタシたち同じ干支だもん!!
しぎゃぴー!いよいよ次はワシの番。アカン、ドキドキを超え笑えてきた。トコトコトコ、歩み寄るワシを見る塚本くん。うひゃ、その笑顔ビミョ〜(笑)。
ホンジツの流れ、「係りの人がチェキで塚本くんとのツーショット写真を撮る→塚本くんと握手→係りの人から写真と写真集を受け取る→退散」。
これを今日の3時から6、7時ぐらいまで繰り返すんでしょ。いやホント傍から見てても同情するよ、「イケメン若手俳優」さんって大変よねぇ・・・(シミジミ)。
っと、まずは写真だ。「よろしくお願いします〜」。ソープ嬢に筆おろしをお願いする童貞のような挨拶をかまし塚本くんの横へ。
う〜ん、横に並ぶのって嬉しいっちゃぁ嬉しいんだけどよく考えたら顔が見れんのよね。チッ。
しかも何の因果か職業病か、「いやっほー!」みたいな、上方芸人テイストの濃い昭和の香りプ〜ンなポーズを取ってしまい、パシャリ。・・・。
そして「ありがとうございましたっ!(どっちがだ)」と言って握手。うわ、冷たッ。ちゅーかワシの手が熱すぎるのか?興奮してるしな。
それにしても塚本高史め、至近距離で見たらドえらいことになっとるな。なんだ、その肌は!!透き通るような美白の鬼やんけ!!
無精ひげもビンゴ!しかも細いなぁ〜。そして意外と小さいな。華奢なうえ撫で肩だから余計小さく見えるのか?!それとも『木更津〜』のせい?!
岡田や櫻井が小さいから塚本くんが大きく見えただけであって、
実はそんなに大きくないのね。身長172ぐらいかな?!
そら女の子の役も違和感無
(いこともないけど)くサラッとやってのけるわな。お顔が小さくてお目目が大きくて華奢で色白で。
うぉらぁ〜、美少年の条件を全て満たしているゆえ合格!!!!(←何に?)。
そしてダメ押し。ヤバいぐらいクチビルが赤いがな仰天!!
・・・と、思っただけのつもりが本人を目の前にしてつい声に出してしまったのである!!
「うわ〜〜っ、本当にクチビルが赤いんですねぇ!!オ、オ、オトコマエ〜〜〜〜っ!!!!(絶叫)」
って、なんのこっちゃーーーーーーーーーーーー!!!!(倒)。や、もう自制心とか吹っ飛んでるのよ。全くコントロール出来んのじゃ。
しかも今これが「思ってること」か「喋ってること」かも分からんぐらいテンパってたしさ。
だって塚本高史よ?目の前に塚本高史がいるのよ?今これを読んでる貴女が塚本を好みか好みじゃないかはさておき、
悪いけど、ナマ塚本はシャレにならんぐらいマジもんで綺麗やっちゅーねん!!そら己も見失うっちゅーねん!!!!←開き直り
もちろん塚本くんは微笑みながら退いてたね。なんやったら迫りくる”リアルもののけ姫”を目の当たりにし数歩後ずさったような。
せやけどそんなん別にええ。退かれても嫌われても怖がられても全然ええって。だってもう一生会わへんやろし☆
それならば目の前でまくし立てて時間稼ぎし、一秒でも長く塚本高史を4000円分フルに至近距離で拝みたいっちゅー話やで!!
ふわ〜〜、むっちゃカワエエ〜〜〜・・・(ポワ〜ン)。↑このように誓ったものの、”目がハァト☆”状態のまま全く言葉が出て来ず。なんじゃそりゃ。
いざっちゅー時に”クチビル赤い”と”オトコマエ”しか出てこなかったヘタレなワシは、
これ以上場を持たせることも出来ずそそくさと塚本くんの前を離れ、さっき撮ったチェキを貰って帰ろう(逃げよう)とした。
と、その時である!!!スタッフが私を呼び止めた。「すいません!もう1枚お願いします!!」。
え・・・・??私が貰える分はさっき撮ったよね?なんでもう一枚?もしかして・・・高史の分????(ドキッ☆)
通常撮影するのはファンの分1枚こっきりだけど、私だけ2枚も・・・ってことはオキニ?きゃ〜〜っ、見初められた予感〜〜〜っ!!
♪ドッキリドキドキドッキリドキドキ、シュポーーーー!!!!と栄光に向かって走り出しそうになったってのに、
なんのこっちゃない。
さっき撮ったのはフィルムが切れてて撮れてなかったそうで。あ、そ。やっぱそんな陳腐なオチかよ。でもええわ、もう1回隣に並べるってことやんな!
「わ〜〜〜い!!得した気分!!!!!」←またまた思ったことをそのまま大声で口に出してしまいました・・・(恥)。
すると、「フフッ・・・」。あ!!!!高史が笑った!!!高史が笑った!!!高史が笑った!!!クララが立った!!!←関係ない
やった!!!こんなとこでもちゃんと笑いを取ったぜ!!!「パシャ!」。
ということで、ミーの写真の中の塚本くんは笑っております。
よって、思いっきりエクボがペッコリとへこんでおります。やりぃ!!!!
あーーーーーーーーーーーーーー、写真をここにアップしたいアップしたいアップしたいよーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
インターネットを通じて全世界の男大好きに自慢したい!!!!!(笑)
めっちゃくちゃ可愛いんだって!!ほんと、今現在ミーの持ち物の中で史上最強に宝物だよ!!(寂しい人生言うなー!涙)。
またチェキってのがエエがな。サイフにすっぽり収まるサイズなわけよ。したらさ、自然に持ち歩けるわけツーン。
ぶっちゃけ、ここんとこ会う人全員に、たまたま入った居酒屋の店員にまで「あ、これ見たっけ?」と激・自慢げに見せびらかしまくりだっつーの!!
写真集2冊で4000円と新幹線代は2日で元取ったで。いや、なんだったら初日で元は取ったかも。
だって、昇天直後フラフラになりながら本屋から出てきたワシらの元へ、整理券がなくなったのか入れなかった塚本ヲタがわらわらと大集合。
「すいません、写真見せてもらえませんか!?うわ〜、いいな〜〜〜〜〜!!」。11月22日。我が人生、最も羨望の眼差しを浴びた記念日に決定。
そのあと男大好き仲間と「銀座のキング・オブ・オサレカフェ@資生堂パーラー」に集い写真を見せ合いっこ。
「うわ、”ニャ〜ッ”ってやってもらってるやんエエなぁ!ってかコーヒー高いよ!死!」と口々に感想を述べ合うという優雅なティータイムを過ごし
夕方4時半過ぎに店を出てJR新橋駅に向かおうとした。
と、その時である!!!「緊急!今、そこで私の友達が山下智久に会って握手してもらったんやって!!!」
なんやてーーーーー!?(発狂)
「ついさっきらしいで!まだその辺にいるかも。グラサンして紫のマフラーやって。1人で買い物してたっぽい!」。
うをらーーーーーーー!!!どこじゃ山下ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
せっかく東京来たんじゃ、ワシにも握手させんかい!!じゃないと新幹線代の元が取れんやんけ!!
は、塚本?誰それ?(おい!)。気づけば誰よりも山下ファンとして銀座の大通りを時速50キロで走り出していた私。その姿はまるで夜叉そのもの。
どうりで今日は銀座に人が多いと思ったよ!!そら山下智久がおるんやもん、銀座にも人が18万人集まるっちゅー話やで!!
しかし誰よりもファンだというのに結局、銀座の雑踏のなかで最も目が死んでる美少年を見つけることは出来ませんでした・・・ガックシ。
あ〜あ、せっかく山Pを見に東京まで来たのに〜・・・って、それは確か違うような気がするぞ。
ん?そんなことよりも、ここどこよ?
うわ、ワシらってば全員30前後のオババ族だってのに気がついたら有楽町駅までダッシュしてたのね。
いやはや、オトコって凄いわ。
信じられないほどのパワーを与えてくれるよね。一駅走るどころか、その向こうにオトコがおるってんなら、
どんな高い壁だって飛び越えられるような気がするで。そんなことを考えながら帰りの新幹線で爆睡。新大阪に着く頃には何が何だかすっかり・・・
あ、証拠があるんだった。ホームに下り立つや否やサイフの中からチェキを取り出した。ああ・・・・、明日からも頑張るぞぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!!
こんなモンのお陰で当分の間は何事も乗り切れる気がする。オトコマエこそが自分にとって最高のビタミン剤であることを再確認しましたわオホホ♪




映画『ラスト・サムライ』(2003.11.21)

1870年代、政府軍に西洋式の戦術を教えるために来日した南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)は
政府軍に反旗を翻した侍、勝元盛次(渡辺謙)と出会う。対立する立場の二者は運命の出会いを果たし、
死をも超えるゆるぎない武士道精神に感銘を受けたオールグレンはやがて1人の武士と固い絆で結ばれてゆく。
日本人だけが持つ美学を、ハリウッドを通して全世界に発信する初めての映画。




イベント『タッキー&翼/プレミアムライブ+夢物語?』(2003.11.16)





イベント『NewS/NewS大集会』、映画『木更津キャッツアイ日本シリーズ』、ライブ『w-inds./w-inds. LIVE』(2003.11.15)

特報!オトコFES開催!!
ちなみに私のスケジュールはこんな感じ。ある意味、売れっ子。ってかエリートと呼んでくれ。

金曜日(11.14)
仕事終わりで明日のオトコFES用にとったホテルに直行、即就寝
土曜日(11.15)
NewSのイベントに参加(山下智久と握手出来るまでCDを買い続ける予定)
待ちに待った公開初日!映画『木更津キャッツアイ』(3回目)を鑑賞
京都立命館大学の学園祭w-inds.ライブに参加(ついでに学生もチェック)
ライブ終わりで明日のオトコFES用にとったホテルに直行、即就寝
日曜日(11.16)
タッキー&翼のイベントに参加(この際どっちでもええから握手させろと暴れる予定)
仕事(・・・・。しかも生放送。大丈夫なのかな、自分)



1週間前から、自分の手帳を見てはニヤニヤしていたキモい私。
「クックック、この週末は可愛い子ちゃん達がミー(の財布の中の僅かなゼニ)を奪い合いで困っちゃう☆」←台詞にすると、気持ち的にこんな感じ。
写真にすると↓気持ち的にこんな感じ


まさにモテてモテて困る(MMK)の図っすよ!!←妄想内で
るら〜ん、早く明日にならないかな〜。な・ぜ・な・ら!「♪明日は特別スペシャルデ〜」。季節外れの『バレンタイン・キッス』を口ずさみながら宿屋に到着。
すると既に私以外の7人全員到着済みで。そうなの、NewSイベは今回8人で参加予定なの。もちろん、全員30前後の妙齢ガールばっかりよ(はぁと)。
まずはそこで、全員の恥をかぶり代表で16枚も予約して購入@ヨシダさんからNewSのCDがひとり2枚づつ配布される。
早々に封を切り握手券を取り出しCDをポイッ。握手券をサクッと財布にしまい、これでヨシ。あとは、簡単に明日着ていく服なんぞ諸々用意して、
入浴後すみやかに布団に入ってグーー・・・・、と寝息をたてたと同時ぐらいに「あーさーだーよー!」。どこから現れたかオジーの号令で起床。
時計を見ると3時半。えっ!早!!ってか遅!!深夜(notルナシーのドラム)やん!!「タクシーを4時15分に呼んでるから早く着替えて用意して〜」。
うう・・。つ、つらい・・・。何の罰ゲームじゃ・・・。全然寝てないし、よくよく考えたらアタシそんなにNewSを好きじゃないのに・・・。
私が好きなのは関ジャニ8のシブタニくんなんだよー。やっぱ行くの辞めよかなー。だってシブタニくんがいないNewSなんか全然興味ないしー。←やや嘘
「アホか!!そんなん言い出したらワタシらだって誰もNewSのファンちゃうわ!!(叱責)」
え、何それ・・・(ボー然)。そう、実は本日参加する8人全員、誰もNewSのファンじゃないというね。ほな行かんでええがな!!!!!!!!(呆)。
中には「私ら山下くん以外知らんけど、とりあえず来てみたわ!」なんてのが2人も。なんつーお調子者の集団か。
しかし言い訳させてもらうとだね、ワシらミーハー関西人ってナマで芸能人を見ることに飢えているのよ。普段生活しててお笑い芸人しか見ないもん。
だから何でもええから”キラキラ系”が来阪したら一応参加してしまう、これぞ「男大好き」の基本であり決して抗えない性なのじゃフォッフォッフォ〜〜!
言い訳終了、準備万端で外に出たら真っ暗。ひー!完全にまだ夜やんか!!まだこんな時間に外出するだなんて不良だわっ!!
まずタクシーで移動したのはZEPP大阪がある「コスモスクエア」の一駅前の「ワールドトレードセンター」。
「嵐たまアリ握手会の時は、禁止されてるにも関わらず並んでた徹夜組を後回しにして、始発組を優先し会場まで誘導したからな!せやし始発に乗らな。
しかし梅田から出る始発に乗ったら遅い!ここから乗る5時3分の始発が一番早く「コスモスクエア」に着くねん!」。全然好きじゃないわりには必死である。
毎度痛切に感じるね。このような気狂いピエロ共の無意味かつ膨大なエネルギーを地球のために役立てることは出来ないものかと。
しかし着いてビックリ。確か徹夜はダメだって言ってたはずなのに、徹夜組の少女たちがドドーーーン!!!!既に軽く500人ぐらいはおったな。
「チッ!なんやねん!徹夜して良かったんかい!!(激怒)」。ブーブー言いながら列に並びながら、辺りを見渡すと制服の少女達がわんさか。
さすが若いなぁ!この手の「CD1枚分料金だけで参加出来る安いイベント」って、最近ジャニーズではなかったからさ、
それがジャニから中高生のファンが離れていく大きな要因になっていたと思うんやけど、今日は久しぶりに「ジャニーズ」のもようしものに
本来の「ジャニーズファン」っぽい人たちがたくさん来てる気がするなぁ。




あ〜、ゴメン!つづく〜!!

     U
     U●
     U
     U
==========     
==
========
===========





===============





映画『着信アリ』(2003.11.13)

冬の角川ホラー第6弾!ふと気が付くと携帯に表示されている”着信アリ”のメッセージ。発信は不思議なことに自分の携帯電話。
メッセージを再生すると、明らかに自分自身の声が聞こえる。しかも、その声は救いようのない恐怖に彩られている。
そして、着信時刻は3日後。やがて、現実に死の瞬間が・・・。三池崇史監督、柴咲コウ、堤真一、吹石一恵ほか。


前にも書きましたがアタクシめ、ホラー映画を見てもあまり恐いと思えない損な体質なんでございます。
『リング』だの『らせん』だの、一連の角川ホラー(いつの間に恒例化!?)も数本見ましたけど、
もちろん邦画だけじゃなく洋画ホラーも全く恐くなくて、実は毎度見終わった後しょんぼり・・・。ホラー映画見たらちゃんと人並みに恐がりたいよ。
しかしコレは!!
ちょっとだけビビったっすわ(笑)。ホラーアイテムに「携帯電話」を使うのは以前見た韓国の映画『ボイス』と一緒やけど
あん時は「なんじゃ、その携帯は!?古!!」と、そっちの方が気になったしな。
日本の、しかも今時な分だけこっちの方がリアルっす。
この手の角川ホラー(連呼するのヤだな〜)がお好きな方なら存分に楽しんで恐がれるんじゃないかな。
ラスト数分がとてつもなく無駄でしたが、全体的に意外と脚本がしっかりしてたしホッホゥ〜と感心しました(何様だよ)。
この冬、女同士やカップルで「映画を見に行く感覚ではなくお化け屋敷に行く感覚で」見に行くのには丁度エエ感じかもね。
そら、ツッコみどころなんて一々言ってたらキリないぐらいわんさかあったけども、こんなん見といて言うのもヤボやん。
ま、オープニングで「企画・原作 秋元康」の文字を見た時には気持ち的に着信拒否でしたが、さすがっつーか、なんつーか。
いつまでもこういう所にガッチリからんでいくメガネデブ(notゴーイング)の逞しき商魂の方がよっぽど恐いっちゃぁ恐いんだけど。
それにしても、恐怖に慄き絶叫している顔の方が笑顔に見える柴咲コウより、最近あんまトックリ着てる姿を見ないから寂しい堤真一より、
お馴染みのスタイル@よれよれスーツにトレンチコート、グラサン&咥えタバコで登場した
またまた刑事役の石橋蓮司の方が全く刑事に見えなくてコワ〜〜〜ッ!!!
どうする?夜中にチャイムがなって覗き穴から見てみると石橋蓮司が立ってたら。想像するだけでコワ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
そんな蓮司が何の因果かこのところ刑事役ばっかし。
真面目に捜査してても「汚職刑事」に見えるなんて、さすがだ蓮司!オレンジ蓮司!・・・・・・・・ウギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!(絶叫)。




映画『陰陽師〈おんみょうじ〉2』、ライブ『Sound Schedule/Sound Schedule Live Tour456〜シェイキャバディ〜』(2003.11.12)

映画『陰陽師〈おんみょうじ〉2』
大ヒットした娯楽時代劇、2年ぶりの続編。鬼による猟奇殺人が続発する平安時代。安倍晴明は、右大臣の娘・日美子の
奇怪な行動と事件の関連性を探り始める。一方、どんな傷も治す術師、幻角が晴明に対抗して鬼退治に乗り出す。
ますます貫録も増して晴明を演じる野村萬斎が艶やかな舞いを披露。そして深田恭子が男勝りの姫を抜群の存在感で体現している。


”陰陽師”とか”安倍晴明”とか、名前はよく聞くけどイマイチ何なのかも分かっていなかったし、もちろん「1」も見てないし、
まぁでも「2」から見ても何となく分かるやろ〜と思って
市原隼人目当てで見に行きました。
アレですよ、ざっくり説明すると「陰陽師」って、いわゆる平安時代にいた偉いさん専属の魔法使いみたいなもんや。←ざっくりし過ぎだろ
そこに市原隼人が出てるっつってもどうせ誰かの弟役程度のショボ役だろと思いきや、これが結構オイシイ役で!
うほーー!!やっぱカワエエのーーーーーっ!!←市原見たら、いっつもコレばっか。
だって仕方ないっすよ、大スクリーンにアップでもまだまだ余裕で耐えうる神々しいまでに可愛らすぃお顔。ひー。子宮ねん転も辞さずだよ。
しかし『ヤンキー母校〜』第一話でちょっとはマシになったかのように思えたけど、この映画では再び絶好調な鼻づまりボイスで・・・。
「バデダバ〜〜ッ!(訳:あね様〜〜ッ!)」と相変わらず何を言っているんだかさっぱり&美少年ならではの傲慢な台詞まわしにうっとり。
ドルビーサウンドで聞いたら、こっちまで鼻がムズムズしてきたっすよ。
そして前から気になってたんやけど、この子って台詞を言い終わった後、「シーーッ」と息を吸って唇の両端を下げる妙なクセがあるな。
こりゃ良くねぇよ。あんまし美しくないからやめるように。(←と、美少年に直接注意を促す度胸がある人は伝えてください。ワシ無理〜)
コスプレを楽しむ分には良いかもしれんのだが、市原隼人にとって時代劇は・・・。特に下手に見えたし。ゆーたら、全シーン下手。
とりわけ琵琶を弾いている演技が下手。大根っぷりを究めようとしているのか、一本筋の通った下手っぷり。
でも、「本当はこんな映画になんか出るよりも地元で彼女と愛を語らいたかったろうに・・・」と思うと、
撮影現場に来てくださっただけでも有難いと思える不思議・・・・(笑)。
しゃーないな、諦めてくれ。市原くんよ、キミは他人の数億倍お顔が可愛く生まれてしまった人間の宿命ということで、
お願いだから当分の間は美容師にはならず、嫌々でも結構ですからその姿を俗世のメス豚(リーダーは俺様だっ☆)どもに堪能させてくれ!頼む!
と、市原ネタはさておき・・・肝心のストーリーですが・・・ふふふ・・・・ど、どうしようかな・・・・・・(微笑)。
まー、とにかく市原隼人、深田恭子、伊藤英明3人のシーンはちょっとでも気を抜くと「新春かくし芸」の出し物にしか見えなかったし、
剣がピカーと光ったり、ウニョニョーっともののけが出てきたり、人がビューンと飛ばされたり(ジャパニーズ・ワイヤーアクションのヘボっぷりは必見!)、
何から何までショボ過ぎてとんでもワールドを展開、見ようによっちゃ完全に「ネタ」でしかなかったので、
客としてのまず最初の仕事は「これはこういうもんなんだよ〜〜!!(念)」と、自分に言い聞かせることであった。じゃないと、大変だ(笑)。
ただ、失笑感たっぷりの全編をそれなりに見られるよう引っ張った萬斎はスゲェな。初めて陰陽師を演ってる姿を拝見したのですが、
こりゃ萬斎以外無理って感じだもんね。当り役ちゃいまっか。そしてこの人、声がいいなぁ〜!な〜んてセクシーな声なんざんしょ☆
妙な色気と毒気もあるし立ち振る舞いも美しいし品があって見惚れたわ。顔は微妙にブサいけど。松田龍平同様、”縁起のいい蛇系”やね。
そして見てる最中、雰囲気といい、もしや萬斎を好きな人って北村一輝も好き?!・・・とか、ちょっと思った。どことなくカブってるよね。
さてさて。色々お茶を濁してみたが、結論!タマらん人にはタマらん人気作品なのかもしれんけど、何でこんな映画が「2」まで作られたのか理解不能。
正直、こんなもんTVドラマでやってても見ねぇな(キッパリ)。


ライブ『Sound Schedule/Sound Schedule Live Tour456〜シェイキャバディ〜』




映画『この世の外へ/クラブ進駐軍』(2003.11.11)

戦争が終結し全ての価値観が一変、新しい文化が洪水のように溢れ出したこの時代に、かつて敵国だったアメリカ兵相手に
演奏する5人のジャズメン。戦争の狭間で音楽を武器に生き抜く彼らの青春、人間模様を描いた阪本順治監督作品。
出演は萩原聖人、オダギリジョー、松岡俊介、Mitch、村上淳ほか。

あのさ!ツマんないならツマんないでいいから、
ちったぁ萌えさせろっちゅーの!!!!!!(激怒)
オトコ5人も出しといて、このざま。信じられへんわ。オトコマエが出てりゃ話なんて何でもOKなワシが怒ってるねんで、そりゃよっぽどやっちゅーねん。
なんだったらワシにとって3度のメシより大好物@オダギオリジョーが出てるってのに・・・何じゃコリャーーー!!!!!
ジョー!!オマエはその程度の男じゃないだろ!?そりゃてっきりタイトルを聞いて、「ジョーが軍服を着る」と思い込んでいたワシが悪かったさ。
SPドラマ『さとうきび畑の唄』で壮絶に軍服が似合っていたジョー。べスト軍服ニスト殿堂入りオダギリジョー。
そんなジョーがスクリーンで・・・(悶々)←よからぬことをいっぱい想像してたワシが悪かった。
そりゃジョーは軍服を着ないわ、だってバンドマン役(しかもドラム!ウソ〜ん!ヘソのゴマすらドラムっぽくないのに!)なんだもん、当然だ。
しかーーし!!それにしてもだよ!!

ぴっちり7・3のキモい髪形にやたらテンション高くて調子良くて声がデカい、いわゆる『ビギナー』と同じキャラでガックシ。まじでか。
おまけにチャームポイント・口元のエロボクロも萎んでたし全体的に澱んでるイメージ。マジで、この映画のジョーは全然あかん。
今まで見たジョーの中で一番ダメかと。そういや今、柴咲コウと出てるCM最高やないか。それなのに何だよ!
しかもジョーだけ中途半端なラブロマンス(ただし本編において、最・不必要)があるんやけどさ、この女がまたブーーーーーーーーッッさいくで仰天!!
誰やコイツ!?ただでさえ出てる女が少ないのに
何でこんなブッさいくで華もカケラもない女を使うのだ!?電車賃やるから帰れ!!
気になりすぎて、エンドロールを凝視したら「前田亜季」。えーーーー!!いつの間にこんなダメ子ちゃんに!?
『バトロワ1』の頃、劇的に可愛かったのにどうしちゃったのよ・・・。と、こんな感じで色んな俳優女優がショボく見えた。う〜ん、これぞ監督の手腕か。
村上淳や松岡俊介も相変わらずで。”おしゃれ”という隠れ蓑のせいで、実際この人達の演技が巧いかどうかワシャ分からんのだが、
てめーら『メンズノンノ』で気取って表紙飾ってる暇あったら、もーちょっと何とかせぇよ!!・・・いかん、全員に腹立ってきた。
っちゅーかそもそも主役が萩原聖人ってどうよ!?今、平成何年よ!?『若者のすべて』じゃないんだから。
弱いわ〜。2003年の今、「ジャズにかける青春群像劇」の主役を張らせるのに萩原聖人じゃ明らかに弱い。
むくんでたのか太ったんか知らんけど顔丸かったし。「ハギー」とか呼んじゃってたかつての自分にお仕置きだよ!
久しぶりに、始まって15分で帰りたくなったわ。終戦直後を中々上手に表現してたセット以外、何かええとこあったっけな。
ご年配の方だったら当時のジャズがふんだんに聞けるってのが・・・。え、わざわざ映画館まで行かんでもジャズなら家で聞くってか。ですよね〜。・・・。
大体、ストーリーがヘボいんだよな〜。まず、メインの男5人ってのが多かったんじゃないっすかね。
それぞれのエピソードを詰め込みすぎて裏目に出たっつーか。その割にはどいつもこいつもキャラが薄っぺらいので誰に対しても何の感情も湧かず。
しかもそのエピソードのチョイスも間違ってたし。「え、何でそんな重要なことを会話の中でサラッと入れてハイ終わり!にしちゃうの?」みたいな。
主役・萩原聖人とアメリカ軍人との友情も取ってつけたようで、しかも所々に挟み込まれる小ネタにも閉口。
「終戦直後」「アメリカ人と日本人」「音楽にかける青春」etc・・・。物語を作るならやりようは色々あると思うのに。泣かせようにも笑わせようにも色々。
この時代はネタの宝庫というか。なのに何でこんなことになっちゃったんだろうか。
まぁ大方、「男同士の友情&反戦」がテーマだったんだろうけど、全くワシには響かなかった。
それどころじゃないぐらい空調が全身に響いて響いて・・・色んな意味でむちゃくちゃ寒かった!!(涙)。




映画『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』(2003.11.9)

『マイ・レフトフット』『父の祈りを』の名匠ジム・シェリダン監督最新作。息子の死という過去を克服できず苦しんでいる父と母の
閉ざされた心の扉を、幼い姉妹の純粋な思いがひとつずつ開いていく奇跡と再生の物語。
実の姉妹であるサラ&エマ・ボルジャーの演技が胸を打つ。

いわゆる心温まるイイ話。家族再生モノっちゅーんですか。
また、こりゃあざといぐらい子供が健気でねぇ〜。しかも本当の姉妹だっていうじゃないのさ、泣けるわぁ。泣かなかったけど。
せやけど、ここまで貧乏づくしやのに獣のようにセックスして子供作ってた両親を微笑ましく見守ることは出来なかった。
なんやねん、アンタら。イイ話なんだけどソコが気になって気になって・・・。いや、でもイイ話なんだよ〜。凄くイイ話なんだよ〜。とっても。でもさ・・・(略)。




映画『ドッペルゲンガー』(2003.11.8)

『CURE』から『回路』まで組んでいる黒沢清監督と役所広司による驚愕必至の超異色作。見たら死ぬと言われる
“もうひとりの自分”に出会ったことから、人生を一変させられる悩めるエリート研究者の姿をスラップスティック的な暴走テンポで描き出す。
画面分割やズームアップなど、従来の黒沢映画にはなかった新機軸が軽やかな戦慄を呼ぶ好編だ。



映画『ハリウッド的殺人事件』(2003.11.7)

ハリウッドのトップスターとして君臨するハリソン・フォードと、「パール・ハーバー」「ブラックホーク・ダウン」のジョシュ・ハートネットが
ハリウッド殺人課の刑事として最強のタッグを組んだ、話題のアクション・エンターテイメント。

えぇと、アメリカンジョーク的な。なんだ、あのホレ、アメリカのコメディー映画でどっちゃり出てくる小ネタ満載で場内はわりと受けてました。私以外。
実は俳優になりたい若手刑事と、不動産屋のバイトしてる中年刑事の凸凹コンビがお送りする
ハリウッドを舞台にしたコメディータッチの・・・。
この手のがお好きな方はどうぞ。観光映画としても良く出来てます。
っちゅーかさ、最近富に思うんだけどさ。ワシも見る前から「あ、こんなん苦手そう」とか分かってたわけやん?んで行って「やっぱり・・・(ため息)」。
なら、はなっから行くなというね・・・。何でもかんでも見に行くのもどうかと。
けど選り好みするほど映画に詳しくも無いのも事実で。
ああ、映画ってホントに難しい。何本見ても。TVドラマほど「DNAに組み込まれてるんだわ、それぐらい大好き!」って錯覚するほどにはならないもん。
今の段階ではまだまだ私にとって映画を見ることは趣味じゃない。クセだ。・・・・うはっ、「クセは映画鑑賞です!」って。何だかスゲェな(笑)。




映画『アイデン&ティティ』(2003.11.6)

これが初監督作品となる田口トモロヲが空前のバンドブームを舞台に、あるバンドの成長と挫折を時に可笑しく、
時に切なく描く青春映画。みうらじゅん原作コミック、脚本は宮藤官九郎。元GOINGSTEADYのVo.峯田和伸主演。

ピンポイントを的確に狙い撃つ映画。今年見た映画の中でもベスト3に入るわ。きっと誰もここまで評価しないだろうけど。
「何がエエんかサッパリわからんかったわ!」「確かに悪くはないかもしれんけどさー、1番ではないよね」。大体こんな感想ちゃうかな。
でもワタシは違うのだ。なぜならこの映画の登場人物たちと同じように、1970年生まれのワシは高校3年〜大学時代に訪れたバンドブームに
乗っかりまくって熱い日々を過ごしていたからである!バイト&バンド&ライブ!イヤっちゅーぐらい時代や登場人物に自分を重ねて見られて
なつかつ主人公がヤサぐれてる時の台詞やデュランの歌詞が沁みるったらありゃしない!
”ロックンローラーのコンプレックス”のクダリなんてタマらんぜぇ。もー、青くて青くて大変なんだけど。青くて悪いかコノ野郎!←逆切れ
主人公の中島は悩むのだ。オレのアイデンティティって。「好きだからやってるのか、売れるためにやってるのか」。・・・・ふふふ。
大槻ケンヂの『リンダリンダラバーソウル』にも当時のことが色々書かれてあったけども、「青春時代」を振り返るなら、
自分にとってそれはバンドブームの頃になるのかなぁ(ま、未だにアタシャ年がら年中終わらない青春がテーマなんスけどね)。
当時、東京でしか放送されていなかった「イカ天」なるものが見たくて見たくて!「青春18きっぷ」で鈍行乗り継ぎ友達と東京に行きました。
新宿ロフトに行って下北沢の屋根裏に行ってエジソンレコードとか行って。当時のバイブル『宝島』の「下北沢、ここで遊べ!」っつー特集を
縮小コピーして、田舎者だとバレたくないから、たまに路地に入ってコソッと地図をカンニングしながら古着屋巡って買物して。
もちろんこの頃は「ヒステリックグラマーロンT命」っすよ!(笑)。バーゲンの日は早朝から並んで買ってたもんね。
ンでステッカーがべたべた貼ってある大中で買ったトランクみたいな形したカバンを持って、破れたGパンに、
カラフルな縞々の長靴下を履いて、ホコ天を見に行ったついでに竹下通りの丸玉商店で買ったラバーソウルを履いてました。
なんだろう、もうあの頃の自分を思い出すとアイタタ過ぎて、思い出話を語るにしても恥とか感じないもんね。逆に誇らしいぐらいだよ!(笑)。
そういや当時よく一緒にライブに行ってた友達が漫画家になったんよね。「海野つなみ」っていうペンネームやってんけど。
今どうしてんのかなー。まだ漫画家なんだろうか。誰か知ってる人おりますかね。もしや本人コレ読んだら連絡ちょーだいや!>私信
主人公の中島をとりまくような、「ロックが好きなのか、バンドブームが好きなのか」よく分からん状態のアホワンフーだったワタシは、
数々のバンドが売れていくお手伝い(ライブに足を運び、グッズを買い云々)をしながらも、自分では気付かない間に、
数々のバンドを潰す”お手伝い”もしてたんだろう。チヤホヤチヤホヤ。ワーキャー騒ぎ立ててくれるワンフー。そりゃ自分を見失うっての。
こんな感じで自分自身が「バンドブームってあったよね〜」って傍観者だったんじゃなく、「バンドブームを支えた屋台骨の一部」だったし、
この映画は余計に何から何までタマらんかった。しょっぱな主人公の中島が自分の家(高円寺!ですよね!)に帰ってくるとこからええねん。
入り口に「WOODSTOCK」のビニール袋が引っ掛けてあるねん。「ROUGH TRADE」のビニール袋を持って風呂屋に行ったりとかな。
こういうちょっとしたところからグゥ。せやけど「当時の客はこんな服装じゃなかったよ!」とか「ポゴダンスが流行ってたしノリ方も違うよ!」とか
「当時こんなタバコはなかったよ!」とか、そういうところを鮮明に覚えていただけに逆に異様に気になったりして。
ちなみに脚本は宮藤官九郎なんだけど、期待していたような小ネタの応酬みたいなモンはほとんどなかったです。
言われなきゃこの映画の脚本がクドカンだなんて気がつかないよ。原作も読んでないからかもしれんけどクドカンカラーは押さえ気味。
せやけど『ピンポン』の時も思ったけど、この人って原作ものを本に起こして2時間分にまとめるのが上手やん。
そういう意味ではエエ仕事してはるんちゃうかな。他にも製作者だけでなく出演者もサブカル臭ツ〜ンで鼻がモゲそうだったりしますが、
これが意外と淡々と、予想を大きく上回ることもなく(笑)。「ワケわかんねオナニー映画とってんじゃねー!」っていう系ではなかったっすね。
同じように「時代」と「バンド」と「ロック」を綴った映画『ロッカーズ』より、私からするとコッチの方が1万倍リアル。
出演者もエがった〜。んっとに魅力的なキャラだわ中村獅童、ピーズのアビさんのようなベーシスト役だった大森南朋、
そしてジョビジョバのマギー、この役のモデルは誰なんだろうか(笑)コタニキンヤ、平岩紙、岸部四郎、あき竹城、夏木ゆたか、大杉漣など。
ちょこっと浅野忠信と村上淳も出てるらしい。せやけどワシ気がつかなかったアララ。
なかでも最大の拾い物は主役:中島役をやった青年。元GOINGSTEADYのボーカルだった峯田和伸!コイツがむーーちゃエエ!最高!!
よくぞこんなん探してきたわ!初めて演技したらしいけど、良すぎやんか。ゴイステ時代の峯田くんってあんま知らんねんけども、
今やってる「銀杏BOYS」のライブに行きたくなったし。この子、ええな〜〜。きっとこんな役以外は出来んのやろうけど(笑)、
微妙なタレ目の角度は天才的やし、なんといってもクチビルの形が美しい。ツヤといい形といい、バンドやらせとくには惜しいぐらいの
美しいクチビルは必見!!・・・とか色々書きながら、ワタシも未だに悩むのだ。私のアイデンティティって。
「好きだからやってるのか、売れるためにやってるのか」。おろろ、中島が他人には思えないっすよ(笑)。
DVD買って何回も見たいような映画でもないし、誰かにオススメするには恥ずかしいし、とてもじゃないけど青くてオススメできないし。
でもでも、私はとっても好きな映画。見てる最中に胸がズキズキしたよー。あの頃の一部を切り取って見せられたら無条件に、ねぇ。




ライブ『ASIAN KUNG-FU GENERATION/ストレイテナー NANA-IRO ELECTRIC TOUR』(2003.11.5)

最近『JAPAN』とか音楽誌を買っても帰りの電車の中でパラッと申し訳なさ程度にめくるぐらいで、
別に必要ないっちゃぁ必要ないんだけど買わなきゃ何となく焦るっつーか。それにマァ、買ったら自動的に
自分が今時のジャパンロックにオンしちゃってるぜイェイ♪と錯覚できて安心だし一応買っておこ〜っと、という
よく分からない呪縛?己が仕掛けた罠?から逃れられずに邦楽シーンの云々(新バンドのメジャーデビューとか解散とか
リリースラッシュとかそれに関する情報とか)に、もがき苦しんでいるみたいだなアタシってば何故?な今日この頃。
「好きだから」という気持ち以上に、「今のミュージックシーンに着いていかなきゃ!」という必死さが先行する。
決して興味が無くなったんじゃない。実際自分が格別好きなアーティストのインタビューは熟読するし。
ただ、ほくそ笑むために新しく好みのバンドを発掘する作業がダルいっちゅーかさぁ・・・。
アッシにはネット上で音源をDLしたりPCでCDをコピーする技術もなけりゃ、CDレンタルの会員証も持ってないし、
FMを聴く機会もあんまし無いし。その気になって重い腰をあげりゃ出来ることだらけなんだろうけど・・・正直、面倒臭い。
だからと言って、試しでCDを買ってみるほどの金に余裕もないし学校ないし家庭もないし暇じゃないしカーテンもないし
花を入れる花瓶も(略)。傲慢かもしれんけど、”この子とは好きなバンドが結構カブるわ!”という友達が、
「このバンドむっちゃエエで!ほら、CDを貸してあげるから聴いてみて!」ってなぐらいむっちゃ熱心にオススメしてくれんと
中々食指が動かないという・・・マジやべ〜。とめどなくヲバ化進行中。ほんま最近何から何まで面倒臭いんや。
ライブのチケットを取るのも面倒臭いもん。あ〜。今これを読んでいるハタチ前後の少年少女(いるんか?)に告ぐ。
ワシもキミらぐらいの年の頃(ナゴムギャルの末裔でした)は、そりゃぁ何事にも右往左往したもんさ。
せやけど、今はもう動かない〜おじい〜さんの〜時計〜♪←これが今現在33歳のワシの姿じゃ。
ジャニの方が楽なんよ、FCから振込用紙を送りつけられたら条件反射で金をかき集めて振り込んだらエエだけやし。
せやけどバンドはなぁ・・・。「ぴあ」とかカラむと辛いわ。電話とか最悪。あんなもん今まで一回も繋がったことないって。
そんなシミったれた前置きはどーでもええ。ほな書くなってか。せやな、えっと何が言いたかったかっちゅーと、
こんなダレダレでヨレヨレのミーの胸倉を掴む友達から「このバンドめっちゃエエでー!!!」と大プッシュされたバンド、
それがASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)なのである。「アジカンの『君という花』っていう曲が特にイイから!」。
おわーーーっ、むっちゃくちゃエエがな!!あぁ、これこれ。こういうボーカルでこういうギターで、こういう曲で。
そして「うわ、このバンドめちゃエエやんか!」って思う時の、この感じ。曲を聴いてる最中ワクワクする感じ。
聴いているうちにソワソワする感じ。こういうのって随分と長い間味わってなかったなあ。
そうやんか、この感覚が好きだから色んなバンドの色んな曲を聴くのが好きやったんやんか。忘れてたー。
「みんなーーー!!アジカンって、むっちゃくちゃエエっすよーーーーーー!!!!」。
・・・と、ワシがオススメするまでもなく色んなところでパワープッシュやし流れまくりやし押されまくりの模様・・・(恥)。
また乗り遅れた追いつかな!ってなワケで本日ライブに初参加してまいりました☆←前置き長ぇよ!
会場に着いた時には既にストレイテナーは終わっており、セットチェンジ中で。わー。クアトロ久しぶりじゃー。
こないだ来たのは確か『CUTiE summer fes 2003』だったはず。そして今日のイベントは冠付き。「supported by smart」。
ほほぅ、『smart』ってか。そう考えると中々興味深いぞな。だって、同じ宝島社から出てるトンガリキッズ御用達ファッション雑誌の
女の子版が押してるのがSound Schedule(このチョイス分かりやすい!)で、男の子版が押してるのがアジカンってことやろ。
音もビジュアルも対照的なのかもね。ってことは見た目がブランキーみたいな感じとか!?シビ〜みたいな。”男が憧れる男”みたいな。
その割には今日の客って若いことは若いねんけど、男の子は皆雰囲気が似てるなあ。ファッションが画一化されとるからかな。
全然『smart』系の王道じゃないねん。「Tシャツ+Gパン+スニーカー(革)+メガネ」←これが今のロック兄ちゃんたちのトレンドみたいや。
やたらメガネ率が高い。しかもフチが太目の。そう、全体的に”くるり岸田率”が異常に高い気が!
どいつもこいつもシゲルやねん!うっそー。最近可愛いメガネ多いしコンタクトよかむしろメガネみたいな風潮やけど
それにしても”撫で肩メガネ君”の多いことよ。ま、最近”メガネ”とか”ヒゲ”とか、ちょっとしたオプションに弱いワタクシでございますので
全然アリっちゃぁアリなんスけども、もしやアジカンもこんな感じなんやろか。うん、実はワシャまだアジカン君らを見たことないんや。
どんなんやろか。この音やったら多少ルックスがアレでも全然ええって。嗚呼、新しい恋の予感にドキムネ♪
おおお、出てきたで!あれがボーカルかー!はよ明るくならないかなー。誰系?クチビルがぶ厚くて奥ブタエやったら即OKじゃ!
こんな感じで年甲斐も無くトキメキまくっているワタシに全く構うことは無く(当然だ)、アジカンのライブはスタートした。
そして私は・・・・ただ、固まった。ただただ、歌っているボーカルのゴッチ氏を見つめた。・・・・・・・・・・チ、チビ・・・・(ガーン)。
ルックスは普通、否、なんだったら普通よりもちょっと・・・。そして髪型は微妙なオカッパ。なのに身長が160センチあるかないか。
ギターをかき鳴らし腹から搾り出すような声で唄うゴッチ。おし、響くなあ。ライブはむちゃくちゃイイ。初めて聴いた曲も良かった。
しかし・・・ダメなんだ!悪いのは私!ダメなのよ許してくれ!どう頑張って見ても、「しゃかりきなチビ」にしか見えねぇーーーー!!(号泣)。
気が付いたら、「いや、近くで見たら実はイイ感じかも!」と必死で自分に言い聞かせながらどんどん前の方に行き
曲そっちのけで舐めるように男チェックをしていた私。せやなァ、こん中やったらギターが一番ええわ。って違う違う、そんなんじゃないねん。
バンドってな、ロックってな、顔じゃないねん。そうや、その通りやねん。
ロックやるのに、顔とか服とか背とか関係ないねん。・・・・でもさ!
頭では分かってるねんけど、心が納得せんのじゃー!
まさか・・・まさか、こんな漫才コンビのボケによくおりがちなタイプとは・・・。「飛石連休」のボケに似てるよね。あと「ババリア」とか。
ん?こ、この感じ、そう、この感じ・・・知ってるわ。デジャブかと思ったけど違うね。ゴーイングアンダーグランドを初めて見た時と一緒や!!
「ゴーイングの『グラフティー』ってエエ曲やわ・・・。って、メガネデブが唄ってんのかーーーーーーい!!!!!(死)」。
ツッコみながら転倒したあの夜と非常に良く似た衝撃を噛み締めながら、呆然とライブを眺めていた33歳の体には
やはりオールスタンディングはキツく、終わる頃には足がパンパンでフラフラであった。そしてムクんだ足をさすりながら誓った。
「今度アジカンを見るなら、ライブハウスで行われるワンマンよりも、広大な野外で行われるフェスにしよう!」と・・・。