2004年6月の日記





映画『4人の食卓』(2004.6.29)

『猟奇的な彼女』の主演女優チョン・ジヒョンの最新主演作。アジアで大ヒットした前作のイメージを嫌い彼女が選んだのは
トラウマを抱える若いミステリアスな女性。見かけや音響に頼った恐さではなく人々の深層心理をうまく使って後からボディブローのように
じわじわと恐怖が効いてくる新感覚ホラー。事実が明るみになるにつれ謎が生まれていく計算し尽くされた構成も新鮮。


USJでジュラシックパークに乗ってワクワクさぁまだかまだかウワワどんどんコースターは上に昇っていくぞぉ〜さぁて落ちるか落ちるか?
あっ、恐竜の顔が見えたヨッシャ来るぞぉ〜〜!・・・と思ったらそこが終着駅「落ちへんのかーい!!コケッ!!」というような映画でした。
前振りは完璧で、「いかにもコワそう」なのに所々差し込まれる恐怖映像が全部予告で既に見たものだし。そのうえワケわからんし。
なんだったんでしょうか、一体。誰かと話合いながら一緒に謎を解決したい!じゃないとスッキリせん!かと言って、もう1回見るのはダルい!
怖げな雰囲気作りに全力投球は結構ですが、そないに雰囲気だけでゴンゴン押されても肝心な部分が分からんし面白くないどころか怖くもなかった。
・・・って、これが心理ホラーってやつの醍醐味なんスかね?コピーにある「見る人の数だけ謎が生まれる」ってそりゃそうやろ。
この”意味の分からなさ”も怖いってか?いや〜ん、そんなんええねん。”ご想像にお任せしますウフフ”が多すぎなんじゃ。
モヤモヤしたし、見てる最中タルいシーンもあったりなんかしてごっつ早送りしたくなったわ。
見る前は「こんな映画を夜に見たせいで家に帰るのが怖くなっちゃったらどうしよう?」と少し不安だったのですが全然。
今日もひとりで楽しく某発泡酒(私だけは特別に教えてもらえたのよウフ☆と思いながら・死)を呑んでゴキゲンです。おっほほ♪
ちなみにチョン・ジヒョンはまたえらい思い切った作品を次回作として選びはったんやね。向こうの人ってそうよね。
1個のイメージに縛られることを嫌うし、1作当たりゃ即”脱アイドル”したいみたいやな。うぅ〜ん、”アイドル”は、やれる内が華やと思うけど。
こんな役って別に今のチョン・ジヒョンがやらんでもええんちゃうん。そして主演の男。これまた・・・実に微妙なルックスで。
「あっ、私前にこの人とコンパしたことあるわ!」風な。韓国スターにデジャーーブッ!そういう意味では怖かったけども(笑)。
ンでも私の知る限り、韓国の俳優って主演クラスは「ごっつ男前」か「ブサ」しかいないような。間はおらんのかい、間は!




韓国ドラマ『秋の童話』(2004.6.28)

長かった・・・グッタリ。毎日ちょこっとづつ見続けて、ようやく先ほど見終えました、『秋の童話』全18話。
これは韓国ドラマの中で『冬のソナタ』『夏の香り』などと並んで”四季シリーズ”と言われてるものの第一弾だそうで、
何で今更見たかっつーと、愛しのウォンビンビンが出ているからであーる。・・・いつまでもつのかこのマイブームは(笑)。
しかし泣けると聞いていたわりには全く泣けなかった。だってさぁ、恋の炎に身を焦がす主役の男女のキャラが、
『冬のソナタ』と比べると(やっぱどうしても比べてしまう)さほど魅力的じゃないし、そして極め付け、ブサかったからかと。
信じらんねー、特になんだ?あの主役の男は。元木大介やんけ。そして元木の恋敵で主人公の女にフラれちゃうのがウォンビン。
はぁ?フラれるだぁ?元木大介に負ける安藤政信。ありえねーーーーーーーーーー!!!!!(アングリ)。
しかもウォンビンの役は”プロゴルファーかつ豪華ホテルの理事で、そのホテルのスイートに住んでる超金持ち”っすよ?!
小学生が一生懸命考えた”金持ち”を体現したようなキャラ設定やねんで!?最高じゃないですか!(笑)。
そのうえ女が自分に気がないのを分かってるのに、「もう結婚してくれなんて言わない、オレを愛してくれなんて言わない、
病気が治ったら身を引くから・・」と涙ながらに、そうまでして主人公の女を治療に専念させようと説得するごっつエエ奴(っていうかぁ〜、
入院費もウォンビン持ちっぽいしエエ奴というよりも女からしたらただ単に都合のエエ奴)やねんで?最高じゃないですか!
それが何故に元木に負けるのか。グリーンでパターの練習中、穴に入ったボールを拾ってくれと女に言うウォンビン。
女が穴に手をツッコむと、「あら?」。なんとボールの下にネックレスが・・・!ひーーー、なんつぅ憎い演出だよコノ野郎!!(爆笑)。
なのに何故に元木に負けるのか。女は大神いずみか。
それだけじゃなく1話始まって1分もせんうちに「あ!り!え!ね!え!」の突風が吹きまくり、全18話ずいぶんと笑わせてもらいましたよ。
実は今TVでやってるのを見たら『冬のソナタ』も「アッシってば、なんでここで泣いたんだ?」と・・・たまに我に返る今日この頃。
だって、「おーーい、ちょっと待て!!!」と登場人物の胸倉掴んで問いただしたいシーンが山盛りの爆笑(泣きながらも)ドラマやんか。
韓国のドラマって、感動モードよりもツッコみモードで見る方が性に合ってるわ。この『秋の童話』はツッコみまくりという意味で楽しかったしね!
ウォンビンが女に対する熱い恋心を抑えきれず、スポーツジムで筋トレして汗を流すシーンとかめっさ笑ったもん。中2男子か(笑)。
しかし監督が同じとはいえ音楽の使い方からストーリー展開から画面の構図まで何から何まで『冬ソナ』とほとんど一緒やな。
もしや韓国のドラマって全部そうなんやろか?例えばですよ、
・なんやゆーたら交通事故
・突然襲い掛かる難病
・親兄弟が恋愛に口を挟みまくり
・あの手この手で主役の男女の恋を邪魔する恋敵は、意地悪キャラ&姑息(自殺未遂したり病気で倒れたり)キャラ
・主役の2人を陰から暖かく見守る年長の気のいい男女がいる
・くっつく前の男女が都会から離れた場所に行くと必ずハプニングが起こり宿泊するハメになる
・そして帰ってこない彼らを待ちながらヤキモキする恋敵な脇役達
・くっつく前の男女が偶然すれ違う時はスローモーションで
・しかしどんなに愛し合っていてもAは10話以降までおあづけ、そしてB、C以上はナシ
・性交渉よりも、「いかにあなたのことを愛しているか」を色んなもんに例えたりして長台詞で延々と
・それを語る方も聞く方も、あまり鼻水を垂らさずしてボロンボロン大粒の涙を流す
・主役は「余計なことを言う」なのに「大事なことは言わない」キャラ
・何気に、やることなすこと結構うかつキャラ
・元凶は”誤解”というパターン多し
・なのに「ホントなの?」なんて、自分の誤解かどうか確かめもせずに全員一方的にえらい剣幕で相手に詰め寄る
・都合が悪くなると誰かが海外(絶対にアメリカ)へ行こうとする
・「約束して」「約束ですよ」「約束したじゃない」と”約束”大好き
・一々呼び出して「お願いがあるの」「お願いだから」「お願いできる?」と誰彼かまわずモノを頼みまくり
・しかもそれが別にたいした頼みごとじゃなかったりする
・内緒話をしている最中は必ず誰かが立ち聞き
・全員、歯がキモいぐらい真っ白
・ストーリーが10年以上の長いスパンで展開
・そこに、使い方が上手くて印象的な小道具と美しい想い出の数々が回想シーンとして挟み込まれる
・スタジオ撮りでは「なぜ撮り直さない?」と気になるぐらい画面中ブンブン虫が飛んでいたりマイクが映りこんでいたりする
・なのにロケの場合、風景は丹精こめて綺麗に何カットでも撮る

うーん他にもいっぱいありそうだけど、だいたいこんな感じ。
私よりちょい上の人に言わせりゃ”赤いシリーズ(百恵ちゃん←馴れ馴れしい)”に似ているから面白いらしい。
私からすると”大映ドラマシリーズ”だけど。「紙のピアノじゃ指が沈まない」ですよ!「この薄汚ねぇシンデレラ」ですよ!
でもこんなノリを今日本のドラマでやられると(まさに『仔犬のワルツ』)退いちゃうねんよな〜。だって、いかにもでしょ?
「ほ〜らツッコみ処がいっぱいでしょウヒヒ♪」という制作者側の薄ら笑みが画面から透けて見えるようで萎え〜。せやし途中で見るの止めてもた。
確かれいこさんが書いてはったんやと思うけど、作り手がわざと狙うんじゃなくて、『愛するために愛されたい』みたいにさ、
「真剣に作った結果、電波でした」みたいな方が、見てるこっちからしたら断然面白いんよな。
いや別に韓国のドラマは”電波”じゃないけども(笑)、いわゆる”真剣に作ったらこんなにもツッコまれるハメに!”みたいな。
うんうん、こういう「ナナメ目線で大爆笑」ドラマってのはやはり楽しいし好きやわ。これからも韓国ドラマをウォッチし続ける予定でございます〜。

せやけどもっと好きなのは、ひねた目線で見るんじゃなく正面きって見られるような、作り手にヤル気と誠意と愛情が感じられるドラマなんやけどな。
そういうドラマは絶対に途中で早送りしたりしないし真剣に見るから疲れたりするんやけど、でも大好き。大好き。大好き。連発するぐらい大好き。
今でこそ「とりあえず初回は全部録って見てぇ〜、あっ!初回を見る限り、あのドラマは糞だね!」みたいなさぁ、
貴様はドラマ界における何様だ!?っつー態度でイチビったこと言うたりしてますけど、そりゃもう昔は今とは比べモンにならんぐらい、
アテクシTVドラマに本気チャンだったのよ。高校を卒業するまでTVは1週間に5時間までと決められてたしTV雑誌を片手に選びに選び抜いて
「これ!」ってのを週に3本ほど見ていただけのものごっつ抑圧されたTVドラマライフだったからか、それ以降は「見たいだけ見られる」ってのが
嬉しくて仕方なかったのかもしれんけど、とにかく本気チャンでしたよ。今とは比べモンにならんぐらい背筋を伸ばして必死で見てたわ。
そらそん時のシルエットは侍そのものだったことでしょう。なのでTVドラマに本気チャン全盛期のハタチ過ぎた頃にやってたドラマ、
『親愛なる者へ』や『素晴らしきかな人生』、『この愛に生きて』、『恋人よ』あたりは特に面白かったし非常に鮮明に記憶に残っております。
これらのドラマを見て、「へぇ〜、大人ってこうかぁ〜」なんてボンヤリ思ったり。もちろんそれ以外にも『青い鳥』も『リミット』も『水曜日の情事』も
『眠れぬ夜を抱いて』も面白かった。うん、このあたりは確か1話も欠かさずに見たんじゃないかな。
面白かったんですよ最終回以外は、ってのもあったけどな。でも、ちゃんとしたTVドラマだったのよ。全部ちゃんとしたTVドラマだったので、
無条件で「続けて見る」という選択肢に入れられて安心して見られるっていうね。まぁ何をもって”ちゃんとした”っていうか書くと
また長くなりそうなので別の機会にしとうございますが、ホントこの人が書く脚本のはちゃんとしたTVドラマが多かったので好きでした。
なのでTVドラマに本気チャンだった私としては、野沢尚さんが亡くなられたのはとても残念で悲しいです。うう。心よりお悔やみ申し上げます。




映画『ピンチランナー』(2004.6.27)

「最後のマラソンシーンで、エキストラとして応援してる僕が映ってるから見て!」。
先日合コンしたモーヲタくんに借りて今更見ました、モーニング娘。主演『ピンチランナー』。
映画は映画館でしか(堪え性がないし)見ないので、家で映画のDVDを見られるかどうかチト不安だったのですがチャレンジ。
DVDを入れてスタートボタンをポチッ。たちまち室内に充満するダメムービー臭に窒息しそうになりながらもなんとか鑑賞スタート。
おっ、オープニングは思ってたほどダメっぽくないぞ!?どうやらなっちは陸上部の模様。一生懸命海岸沿いを走ってます。可愛いなぁ。
すると!!!!海からウェットスーツを着てサーフボードを抱えた押尾学が登場!わはーーーはははは!!!!!!
柳楽くんに入れあげ出してから第二次押尾ブームが到来中のワシにとって激ツボ。出てるだけで笑いが止まりません。
って待てよ!?そうか、そうか!この映画かぁ・・・(ムフフ)。「じき雨が降るぜ、海に入ってたら分かるの!」と押尾。う、うさんくせぇ〜・・・。
すると走っているなっちを発見し、見とれる押尾。「あの娘と一晩中プレステしてぇなぁ〜」。副音声で心の声が聞こえてくるよう。
したら押尾が言った通り大雨が。雷もガンガンなってますよアラ大変。押尾の言うことは全て正しいです。
なっちはマラソンの練習を終えて学校のグランドの端にある陸上部の部室に帰ります。
すると、なーーんと!偶然にも、陸上部の部室に雷が落ちてたちまち大火事に!!!えぇっ?!!・・・まぁまぁ我慢我慢。
えらいこっちゃですよ、モー娘。の他メンバーも押尾も焦っています。でも画面から一切緊迫感が伝わってこないんですが大丈夫なんでしょうか。
「なっちを助けてあげてぇ〜!」と頼むメンバー。「よし!」と懐からカッターナイフを取り出し網を切って校内に侵入する押尾。
明らかに不審者なので通報したくてたまらない気持ちを抑え見ていると、部室に向かってノッシノッシとゆっくり歩いていく押尾。
大火事だっつーの!走れよ!ホント、こんな時にまで堂々としてやがるぜ。押尾のこういうところに柳楽くんは憧れているのね〜。
そして無事なっちを救う押尾。・・・へぇ〜、良かった良かった。カーーーッ、ペ。おっと失礼。痰が。
とか言うてたらシーン変わって、見事なエキストラづらの男子高校生のチャリに2ケツして登校するごっちん。うぅ〜ん、可愛いわぁ。
そして微笑みながら「ゲットォ〜☆」と商店街でバナナを万引きするごっちん。えぇっ?!・・・まぁまぁ我慢我慢。
校門に到着すると教師役の光浦靖子が走ってきました。「こらー!男と一緒に登校するとはプンプンーー!」。
「やっべぇ〜☆」とバナナの皮を投げるごっちん。見事、光浦靖子の頭にバナナの皮が乗っかって、
それを見ていたモー娘。含む女子高生の集団全員が「あははは」とハラがよじれんばかりの大爆笑。いやぁ〜、楽しそうで良かった良かった・・・って、
ゴメン、これ以上ムリっす!!!!!!!(号泣)
20分弱は見たから許してくれ!っつーかよ。え!これ大丈夫?『おニャン子ザムービー危機一髪』の頃のアイドル映画じゃないですよね?!
なんでしょうか、私は今何時代にいるんでしょうか。平成臭がゼロなんスけどOKなんでしょうか。同じアイドルヲタとして言わせてもらうと、
今ジャニ映画は『ピカ☆ンチ』とか『ハードラックヒーロー』とか『COSMICRESCUE』とか、金にモノ言わせて優秀なクリエーターを引っ張ってきまくりで
アイドル映画と言えどもかなりのクオリティーを誇っているわけですが。ま、全国公開じゃないけども。
同じ”マラソン”をテーマにしたジャニ映画と言えば、シブがき隊『ヘッドフォン・ララバイ』が有名ですが(どこでだ?)、
その頃と時を同じくしてへんか?これって。ゴメンなぁ〜、エキストラとして映っているキミを発見したかったけどもワシには無理でしたよ。
「そういう映画じゃないから!」って言うかもしれんけど、顔だけが見られるんじゃなくて作品の質まで問うのが女のヲタ。だってケチなんだもん。
どうせならハンサム面を大スクリーンで堪能したうえでストーリーも楽しくないとねぇ。色々見てるから目が肥えてるし今更クソにうっとりするのは無理。
これはワシだけっすかね。ジャニヲタって、というか女のヲタって絶対に男のヲタに比べるとワガママだし贅沢者っつーか口ウルさいと思うのよね。
前も書いたけど、2時間足らずのコンサートに8000円は出せんもん。「一緒に年が越せるうえに限定Tシャツまであげますよ!」っていうから
東京ドームで行われる1時間ちょっとの『Jフレカウントダウン』に7000円出せるのが、あたしゃギリだね。ジャニヲタ投資金の臨界点かと。
な〜んて、前に『ヲタッカー☆虎の穴』に投稿いただいた娘。ミュージカル観戦記を久々に読んで色々思い出しながら感傷にふけりつつ、
DVDを貸してくれたモーヲタくんには、「まぁ色々大変やろうけど頑張ってなぁ〜。DVDありがとうね!」とメールしてみた。大人だわ。
せやけども!作り手や提供する側はいつまでたっても成長の色が見えん(最近はそうでもないかも知れん)が、モーヲタ側は凄いのだ。
先日初めて行ってきましたよ、『爆音娘。』なるクラブイベントに。いわゆる「夜通し娘。の曲で踊ろうぜ!」みたいな趣旨のイベなんだけど
コレが!もぉ、すげぇの。ミックスとかちゃんとカッコいいのよ!「ゲットザグローリー」から「ここにいるぜぇ!」の繋ぎとか感動したわ(笑)。
「ないならないで、自分らで!」って精神なんですかね。機械系にも強いからか、何かと駆使して楽しい方へ楽しい方へ。楽しいことを。
大好きな彼女らから派生させて何かを、「スキだー」って共通の思いを抱く戦士同士で自ら汗水たらして作り上げていくヲタ魂・・・(ジーン)。
これは女のヲタにはないものだと思う。あくまでも提供されるものを受け止めるだけってのが大多数でしょ。
ま、何かやろうと思ったらジャニの方は著作権がどーとかウルさいから誰もやらんって理由もデカいんだろうけども、
せやけどこういうのって男のヲタ特有の楽しみ方っつーか、「へぇぇぇぇ〜〜」と。ワシャいたく感心いたしましたよハイ。めっさ楽しかったしね。




ドラマ『2004.4月期その2』(2004.6.26)

ほとんどがドラマと関係ない話ばかりです・・・

『離婚弁護士』

あれー?そりゃこの前までやってた『白い巨塔』に比べりゃ全然かも知れんけどさ、これってわりと面白くなかった?
せやけど、むわったぁーーーーーーーく話題に出なかったわ。見事なぐらい。
ウチのTVにしか映らないのかな?と疑ったぐらい「見てるよ!」って人に結局会わないまま最終回・・・。
1話完結なので「ま、1回ぐらい飛ばしてもいっか!」みたいなノリで見られたし、
木曜日の夜にノンベンダラリと焦ることもなくムカつくこともなく「へぇ〜、よく離婚だけでこんだけ話があるもんだわ〜」とか言いながら
ゆったりと見るには最適だったような気が。揺れまくりのハイカラなカメラワークも慣れたらどってことなかったし、
なんつっても天海祐希がッ!こんだけ綺麗なお顔でため息が出そうなぐらいパーフェクツなスタイルでスーツ着こなすカッコいい姉ちゃんが
まさかこんなにもコメディーでハマるとは!これ見て天海祐希が大好きに。って、マァなんとも単純だこと。

『ホームドラマ!』
堂本剛と岡田惠和、商売としてはダメダメかも知れませんがそれ以外での相性は良いんじゃないかなぁと思っております。
なんでしたら相性が良すぎて、お互いがお互いを取り込みあって共に堕落する的な臭いもビンビンでございますが、
少なくとも堂本剛と小松&伊藤(ここ最近の)よりは、ワタクシよっぽど好きっスよ。
しかしさっきも書いた通り、ドラマという商売としてはダメダメでして視聴率だけじゃなくコレまたシャレにならんぐらい
見てる人に会わなかったというね・・・というか、今ドラマ自体が流行ってないんですかね。
今時HPを作るのにホームページビルダーを使うぐらい流行ってないっぽい。あ〜、憧れのブログちゃんとはてなちゃん。
で、岡田惠和。『恋文』あたりからかなぁ〜、とても気になってたんやけど
どうやらこの人って、野島伸司とはまた違った意味での”男のロマン(ただし女から見たら身勝手そのもの)”みたいなのが大好きなようで。
酒井若菜が不倫相手の子供を産むあたりなんざ、噴飯ものだったりしたワケですが
初回の2時間SPの時点で、「あっ、これってファンタジーなのね!」と気持ちを切り替えて見てたので
途中数回抜けたりしたものの最後までなんだかんだ言いながらダラダラと惰性で見続けられたわっていうね。
あ、でもラストの「神様に伝えてよ」のモノローグは良くて、なんでかそこだけ巻き戻して3回も見ちゃったし。
せやけどそうじゃなかったら辛いわな。しかも1週間の仕事の疲れをためて金曜に家に帰ってきてからこんなドラマじゃ重いっつーのな。
「堂本剛のデブ隠し目的でメインキャラの中にマジデブが投入されてるよプ!」だけじゃ見てられんって話ですわ。
そういや、以前”猛スピードで劣化していく堂本剛のビジュアル”についてこんなメールをいただきまして。
『堂本剛はどんどんハードルを高くしていきファンをふるいにかけ、残った最後のひとりと結婚しようとしているのではないでしょうか』。
もーー、ある意味とんでもなく目から鱗だったんですけど(笑・↑なワケないんですが面白すぎ)、
ホントこのドラマでも輪をかけてエラいことになっていた堂本剛。『堂本兄弟』でタンクトップを着ていた堂本剛。
それを見た時の、「えー!私ってば、自分が好きな男性アイドルよりも貧乳なのかッ!」ってのを悟った時の衝撃と言ったら・・・!
そのうえデブが一番やってはいけない髪型&眉剃りに果敢にチャレンジ・・・。タブーを犯したブタ。うん、うまいこと言うね☆←刺
しかし私の中で、堂本剛の魅力はそんなところにあるわけではないので、実のところ太ろうが痩せようがホントどうでも良いのでございます。
ただ、今回のドラマが拍車をかけたかと思われる、世間様の「もう声を大にして”堂本剛はキモい”と言っていいよね!」という空気には
堂本光一ファンに対しては少々肩身が狭かったりするけども、まぁ「はいはいキモいですよ〜迷惑かけてすいませんね〜」ぐらいの返しが
笑顔で出来るぐらい大人になりました。ってか、最近ホント直接こういうことを言われることが多くてさ。言われない?堂本剛ズキを公言してる人。
「なぁなぁアイドルとして大丈夫なん?」とか。知るかっつーの、アタシャ堂本剛じゃねぇっつーの!本人に直接言ってくれっつーの!
せやけど次回作は思い切って、”ゲームやネットに夢中で激ひきこもりの痛ヲタ”みたいな役をやってみたらいかが堂本剛。
そして「あんなカッコいい引きこもりがいるわけないよね!」な〜んてドラマを見た友達に言われたり・・・嗚呼、これぞ”女のロマン”か。
っつーかさ。
ビジュアルも自作のスゥバラシィ〜お歌もバラエティー番組でのスタンスも、
21世紀に入ったあたりから目立ち始めた
妙なクセを付ける台詞回しも、実のところ何から何まで眉を顰めたくなるようなものばかりだったりするけど、
それ以外の(って何があるんだ?)ものが、それら全てを凌駕するのだアラ不思議。「あ〜、やっぱ剛すっきゃわ〜(るら〜ん)」。
あ、だからこそこんな”男のロマン満開のファンタジー”を見られたんかもなアッハッハ〜。
それとも・・・もしやアタシャ真に受けてるのかも。「ふるいにかけられてなるものか!(必死)」。恋の成分の何%かは意地で出来ています。

『電池が切れるまで』
カンヌで賞を取ってから飛びついたにわかヤギラーとしては見逃せん!と途中から食らいついたんですが
肝心の柳楽きゅんは、全くといっていいほどカンヌのヌの字も感じさせることがない役柄&演技で・・・なんとも奥ゆかしい坊ちゃんだこと。
カンヌ効果なんてなんのそのな感じで視聴率的にもかなり奥ゆかしかったみたいですが、っちゅーかですよ。
もしや坊ちゃんがイイのって『誰も知らない』のみ!?え?もう全員気付いてた?既にそれは言わない約束!?
ま、これだけで判断するのは酷ってもんかも知れんけども、それにしてもだよ。今月の『JUNON』見たぁ?(と素で問いかけ)。
柳楽優弥のインタビューが載ってたんやけどさ、これがよ!
どうやらカンヌで賞を取ったお祝いに「事務所の人には財布を買ってもらいました」。ま、ここまではええわ。その後じゃい!
問題は、どんな財布を買ってもらったかってことですよ。「カッコいいっスよね?クロムハーツです」。
うぉらーーーーーー!!!!事務所は何をさらしとんじゃーーーーーーーーーッ!!!!バチバチバチバチバチ!!!(往復ビンタ)
クロムハーツて!(絶句)。あ、あのなぁ・・・・。事務所が率先して押尾学化のお手伝いをしてどないするんじゃドアホ!!!!!!
だってクロムハーツ言うたらですよ?”押尾に着られるためにある(押尾いわく)”でお馴染みのクロムハーツですよ!
昔トラックの運転手のバイトをしてお金を貯めてクロムハーツの革ジャンを買ったんですよ!押尾学初表紙の雑誌『BIDAN』で言うてましたよ!
そん時ちょっと好きやったし「押尾学ポスタープレゼント」に応募しましたエヘ。ノーーーッ!!!ウルトラ過去恥部!!!!!
だいたいよぉ、ガキにクロムハーツを与えるとロクなことにならんっちゅーのは現れては消えていった数々のジャ●ーズJrどもで実証済みやろが。
ス●ーダストはそんなことも知らんのかい!ワシの方がよっぽどチューボー男子について理解しとるっちゅー話やで!ヘンッ!
いいですか。カンヌの祝いか何か知らんがガキには『BOYCOTT』とかで充分なんじゃ。(株)ワールド系のブランドでお茶濁しとけ。
マジックテープの、開ける時ビリビリうるさい財布でヨシ!
ちなみに新しい財布に大喜び中の柳楽くんは「この財布の前はバカが持つようなやつだったんで」。ほなアンタはそれで丁度ええがな(笑)。
他には受賞の報道があった時の話が。「おめでとうメールがいっぱい来た。7件ぐらい」。うんうん、いいですね〜。
塚本高史の「趣味はスニーカー集め。4足持ってます!」を髣髴とさせる実に微笑ましいエピソードどうもありがと。
しかし自分の記者会見について、「しょっちゅう頭さわってるの見て、このクセはやめたほうがいいなって思いました」。やめないでPURE!(涙)。
ちなみに「好みのタイプ:古き良き時代の女」は、失言だったとどうやら気付いた模様(笑)。一生懸命言い訳してたのにも笑った。
いや〜、イイっすね柳楽くん!少しでも長くこの今の状態が続くことをミーは願ってます。某憧れの俳優や某事務所の先輩みたいにならないでね☆
そんな某事務所の先輩ノッティーこと市原「見ただけで溺死しそうなぐらい私服のセンスが壮絶」@隼人は
同じく『JUNON』にて新ドラマ「ウォーターボーイズ」特集で載ってましたわ。フッツーの白い開襟シャツっつーんですかね、
半そでの学生服を着たショットが何枚か。ほんとに普通の、学生さんがよく着てるあの普通のシャツね。
なのに市原いわく「こういう細い服着てると落ち着かないっすね(笑)」。・・・あれがアンタにとって”細い”の部類に入るんだね・・・(遠い目)。
誰かぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!
ヤツのクローゼットに山盛り収納されていると思われるダボダボのテキ屋風ファッションアイテムを全て没収してくださーーーーい!!!
他には共演者の斎藤慶太や小池徹平のグラビアも。同様に制服ショット。そして制服ショットの横には太字でこんな言葉が添えられておりました。
「水着姿は来月たっぷりお見せします」。もーー、女性誌とは思えんトンデモない気の引き方!アッパレ!!(笑)。




映画『ぼくセザール10歳半1m39cm』『リアリズムの宿』(2004.6.22)

『ぼくセザール10歳半1m39cm』
フランスで暮らすシャイで好奇心いっぱいで甘い物に目がない“ヒーロー”セザールの日常の大冒険を描く、とびきりユニークで
ハートウォーミングな物語。セザールの視点から語ることにこだわった本作は、一貫して1m39cmのカメラポジションから撮影された。
監督は、『無伴奏「シャコンヌ」』『ペダル・ドゥース』の名優リシャール・ベリ。本作が監督二作目。


わー!可愛いくて楽しくて幸せ!!こういうのもめっちゃ好っきゃわ〜!!
子供から大人まで登場人物が全員イキイキと、それぞれ見事にキャラ立ちしてるからフランス映画なのに全然眠くならんかったしホント楽しかった。
子供目線の大冒険で、ごっついドキドキしたりムカついたりワクワクしたり寂しくなったり笑ったり大忙しの1時間39分。
主人公の背丈とかかってるのなニクイぜ(笑)。「楽しかったァ〜」と、幸せな気持ちでお家に帰れる映画です。いや〜、えがったえがった。



『リアリズムの宿』
漫画家つげ義春の同名漫画をベースにしたリアルな笑いに包まれたロードムービー。主演は長塚京三の息子で
人気劇団「阿佐か谷スパイダース」の主催者長塚圭史と『ばかのハコ船』の山本浩司。監督は世界の映画祭でも評価が高い山下敦弘。
「ああ、そういうことってある」と思わずヒザを打ってしまうようなリアルなエピソードとセリフが満載。おかしくてちょっと切ない。

わっはっは!これって声を出して笑える映画だったのか。あ〜、面白かった!
特に「森田屋」のくだりは最高でしたよ。どっかんどっかん爆笑喜劇じゃないねんけど、「ウププ!」「クスクス!」っていうおかしさ。
シュールやシニカルな笑いが好きな方にはタマらない”逸品”かと。くるりの歌もさぁ〜・・・。反則技ですな、あのアレンジ。あああ。
おかしいんだけど、どーしよーもなく切なかったり、
たいした事件も起きないのに、どーしよーもなく目が離せなかったりして、なんとも言えん実に味のある映画でしたの〜。
せやけど映画館の入り口では手際よくロケ地・鳥取温泉旅行のパンフを配ってましたけど・・・この映画見て行ってみたくなるかぁ?!(笑)。
ちなみに、この映画には一切オトコマエは登場いたしません。
主演の長塚圭史といい山本浩司といい、何がリアリズムって、「あ〜、大学ん時あんな映研の男いたわぁ〜!」って意味でも
宿以上に、この2人のツラガマエが一番リアリズムでございました。しかも感動!山本浩司は見事なつげ漫画顔やな!




ドラマ『2004.4月期その1』(2004.6.21)

『オレンジデイズ』
「櫂、いってらっしゃい!」。これで泣けなかった自分に泣いた。すっかり汚れちまってるんだねルルル〜♪
でも心優しい私は彼らのことを考えると号泣です。瑛太、永井大、沢村一樹、柏原崇、上野樹里、小西真奈美、山田優、小日向文世etc・・・。
お疲れ様!!あなたたちは全然悪くないよ!!犬に噛まれたようなもんだ、さっさと忘れちゃいなッ!!
そして、くるり『ばらの花』もお疲れ様!なんじゃい、あの恐ろしい呪怨画は・・・。「そんな曲じゃねぇーーーッ!!」と号泣。
あ、あと白石美帆にも号泣。最終回にして「〜って私が言うとでも思った?」と言いながら成宮につかみかかるシーン。
こいつホントのホントに最後の最後まで全然ウマくなりやがらねぇでやんの!なんで?日本中のエクボちゃんに失礼なぐらいのド下手っぷり。殴!

や〜、ホントTETSU69歌唱力並みの実にユカイな連ドラでした・・・。ギリギリガールズ旦那チームの主題歌も一切ワシの琴線には触れんかったし。
これでも最初の頃は結構楽しみにして見てたんやで。せやのにグングンつまんなくなってって、
「北川脚本への嫌悪>妻夫木への愛」が決定的になる頃、そう、妻夫木と柴咲がくっつきだしたあたりから?
正確には永井大が出ててきた頃あたりから爆発的にしょ〜もなくなってって、あ〜〜〜、ヤッてらんね!と途中で3、4回脱落してもうた。
ちゃんと最初っから最後まで熱心に見られた人って、最終回まで「北川脚本への嫌悪<出演者への愛」な人だけちゃいまっか。
それから、ピュアなお若い方と。そして、自分のかつての恋を美化して妻夫木や柴咲に重ねながら見て浸ってる割とエエ年こいた男のような気が。
アッシの知り合いにもようけおったんじゃ!普段はあんまドラマを見ない男で久々に見た『オレンジデイズ』にズブズブになってたヤツ。
「ああ、オレもあんな頃があったなぁ〜」って、ねぇよ!よぉ〜く思い出せ!細部に至るまで大きく違うはずだから。
ヤツらみたいなのを感動させるのなんて北川からしたら赤子の手を捻るかのごとく楽勝だったろうに。
しかし今までドラマを見すぎてスレてるエエ年こいたアマは最終回を見てこう呟いた。「やっぱ北川より喜多川だぜ!」。

『愛し君へ』
とうとうドラマの中にまでコンドームを知らないオトコマエが登場!(ガビーン)。
だいたい藤木の肌自体がコンドームのようなゴム臭しそうでシワっぽ・・・ん?コンドームって何?最近見てないから忘れましたルルル〜♪
っちゅーか菅野が妊娠てよ。泉谷しげるの土下座などで結構ウルウルさせられたってのにドン退きっすわ。
欲を言えば『オレンジデイズ』と『愛し君へ』のオトコを混合して欲しかった。妻夫木、成宮、瑛太VS藤木、玉木、森山未來。
個人的には”玉木(一時ほどの美しさは無い・涙)、成宮(髪の毛すきすぎじゃね?アホな子に見える)、森山未來(!)”セット希望なんだけど、
それじゃぁゴールデンは無理だろ単館ロードショーのオサレ邦画って感じっすかね。
なんかさ、これにせよ『オレンジデイズ』にせよ悪役(恋敵)の動きが鈍くて中途半端だから盛り上がりに欠けるわ。黒谷友香、もっと頑張れよ!
見てて「キィーーッ!!(激怒)」ってならせてくれんと。
じゃないと、主人公2人の人格が破綻気味なので同情も感情移入もしにくいのよな。
黒谷友香が暴れないから冷静になってしまうのよ、「藤木・・・ジメジメうぜー」。
でも珍しく藤木がちょっとカッコよく見えるドラマやんね。
だからアタシャ藤木が泣くのと同時に毎週TVの前で泣いてます。「泣きの演技が下手&キモ〜〜!(号泣)」。
ってか、このドラマって全員が一生同じこと言ってるやんな?昨日なんて藤木に別れを切り出された菅野の知人全員が頼まれもせんのに
勝手に藤木に会いに行って説得って。そんなシーンの連続って。しかも子供がまた森山直太朗『さくら』を歌うって。ドン退き〜。
ちなみに子役でひとり可愛い男の子が。キミが大人になる前にこの言葉を捧げよう、「ヤルなら着けろ!着けないならヤルな!」。

『農家のヨメになりたい』
をーーん!割と楽しんで見てたのに最終回を撮り逃してしもたショーーーーックッッッ!!!!!(死)。
小松脚本はこういうヌルい(&私にとって出演者に格別思い入れがない=堂本剛が出ていない)ドラマだとハマるなぁ。
ホンワカぱっぱ〜っていうか。女の子がひたむきに頑張る、悪人が出てこない田舎を舞台にしたドラマ。これが中々よろしかったのですよ。
深田恭子は相変わらず”いつでもどこでも深田恭子のマンマ”なんだけど、
役柄がハマると俄然魅力的に見えちゃうのでございます!
農家の嫁か。いかにも!安産型だしな〜。ドラマで言うと、男をブッ飛ばしてた『ファイティングガール』以来のナイスキャスティングざんす。
さて、そんな深田さんが果たして『南くんの恋人』で”ちよみ”にハマるのかどうか。願わくば、二宮の方が小さくなる設定に変更希望!
ちなみにドラマを見ている最中は、どう考えても「タマテツ>中村俊介」やろ〜!?って思いが拭えなかったのですが、
最終回にはちゃんと解消されていたのでしょうか。ちょいと気になります。同時に、タマテツのマジヲタが増えたかどうかも。
色んな婦女子の”好きな男ベストテン”の10位以内にランクインしてそうなタマテツ、でも「1位タマテツ!」な婦女子は少数と思われるタマテツ。
しかし中村俊介の方が悲惨やで。次に出る月9で”シュン様”ってよ。安藤政信の廉価版の次はペ・ヨンジュンのばったもん・・・。
なんちゅーか、彼は非常にハンサムだし身長も高くスタイルも良くていらっしゃるのに未だに迷走中なのは、全て本人の資質以上に
事務所のドンデモ政策っつーか売り方が悪いせいではなかろうか。決して本人の「誰も望んでいない歌」のせいだけではないハズだ!!
中村俊介さんよ、研音かアミューズだったら今頃もっと売れてると思うし移籍したらいかがでしょうか。な〜んて余計なお世話だねルルル〜♪




コンサート『タッキー&翼/滝翼22才春魂』、映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』(2004.6.19)

映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』
人気シリーズの第3弾。監督はクリス・コロンバスから『天国の口、終わりの楽園』のアルファンソ・キュアロンにバトンタッチ。
新登場キャラのシリウス・ブラックには『レオン』のゲイリー・オールドマンが扮する。
物語の中心となる魔法の村・ホグスミードや吸魂鬼・ディメンターの描き方に要注目。


滝翼コン終わりで映画館に走ったで!だって公開を楽しみに待ってたから絶対に先行ロードショーで見たかったんだもん!
でもワタクシはポッタリアンじゃないどころか、相川「コスプレしちゃう永遠の夢見る少女」@七瀬の七億分の一ぐらいしか興味ないけどな。
ほな何故そんなにも楽しみにしてたかっつーと、「祭り」だからです。久しぶりにヒット映画のシリーズ最新作が公開されるからです。
ここ数年でアテクシがらりと変わりました。「ヒットしているものは理由があって、それなりに面白いんだ!」という姿勢に・・・!
も〜さ〜、昔でしたらラルクのライブに行くとか冗談でも考えられなかったしね。
だってオデコに”サブカル”って文字が浮き出てるぐらい、バリバリ斜にかまえてたもん(笑)。
せやけどいつ頃からかなぁ、好き嫌いはさておき色んなものを見るようになると、
売れてるものや流行ってるものって好みの問題は多少あれど、「なるほどなぁ〜」と、それなりに感心させられることの方が多いのよ。
この世の中にはアッシが全然いいと思わんけど流行ってるものや売れてるものはわんさかあるわけです。
音系だけでも、ざっとあげるならミスチルだのB'zだの福山雅治だのポルノグラフィティーだのオレンジレンジだのは売れてるけど正直好かんのです。
でも見たこともないのに文句を言うのもアレだし〜と、一度ミスチルとB'zのライブに友達の付き添いで行ってみたのよ。
そしたらですよB'zのライブがめちゃめちゃ楽しくて!行ったことある人います?ありゃ最高ですなワハハ(笑)。「そりゃB'zは売れるわ!」と。
同様に最初の頃は斜にかまえてましたよ。『ハリーポッター』の1作目が公開されて話題になってた時も、
その後『めざましテレビ』で「ハリーポッターの最新映像が届きました!」と重いくせに軽部が浮かれているのを見た時も、
「ケッ、乗せられてたまるかっての!」と冷めた仕草で熱く見ろ〜涙残して笑いなよ〜って感じだったんですが(意味わかんね)、見て納得っすよ。
でも、いかんせん思い入れがないので原作を読んだこともないし前2作のこともキャラ設定以外はすっかり忘れていた私は最新作を見ても
ちょびっとばかし話や登場人物や喋っている台詞の意味が掴めない箇所もございましたが(そんなんでいいのか?)、
それでも、それなりにワクワクさせていただいたし楽しかった。せやけど原作ファンや映画ファンにはあまり評判は良くないみたいやな。
「今回から校長先生が別人だったらしいね。ずぇ〜〜〜んずぇん気がつきませんでしたよぉ〜☆」。
これぐらいの感覚の、ワシみたいないっちょかみで飛びついた人の方が今回の作品は楽しめるのかもしれませんな。
っちゅーかさぁ!そんなことよりも大事件発生っすよ!映画が始まって数分経過したあたり汽車のシーンでのハーマイオニーちゃんの台詞。
「誰も叫んでなど?」。うぎゃーーーー!!!戸田かよーーーーーーーーーーッ!!!!!
この独特の台詞回しは絶対に「訳・戸田奈津子」に違いない。ハーマイオニーちゃんが戸田印全開の口調で・・・バカァ!
他にも「○○してみても?」とか、ハーマイオニーちゃんのような可愛い少女から発せられるとはとうてい思えない戸田節が全開。
勘弁して。ハーマイオニーちゃんの陰にメガネオバの顔がチラついてしゃーなかったし・・・。
そういや主役メガネ以外が来日して、29日には赤西&亀梨&小山&”単独で活動する”ジミーMackeyと「エール交換」(はぁ?)をしたらしいね。
ハーマイオニーちゃんにベッタリくっついてる男を見て「こんなブサいたっけ?何て名前のJrだ?」とよく見ると、ロンでした。
・・・彼はここ最近来日した中では唯一「様付け」されていない貴重な男性外タレかもね・・・。




映画『ブラザーフッド ジャパンプレミア試写会』(2004.6.17)

ウォンビンその1
ウォンビンその2
ウォンビンその3


か、か、か、かわいか〜〜〜〜〜〜〜〜!
映画『ブラザーフッド』を見てから自宅に戻るや否や即効「ウォンビン  画像」で検索。
あるわ、あるわ!なんとも可愛らしいお写真がこんなにも!アテクシは特に「その2」がタマんね〜。VIVAインターネッツってばワンダホー!!
見れば見るほど好きになってく愛してくマジカルスマイルの持ち主・ウォンビン。やっと会えたねfeat.辻人成。嗚呼、これぞ運命の人!
運命の人が「たまたま韓国人」で「たまたま大スター」だっただけよ!(注・筆者は只今保険の効かない病に犯されております)。
さっそく勇気を出して呼んでみた。「ウォン様・・・☆」。ま、誰もこんな風に呼んでいなかったので即撤回したワケですが。
一般的には「ビン君」らしい。ビン君て。どうも”ビン”って響きが(略)。ちなみに「ウォンビン」です。「ウォン・ビン」ではありません。芸名らしいで。
苗字と名前の区別がないっていう、いわゆる「富樫明生」における「m.c.A.T」みたいなもんかと。←他にもっと適切な例えはなかったのか
映画を見たその日は画像&情報収集に必死、”ファン初期段階”ってどんなしょーもない情報でも知れば知るほど楽しくってしょうがないんよ。
「へぇ〜、昔はガソリンスタンドでバイトしてたんだぁ!(ジーン)」とか。男前すぎて長蛇の列が出来たらしいで。ほんまかよ(笑)。
しかし、浮かれるミーにこんな衝撃情報が。「ウォンビンは来年になったら2年ほど兵役に行くそうです」。ガビーーン!!マジっすか!!!!
そういや韓国には徴兵制度があるとは聞いてはいたけど、これって全員?大スターは免除じゃないの?そんな平等って信じらんねー!
もしや韓国の役者やアイドルは全員そうなの?「今回のコンサートツアーが終わったらボクらは兵役に行くので、次にみんなに会えるのは
2年後だけど待っててね!」みたいな。待てるかい。別のヤツに降りるっつーの。←おい。
戻ってくる頃にはすっかりアゴが伸びたり割れたりしてブサくなってる予感・・・ひー!えらいこっちゃどないしよー!?
うわぁぁ今のウォンビンを見たい!見たい見たい!どうしても、一目でいいからナマを拝みたい!!与謝野晶子以上のみだれ髪で慌てふためく私。
するとどうでしょう!「6/17(木)『ブラザーフッド ジャパンプレミア試写会』に、ウォンビンとチャン・ドンゴンが来日して舞台挨拶をする予定」。
ん?17日?休みだわ。うん、じゃあ行く(キッパリ)。「だって今見とかなきゃ当分見れんやん!なんだったらもう一生来日しないかも知れんのよ?
最後のチャンスに等しいやん!」なんて、ありとあらゆる”男めっちゃ大好きミーハーでしかも平日休めそうな女”を誘ったものの全員に断られ・・・。
その理由としては「ウォンビン?それ誰?」が半数、他には「なんで映画を見に東京まで行かなあかんねん」ごもっとも、
「今更ウォンビンって!おそっ!」自覚しております、「そういえば来年服役するらしいね!」なんで刑務所行きやねん、
「私、ウォンビンの物真似出来るよ!とぅもぉくぉーーっっ!!」聞いてねぇ、「それより金城武は来ないの?」知らんがな!等など。
こうなったら独りで行くか。でも私はどちらかと言うとウサギ寄りなので独りだと寂しくって死んじゃいそうだし(SHI・NE・YO)☆っちゅーことで
ファンサイトの掲示板を巡り、生まれて初めて見ず知らずの人に「一緒に行きませんか?」なんてメールを書いて出してみた。
そしたら!たまたまその人が「基本は堂本光一ヲタ」で!(笑)。いやいや恐ろしい、どこにでもいるわジャニヲタって。ホラ今あなたの後ろにも!
しかしだいぶ気が楽になり当日プラ〜っと東京国際フォーラムへ。おっと、朝っぱらからたくさんのお姉さんが並んでいるぜ。
せやけど以前ワイドショーで見たペ様ヲタみたいなのを想像してたからビックリよ。ファン層が違う!ウォンビンのファンって思ってたよりも若い!
平均年齢は20代後半ぐらいかな。・・・ま、ぶっちゃけ若くないっちゅー話ですが。そして不思議なことに色々話してる最中なにかというと比べるのよ、
「昨日空港で見たけど、ウォンビンはペ・ヨンジュンみたいにファンにヘラヘラ愛想を振りまいたりしないのよね〜、でもそこがいいの!」、
「なんであんな変なチンピラっぽい衣装を着てたんだろ?ヨン様みたいに優秀なスタイリストを付けて欲しいよね〜!」、
「やっぱり今日並んでるファンの子って若い子が多いよねぇ〜、ヨン様ファンのおばさんと違って!」等など、
私が韓国スターというとペ・ヨンジュンしか知らないので分かりやすいように比較して説明してくれたのかも知らんけど、

ウォンビンファンの人達の、「ウォンビンをヨン様と、そして私たちをヨン様ファンと一緒にしないで!」みたいなアピールが凄かったッス。
そしてさすが外タレ、遠方から来てたのも私だけじゃなく東北や愛媛や九州から独りで来てはった人も。ガッツだわ〜。しかも皆さん優しくてさぁ!
「えぇっと・・・ついこないだ『ブラザーフッド』でファンに・・・(恥)」なんてカミングアウトした私をバカにするどころか、
「よくぞスキになってくださった!大歓迎です!」みたいな。ホント、久々に大量の数の初対面の人と長時間喋ったわ。うん、ファンって凄い。
共通のテーマ(愛)で10年来の親友並みに際限なく喋ることが出来るんだもん。ま、誰も腐った餃子の話はしてなかったけど(笑)。
そしてちょっとワロたんが、「この映画って朝鮮戦争の話なんでしょ?知ってる?」「えー、私全然朝鮮戦争について知らないんだけどぉ〜」
「知らなくても話分かるかな?」「私もう映画見たけど朝鮮戦争を知らなくても大体話は分かったよ」「そうなんだ、じゃぁよかったぁ〜」みたいな感じで、
ものの見事に
誰も朝鮮戦争自体には、さほど興味がない風でした。・・・当然っちゃぁ当然っすけど、監督や出演者の真意は(略)。
なんと申しましょうか、「今まで韓国旅行に行ったことあるのでお土産を買う処や美味しいお店や韓国のドラマやスターについては知ってます!
でも韓国の歴史はあんまり知らないよ!」みたいな。「昔、韓国は日本と何かあったみたいですね!」っていう。
皆が皆とは言わんが、ある意味清々しい(?)人が多かったような気が。せやけど楽しかったわ、なんだったら並んでる時の方が楽しかったかも。
そして、そこに来てはった方々はそれぞれすっごくたくさん喋った後に、
「ああ〜、普段はこんな話が出来る友達が周りにはいないから嬉しい!喋りすぎちゃった!」と言ってたのも印象的でした。
やはり巷では流行っていると言われているけど実際ワシの周りにも『冬のソナタ』や韓国スターのファンがわんさかいるかっつーとそうじゃないし。
ワシも初めて『冬ソナ』について他人と語ったし。韓国ヲタのみの生活やってたら、そりゃ普段寂しい思いをすることも多いのかも。
そして「昨日の夜からね〜、ウォンビンが今日本にいるかと思うと眠れなかったわ〜」なんて、以前台湾でコンサートをやった時に、
キンキファンの友達と同じようなことを言ってたのも非常に印象的でした。「いま同じ空気吸ってるんだよ〜(笑)」なんて可愛いこと言うてたわ。
しかし雑誌とか見せてもらったら他にも男前が多いねんよな。なので「いいなぁ〜、韓国って普通に道歩いてるヤツも男前なん?」と聞くと、
「全然!だって日本でも妻夫木聡は歩いてないでしょ?!それと一緒!」。な、なんという説得力のある回答だ・・・(微笑)。

ちなみに今日は皆さんのお話がためになるので途中からメモを取りながら(必死!)聞いていたわけですが
今「韓流スター4天王」なんて言われてるらしくて。今日ワシが見に来たウォンビンチャン・ドンゴン
(11月に日本のドラマで竹内結子と共演するらしい)の他に
ご存知ペ・ヨンジュンイ・ビョンホンという人だとか。も〜、名前覚えるのだけでも一苦労っすよ。ちなみにウォンビンらと同じ日に来日した
”もうひとりのヨン様”とか言われてたのは『冬ソナ』にサンヒョク役で出てるパク・ヨンハ。ううーー、名前が似すぎやねん覚えらんねー。
こんな感じでなんだかんだと喋ってたら時間なんて経つのはアッちゅー間。なんつっても私がネットで知り合ったのは同士@ジャニヲタだしね。
2004年上半期、いかに堂本光一ファンが大変だったかという切実なトークで楽しませていただいたり(笑)。
しかしやっぱワシらってジャニヲタだなぁ〜と骨身に染みたことが。何かというと、たくさん来ていたウォンビンやチャン・ドンゴンファンの中で
私とその子だけがカメラを持ってきていなかったのだ!!「え・・・スターの写真は撮ったらダメなんじゃないの?」←ジャニの常識。
せやけど他の人は、「会場ではダメって言うだろうけど、入場券にはダメって書いてないんだから別にイイんじゃん?」みたいな。えぇー。
「ちょっと今写真撮ったの誰!?そんなんじゃイベントを中止にしますよ!!(大激怒)」←ジャニの常識。こんな風にならんのかいな。あれ?
なんかさ、
ジャニーズって立派な女ヲタを育成する軍隊みたい。そしてもひとつ今回もまたまた痛感したんだけど、
「わ!ウォンビンいいな〜」と思ってから行動するまでの時間が短く何事にも手間取らず県外まで一歩踏み出すことに躊躇しなかったのは
悲しいかな、日々ジャニという軍隊でみっちり教育を受けていた賜物かと。心底思ったよ、ジャニヲタな皆さん!ワシらどこだって行けるよ、きっと!
”あれ”を体験してたら、この先どこで誰のヲタになったって難なくヲタライフを遂行していけるような気がするぜ!!・・・って、何の自慢だか(笑)。
え〜、さてさて。余談はさておき『ジャパンプレミア』。ようやくクジ引きをして座席券を引き換えて会場に入ったのが夕方6時半頃ですかね。
私はさっさと会場の中に入ったので芸能人が外の赤絨毯を歩いてくるのが見られなくて、当然どんな芸能人が来てるのかも知らんかったのな。
したらですよ!そろそろ開演かっつーぐらいの時間に「わぁぁぁ!!!!!」。突然、会場中に響き渡るほどの大歓声が。
と同時に
ミーの芸能人アンテナがビンビンに!おおっと、これは明らかに大物芸能人の登場と思われ!ダーーシュッ!!
「もしかしたらサンヒョクだったりして☆」←願望。三十路とは思えない俊敏な動きで人だかりが出来ている方へ急ぐと、
そこには大きな色付きメガネをかけて太いボーダーのポロシャツのような服を着た微妙なパーマネントヘアの男がいた。
・・・誰っすか?(ポカーン)
女と二人で並んで座っていたその男が誰なのかワテには皆目検討もつきまへん。ビジュアルも若干中途半端やし。
すると誰かが、「きゃ〜!アンジョンファンよっ!」。・・・ん?なんかどっかで聞いたことあるような名前。と、ここでプレイバック2002年W杯。
稲本と小野の抱擁、イルハンの揺れるちょんまげ、木村拓哉と工藤静香のフェイスペインティング・・・etc。
自分なりの2002年サッカーワールドカップの名場面の数々を思い出していたら、いました!
「どこがテリゥスやねん!」でお馴染みのアンジョンファンか!お、めっちゃ有名な韓国のサッカー選手じゃないですか!(感動)←今更
えー、確か当時ちょびっとカッコよくなかったっけ?!あれ!?っちゅーか痩せた?そういや今日本にいるんだっけ?最近調子はどうよ?
まるで突然道で高校の時のクラスメイト、しかしグループは別な友人に会った時のようなよそよそしい挨拶を(心の中で)交わし、
他に誰か芸能人は来んかいのぅ叶姉妹とか辺見えみりとか神田うのとか藤原紀香とかそんな感じのパーティー系芸能人希望〜なんつってたら、
また誰か来たっぽい!クルッ。するとモノっすげぇ特徴のある髪型のおっさんが。そう、電撃ネットワークの南部って人でした。ううう・・・。
別にガッカリじゃないけどさー、どっちかっつーとパーティーの華系っていうよりも自分自身がパーティー系の芸能人やしなあ。
しかしどっかからか沸いてきたお姉さんが突進、「ファンなんですっ!こないだの川崎のライブも行きました!」。アンタ、なかなか幅広いな(笑)
そうこうしてたら客電が消え、待ってました!いよいよ『ジャパンプレミア試写会』が始まりですよ!
すると突然ステージ上に、ヤマンバギャルならぬヤマンバヤマンバのような威圧感タップリ迫力満点の生命体が降臨した。
「みなさん、こんばんわ!映画パーソナリティーの襟川クロです!」
で、で、で、でたーーーーッ!!ナゾの職業・映画パーソナリティー「外タレ会見の仕切りはワシにまかせろ」@襟川クロ様の登場だぁーーッ!!!!
トム・クルーズやキアヌ・リーヴスの来日会見の時に、般若もビックリな地獄の釜のフタのような表情で「スター様にプライベートな質問するヤツは
MI・NA・GO・RO・SHI♪」と親切丁寧に注意をしてくださったクロ様。お陰でいまだにトラウマなのか、登場と同時に脇にドッと汗かいちゃったもんね。
「それでは早速、ご登場いただきましょう!監督のナ・ントカ!(正式名称は各自調べてください)」みたいな感じでクロ様の呼び込みと共に
『ブラザーフッド』がらみの韓国の方々がステージ上に。ううーー、まだかまだかまだかァーーーー。「そして、ウォンビン!」。うっしゃ、きたぁ!!!
うっわぁ〜〜〜っ、なんつぅスタイルの良さ!背が高くてスラっとしてて頭が凄く小さい!っちゅーか頭が!な、なんて髪型なんだ・・・(ガクッ)。
2年ぶりの来日だってのに、なんでまたそんな最不調なビジュアルの時に来るんじゃい!既に次回作の撮影中で役作りかなんか知らんけど、
高校球児でも今時しないぐらいの角刈りタッチな坊主頭に剃りこみ、そしてスーツ。どっからどう見てもVシネスターやんけ。
_| ̄|○ <「これじゃ”韓国の木村拓哉”じゃなくて”韓国の木村一八”だよ!!(号泣)」・・・と誰もが思ったであろう生ウォンビン。
が、しかーーし!!顔だけ見たら、やっぱとんでもないぐらい美形なの!いや、美形だからこそVシネだろうが何だろうがどうでもいいのよね。
否、逆だわ。チンピラVシネスタイルだからこそ、美しい顔立ちが余計に引き立つというか。いわゆる「韓国っぽさ」がゼロな珍しい顔やな。
涙袋がぷっくり出てて、そして鼻筋がスーーっと通ってて、耳の形までもが美形。せやけど一番のチャームポイントは少し垂れたおメメと
肉厚たっぷりのクチビルでございますわ。笑ったら可愛いんだな〜。普段はシャイであまり愛想も良くなくて、アイドル視されることを嫌い、
無口でクールで真面目な青年らしいウォンビン。実を言えばワシはもっとアイドルアイドルしてる時代のウォンビンの方が好みだし、
どちらかっつーとそっちの方が見たかったんだけど、んでもまぁ・・・どうでもイイか(笑)。だって肉眼で見たら翌日目が腫れそうなぐらい男前だったし。
「ドモ、アリガトウゴザイマス〜」って拙い日本語も可愛かった!「うわー、日本語を覚えてくれたんや〜!」と感動すら。単純やわ。
前後左右の人はみんなステージに向かって韓国語で声援を送ってはったわ。やっぱ好きなスターの国の言葉って覚えたいんやなぁ、
そして、学生時代に授業で習っていた外国語と違ってスイスイと頭ん中に入ってくるだろうし覚えるのも速いんだろうなぁ〜。「愛」ってパワーだわ。
ワシャ今の時点で韓国語なんて「ペヨンジュン」と「サランヘヨ」と「チョナンカン」しか知らんけど、もっともっと韓国スターに興味が出てきたら
いつの間にか韓国語がペラペラに・・・そうなったら今度は会いに行こう、
チャン・ドンゴンに!!
そう、ウォンビンもカッコよかったんだけど横にいたチャン・ドンゴンがもっともっとカッコよかったのよね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!(惚)。
いや〜、ウォンビンを見に行ったはずがチャン・ドンゴンに降りちゃいましたよテヘヘ。なんなの、あの眼力!完全にヤラれたわ。
”濃くて暑苦しい典型的なアジア顔”とか言ってゴメンなさいっ!次回はチャン・ドンゴンモードで『ブラザーフッド』を見に行く予定っす。
しかしああいう華やかな雰囲気で芸能人も正装して来るような祭ってエエわぁ。めっちゃ楽しかった『ジャパンプレミア』。是非ともまた行きたいもん。
そうそ、もう決めてるねん!
今度もし『ジャパンプレミア』に行くなら絶対にコレ!




映画『誰も知らない』(2004.6.14)

2004年カンヌ国際映画祭最優秀男優賞受賞!都内のアパートで母親と幸せに暮らす4人の兄妹。彼らの父親はみな別々で
学校にも通わず3人の妹弟の存在は大家にも知らされていなかった。ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し家を出る…。
子供たちの心の叫びが胸に突き刺さる実話社会派人間ドラマ。監督・脚本・編集は『ワンダフルライフ』の是枝裕和。

今まで書いた日記の中で一番「書いては消し、書いては消し」をしたかも。何回書いても読み直してみるとどれも違うような気がする。
するとだんだん何を書いていいか分からんようになってしもたんですけど、まぁ私が何を書こうが、
賞を取ったし、見に行く気の人は絶対に見に行くタイプの映画だと思うので、ここは気楽に「柳楽きゅんがさー☆」といつもの調子で(笑)。
申し訳ないとカンヌの方向に向かって土下座だわ。え〜さてさて。これは1988年にあった「西巣鴨子供4人置き去り事件」をモチーフに作られた映画。
賞を取ってから散々報道されていたので、この映画のストーリーが実際にあった事件のフィクションだということは知っていた。
なのに目にする映像はフィクションというよりもドキュメンタリーのようでした。ゴンチチのBGMと共に、静かに淡々と進んでいくのですよ。
彼らは本当にいる。そう錯覚するには充分なものがそこに。とにかく静かにゆっくりと。状況は悲惨なのに淡々と描かれているのな。
「母親に捨てられた、しかも法律的にはこの世の中にいないことになっている子供達の生活」が、静かに淡々と綴られていくんですよ。
秋から冬になって、春がきたら夏になる ― この間、子供達の生活を彼らの目線に寄り添いながら静かにずっと追ってるフィルム。
なので、こんな悲惨なシチュエーションなのに画面は暖かくて優しくて柔らかいの。しかもさぁ!映画なのに、フィクションなのに、ですよ!?
ジッと見てるだけで、彼らに何もしてやれん己の無力さを嘆いちゃうのよウウッ。母親が残していったお金もどんどんと少なくなっていくわけよ。
「ちょっとしか入ってなくて悪いけどー!」と叫びながら自分の財布をスクリーンの中に投げ込みたくなったもん(←アホ)。
でも彼らはお金に困っていたけど、だからといって一番欲しいものはお金かっつーとそうじゃなかったんだなあ。そして、そんな悲惨な状況なのに、
欲しいものは既に持っていたような気がするなあ。持っていたからこそ、それを守るために必死で頑張ってた4人の子供達。
何回も、今すぐスクリーンの中に飛び込んで彼らを抱きしめて「よう頑張ったなぁ!」とヨシヨシと頭を撫でてやりたくなりましたよ。

ラストは絶望的のような、でもまたいつものように日常を繰り返す彼らが歩く道の先には明るい未来が見えるような。うむ、人は生きていくんじゃのう。
そして、もひとつ他の映画と見ていて感じ方が違うなぁと思ったのは、悲惨な状況を映し出しているシーンよりも
子供達が幸せそうに楽しそうにしているシーンの方が涙が止まらんようになってしまったことか。特に
ラスト近くの野球のシーン。
めちゃくちゃ我慢したんだけど、「
ああ、この子は初めて父性に触れることが出来たんだろうなぁ、他人に優しくしてもらえて良かったなぁ、
今までずっとやりたかった野球が出来て良かったなぁ、ホント楽しそうで良かったなぁ、
」と思うと、
ああ、今思い出しただけでも泣けてきてホント馬鹿みたいなんですけど、胸を打つなんてもんじゃないとんでもないですよコレは。
本来なら子供達を捨てて男に走った母親・YOUに延々とムカッぱら立てながら見そうなもんだが、そうならなかったのも凄い。
そんなところに意識が行かなかったのはYOUのフワっとしたキャラクターのおかげ。「一番悪いのは無責任な母親!」と短絡的な思考に直結しない。
お見事☆なキャスティング。他出演者に対してもキャスティングの段階で良い映画になることが決定していたみたいなもんだ。
そして”キャスティングの勝利の象徴”は長男役の柳楽優弥で。
きっと公開されたら、この映画を見た人の間での話題は「なぜ彼が男優賞を取れたか」ということに終始すると思うんですが、
私は、これは監督の作戦勝ちであり粘り勝ちによる部分が大きいような気がするなあ。
「ワシはこれが撮りたいんじゃー!これが見せたいんじゃー!これが伝えたいんじゃー!(注・大阪弁ではないと思うが)」っていう
監督の熱いスピリッツと執念(賞に対してでなく、自分の作品の出来に対して)が実った結果かと。で、この映画が出来たからゆえの男優賞かと。
もちろん柳楽優弥が素晴らしかったのもあるんだけどね。何が素晴らしいって、千のものを語る強い瞳に尽きる。
監督がオーディションで柳楽優弥を選んだ理由が「目」だったのは有名な話ですが、まさに!
「そ、そ、そんな目で見ないでくれ〜〜!(涙)」。汚れたミーは、この映画の柳楽くんに何度も責められているような気がしたわ・・・。
受賞記者会見での、いかにもチューボーな彼しか知らんかったのだがアレとは全然違った。姿かたち表情どころか、しょっぱな声からして違うしな。
この子はきっと「カンヌで賞を取ったんでしょ?じゃぁよっぽど演技が〜」と、かなり高いハードルで見られるに違いないのだが
そんな風に構えてみたら、フツーのガキがブツクサのたまってるだけじゃんとガッカリするかと思われます。演技も何もあったもんじゃない。
が、しかし!監督が言うがまま、何の疑いもなく何の計算もなく演ったら、その役柄が本人の資質と合致した時の・・・そのスパークさ加減といったら
プロにだってとうてい敵わないのだ。「俳優にとっての演技力」や「映画における台詞」の必要性を一から考えさせられるぐらいの。
市原隼人『リリィシュシュ〜』や安藤政信『キッズ・リターン』や峯田和伸『アイデン&ティティ』(好きなのばっか・恥)などなど、
スクリーンに急に引っ張り出されたポッと出の素人が、監督によって引き出された才能と役柄がハマった時の爆発力たるや!おお、恐ろしい。
何に感動って、それに一番感動したもんな。だからこの映画の長男を演じるのは柳楽優弥じゃないと絶対にダメで、
こんなこと言うとアレですが、今後彼にとってこれ以上の魅力が存分に引き出せてもらえるような作品には出会えないんじゃないかな、
まだこの先の人生は長いのに可哀想だぁ〜なんて勝手に同情。でも今後どうあれ頂点がカンヌだからイイか(笑)。

以前、彼について書いた時のノーリアクションっぷりからして、このサイトを見ている方はあまり柳楽優弥がお好きではない?!え〜、残念。
当然ながらワタクシめ柳楽くんが大好きである。年のころで言うと
「産める」ぐらいだけど柳楽くんが大好きである。
同じ中学だったら間違いなく告ってたな。「別にフラれてもええわ、一か八かで!だってカンヌにフラれても後々自慢やん!(←ヨゴれ)」なんて
鼻の穴を膨らませながら猪突猛進で告白しに馳せ参じていたハズ。そして即座にフラれ(略)。
でも実際、中学生の頃ってカンヌの何たるかとか全然知らんかったし。周りも「なんか?外国で?賞を取ったらしいで!?」ぐらいで、
本人は意外と普通に生活してそうな気も。同級生達からしたらよっぽど「押尾のドラマに出てた」ことの方が凄いことだろうし(笑)。
うむむむ〜ぅ尊敬する役者は押尾学か。きっとドラマをやってる最中、「おい、疲れてねぇか?」ぐらいの優しい言葉をかけてくれたんだろうなぁ。
でもって、チュウボーからすると押尾ぐらいの「分かりやすく男らしい大人の男」ってごっつ憧れるんだろうなー。ついでに「ロック」だし(笑)。
同じ事務所の安藤政信ぐらい言っとけよっちゅー話なんですが、そんなことにも気付かんぐらいごくごくフツーの中学生な柳楽くん。
木村拓哉が言ってたから、と何の疑いもなく「好みのタイプは古き良き時代の女」とか言っちゃう柳楽くん。ごくごくベタなチューボー男子の柳楽くん。
貰ったトロフィーはどこに飾りますか?と聞かれ
「え?これオレ持ってかえっていいんスか?」や、
アニエスに作ってもらった自分の似顔絵入りの特製Tシャツを見て
「・・・普通」や、自分の言ったことで笑いが起きた瞬間のニヤッとした顔や、
同時にクチがムニュッと半分上がる様や、
ちょっと困ったら左手で頭をポリポリかく仕草や・・・etc。短期間で数々の萌えを提供してくださった柳楽くん。
久しぶり、全ワイドショーを録画&編集したのは。もちろんタイトルは記したのは「柳楽きゅん萌え萌え集☆」ではなく、「カンヌ映画」。
私がクチにすると「官能映画」かのようだが、これでもう芸術に感心が高い女なの♪という演出もバッチシ。って聞いてねぇ。
こっから先は更に変態モードを加速してお伝えしますけど、貴女は『男大好き』なんでしょ?なら絶対に『誰も知らない』を見て!
特に、「認めたくないんだけどねー、私にとって10代の少年ってねー、あのねー、(略)」な貴女は絶対に見るべし!業務連絡よ。
も〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉ、柳楽優弥がマジで素晴らしいから!ホント、綺麗。本人は自覚ないだろうけど特に「目」と「輪郭」が絶品!
個人的には「夏」だな。「夏」はタマらんぜ。ドキュメンタリータッチだから映画のストーリーが進むと同時に彼も成長するわけですわ。
せやし映画の途中で声が変わるのよ。骨格もな。さっきまでその辺に転がってたガキに急にドキッとさせられて焦ったし。
あるシーンから急に「うわっ、イケる!(ハッ)」と。正直、柳楽くんが可愛くなかったらここまで感動したかどうか。感情移入の度合いが違うっつーの。
ざんない言い方すると、”四畳半フォークは聞かないけど平川地一丁目のファン(もちろん弟)”みたいなもんだよ。
映画とかドラマとかってさ、どんだけ登場人物や主役に感情移入出来るかってのが大きいやん?
私の場合は特に、主人公の女が年が近かったり今置かれている立場や状況が似てるとどうしても弱いのよ。いっぱい想像するやん?
『死ぬまでにしたい10のこと』みたいに、主人公の想いが勝手に想像で膨らんでって胸を突くっていうね。
それと同時に、主人公の男の子が可愛い→ツボる→色々想像する→心が動く。ストーリーや台詞に対する己の過大解釈能力が勝手に働くのだ。
せやし『誰も知らない』は誰が見ても最高な映画かどうかっつーと、疑問。だってエンタメじゃないし、「だから何?」なストーリーなんだもん。
映画ファンはさておき、柳楽くん(もちろん他の子供達も)がどんだけ自分にとってグッと来るかどうかってのはデカいっすよ。
だからこそ見て損はないと思うねんよな。だってこんなサイトを見ている貴女は少年を見る目に長けているでしょ?!
これぞまさに『宝石(挿入歌タイトル、この歌もまた最高なんだわ)』としか思えん柳楽優弥。今の段階では勝手分からず「オレオレ」言うてるけど、
ま、心配せんでも事務所の教育などもあってもうちょっとしたらちゃんと「ボク」って言って、「この作品は人生の刹那な輝きを〜」とか言い出して、
んでもってエイプだのナンバーナインだのウルフズヘッドだの言い出して、その辺の女の子とAだのBだのCだの(古)やったりなんかして
泣いて笑って七転八倒して大人になっていくんだろう・・・だから今!今だけしか、この映画でしか見られん柳楽優弥が素晴らしいんじゃ〜〜ッ。
是枝監督に直接お礼が言いたい。今すぐ「ガンス国際美少年祭」とか作って、アンタに賞をあげたいよ!>いらねぇ〜!(にぎりっ屁)。




映画『ブラザーフッド』、『シルミド/SILMIDO』、『21グラム』(2004.6.11)

『ブラザーフッド』
『シュリ』のカン・ジェギュ監督が、朝鮮戦争を舞台に切ない兄弟愛を描くスペクタクル・ヒューマン・ドラマ。徹底的な時代考証の上に
再現された戦場は、リアルで臨場感あふれる。主演は『ガン&トークス』で映画デビュー、ブレイク中のウォンビンと
『友へ/チング』で演技の評価も高いチャン・ドンゴン。韓国の映画興行記録を全て塗り替えた衝撃の話題作。


映画始まってすぐ画面にドドーンと「訳・戸田奈津子」。ウゲ!戸田奈津子って韓国語の訳も出来るんかい勘弁してッ!
もしや、「これから戦争で?」「あなた達は兄弟で?」なんて奈津子印の日本語訳が炸裂するのだろうかと戦々恐々でしたが
別にそれほどでもなく一安心。戸田奈津子の訳は見てる最中めちゃ気になるねん、
「”すか”を言えよ、”すか”を!」と。
もとい!本日ワシャもちろん「ウォンビンにビンビンっすよ☆」とお約束(いつからだ)の下品なダジャレをかますため見に行ったのだが
ホント・・・もう・・・冗談でもそんなこと言えない映画でした・・・。戦争映画って、初めて見たかも。
いや、『ウィンドトーカーズ』ってのをだいぶ前に見たけど、余裕であれ以上。すんげ・・・。
単純に「面白かった!」でも「感動した!」でもないので、他人様にどうやって薦めていいのか適切な言葉が見つからんが
ドルビーサウンド+大スクリーンで金を払って見る価値のある映画。試写会なんかで見て損したわ、
音は悪いし画面は見にくいし椅子は悪いしさー、これぞ映画館で見たいので再度見ます。少なくともTVドラマの延長では断じてない。
でもストーリーは、ややスケールのデカい大映ドラマテイストが充満しておりましたけど(笑)。
まぁ何かと”やりすぎ”な感のあるThe☆韓国映画ですので「いやいや、いくら兄弟だからってアンタ・・」なんて、
国の違いや文化の違いや家族のあり方の違いってのは分かっちゃいるんだけど、どうにもこうにも映画が始まって最初の方は
ウォン・ビンとチャン・ドンゴン兄弟の間に漂うモーホー臭が目に染みてしゃーなかったりとか他にも色々つっこみ処はありましたが、
約2時間半ずーーーっと興味をそぐことなく見事に引きつけ、そして泣かせます。卑怯なほどに。色んな手を使って。
♪ジャジャジャーージャジャーンッタラララ〜〜ッと、「何事!?」とビビるぐらい大層なBGMと共に。
しかし「けっ、お涙頂戴作戦に乗ってたまるか!」よりも、無駄な抵抗は止めて見るのが吉。はなっから白旗揚げて見るのが正しい映画かと。
見に行く時はタオル持ってきや〜。でも戦争シーンは涙すら出ない。がんがん腕や足が吹っ飛ぶ目を背けたいよなシーンもあるんだけど、それも無理。
フィクションでコレでしょ、ほしたらノンフィクションのリアル戦争って?と想像するだけでサブ気したよ。
しかし何回も言いますが、あくまでもThe☆韓国映画なので”やりすぎ”感はビンビンです。まぁ、”やりすぎ”がスキか嫌いかっつーと大好きだけど。
そう考えると戦争すらドラマティックに大映ドラマタッチで見せちゃう韓国映画って、一本筋の通ったポリシーもコレまた凄い・・・。
ってなワケで、戦争するヤツ全員バカ!人が人を殺したらアカン!と、娯楽としての映画で見せる擬似の戦争で
今更こんな当たり前のことを痛感いたしました。・・・ので、最後にちょっとだけ萌えていい?・・・・ウォンビンにビンビンっすよ☆(コソッ)
って、貴様さっき言ったことと全然ちゃうやんけーーー!!ああ、許してーーーーーーーー!!(以上、独り言)。これぞ、まさに背徳の萌え。
ぶっちゃけ、我輩は終始、戦場に揺れる一輪のりんどうのような男子に釘付けであった。恥。
いやぁ〜、聞いてはいたが弟役の
ウォンビンってものっすげぇキャワゆぃのう〜!
深田恭子の『フレンズ』を見ていない自分は、世間様からまたまた運動場のトラック5週半ほどの遅れを取っていたワケですが、
なんだなんだ早く言えよ!と辺りかまわず逆切れ。うっわぁぁぁぁ〜〜〜とストーリーの重さに押しつぶされそうになりながら、
ぐぉぉぉぉぉぉ〜〜〜と止め処なく流れる涙(&つっこみ)を拭いながら、たまのアップに「グハッ、可愛い・・・」と。誰にもバレないように静かに萌え。
だって噂の”仔犬のような濡れた眼差し”を体感しちゃったんだもの反則だよバカーーッ!!何よ、その口唇?!そういうの大好きなの、
その肉厚タマんないじゃないの!横からのショットは、アゴが出てるように見えるので若干いかりやテイストだったりするのだが、
そんなことにはLOVE無限大なので気がつきませんよ。なるほど、これが”韓国のキムタク”か。
どっちかっつーと、木村拓哉よりも超盛期の安藤政信に似てるよね。しかし何にせよ、「ワレごときのオッサンに誰がチヤホヤするか!(激怒)」と、
即ヨンから”様”を剥奪するぐらいウォンビン様(←こっちに移動)はキとるわ。正確に言えばとっくの昔にキとったらしいで、知らんかったけど。
映画が終わる頃には震えが来ましたよ、ヤバいなワシ・・・と。これこれ、この感覚はヤバいのよ。きましたーーッ、初恋!っていうね。
嗚呼、これは・・そう、W杯のダイジェストでシュートを入れた稲本潤一を初めて見た時の感覚に似て蝶。ヤ、ヤバい・・・自分がヤバい・・・。
こうなった自分はヤバい。久しぶりに愛旅立ち☆しそう。もはや何回目の初恋か数えられないですけど「ラブ&ピース」。取ってつけたように。




『シルミド/SILMIDO』
死刑囚31人がシルミ島に集められ、金日成を暗殺するために“殺人マシーン”へと仕立てあげられていく悲劇を描いた実話の映画化。
韓国では1000万人を超える大ヒットとなった。監督は『幸せは成績順じゃないでしょう』の韓国のヒットメイカー、カン・ウソク。
主演に『オアシス』などで演技派として評価の高いソル・ギョング。クライマックスシーンの銃撃戦は息詰るほどのすさまじい迫力!

これもThe☆韓国映画の醍醐味か?!いやいやコリャいかんでしょ。っつーことで、”やりすぎ”の悪例。
ストーリーも音楽も出演者も何から何まで暑苦しい。これが韓国で大ヒット?あー、さよか。ワシャ全然なんとも。
主人公たちに一切共感できなかった理由は、「キム・イルソン暗殺のために集められ国から非情な仕打ちを受けた男達が、
元々死刑囚など凶悪犯だった」の一言に尽きる。悪いけど、彼らが何を要求しようとも、
「だってさー、自分ら死刑が下されるぐらい悪いことを社会でしてきたわけやん?」と冷めた目線で見てしまうんスよね。
しかも、そんなヤツらがいかなる理由があるにせよ、訓練中に民家に押し入って女の子をレイプしたりとか
バスジャックして巻き添え食らった運転手が射殺されたりとか・・・。えー、えー、えー、何してくれとんねんアンタら。
とてもじゃないけど、「だからって彼らを殺さないで!だって今までずっと国のために訓練してきたのに国に裏切られて可哀想じゃないの!」とは思えん。
一緒に訓練してきた教官を殺したのにもウンザリ。あの人、もうすぐ子供が生まれるって言ってたのに。
「オマエらに付き合ってられへん!」って、そんなん当たり前やん。
後半の見せ場は、「うをををーーーっ、裏切られたぁーーーーーーーっ」な彼らの怒りなワケですが、ちょっと待て、と。
しかも調べたところ、この映画って実話に基づいてるわりには実際に集められた男たちは死刑囚とかじゃなかったらしいやん。
それってどうなんよ。自分が遺族だったらババ怒りやと思うんですけど。
ただでさえそんな設定でイヤ気さしてたのに、更にダメ押しで主となる男たち約30人ってのがどいつもこいつもブッさいくやねんよな。
この映画に対する興味どころか、この世のありとあらゆる感情全てが削がれていったもんね。だって
ブッさいくやねんもん。←何回言うねん
一番主役格のヤツは大杉漣のバッタもんって感じやし、サブキャラの男は遠藤憲一の海賊版みたいな。
どれもこれも一重まぶたで顔も似てるし名前も似てるし見分けるのが大変ですよ。
そんな設定で、大杉漣と遠藤憲一に「友情☆」なんて言われてもなぁ。ラストも「なんやねん、結局そうするんかい!」っていう。
ほな、あんなにもシルミ島で大暴れせんで良かったがな。どないやっちゅーねん。
ちなみに前売りが売ってなかったから金券屋で「松竹レジャー券」ってのを1590円も払ってゲットしてから見たんですけど。高いってのプン。



『21グラム』
全く知らない同士の女1人と男2人が1つの心臓をめぐり引き合わされていく。時間軸を交差させながら展開する衝撃の人間ドラマ。
主演にショーン・ペン、悲劇の母親を演じるのはナオミ・ワッツ、人生のほとんどを刑務所で過ごしたクリスチャンの男にベニチオ・デル・トロ。
この主演は3人とも第76回アカデミー賞にノミネートされている。ほとんどを手持ちカメラで撮影しその臨場感は物語に迫力を与えている。

お、おも・・・(黙)。自分がいつ、どの登場人物の立場になってもおかしくないからこそコエーのなんの。
背もたれにグーーーッと押し付けられるような重圧感バリバリ仏血義理ムービー。
色んなエピソードを断片的に、時間の流れをバラバラに見せていく構成で「あ、あのシーンがさっきのの前になるわけか」なんて、
見てる最中いちいち自分の頭ん中で整理してかないと着いて行けなくなっちゃうので必死で見てたら映画が終わる頃にはドッと疲労が。
しかし怖かったなぁ。んでもって、めっちゃ色々考えさせられた。たまにはこんな風に、頭と心をフル回転な映画も良い。
見所は3人の名優達による競演だそうですが、素人目に見てもベニチオ・デル・トロ(古谷一行外人バージョン)っておっさんは迫力満点で、
全編に渡って背筋がひやっとするような凄味ある演技でございましたわ。油ギトギト、お色気過剰な大人の男でございますな。
ショーン・ペンって『ミスティック・リバー』に続き、この手の「お、おも・・・(黙)」系の映画が好きやね。←たった2本で決め付け
しかしただただ重いだけじゃございません。久々にこんな美乳を見たわ〜、ナオミ・ワッツ!
ババーンと脱いで、バヒーンと揉まれております。触り心地も形も実に素晴らしいオッパイでございましたよ!
触ったことないですけど、アレは相当イイに決まっている。男大好きっていうより男が大好きそうな見事な乳であった。必見!




ライブ『L'Arc〜en〜Ciel/L'Arc〜en〜Ciel SMILE TOUR 2004』(2004.6.9)

6月9日はムックの日!否!6月9日はロックの日!ということで行ってまいりました、ラルクアンシル〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!
(※『シエル』ではなく『シェル』と言ってしまい中断、録音をやり直させられたことがあるのも良い想い出だわ・呪)
ま、いくら6月9日だからってラルクがロックかロックじゃないかっつーと自分的には全然ロックじゃないのでCDを買ったことないし今後も買わんと思うけど、
しかーーし!そんな枠をとっぱらっちゃったトコでは好きっす!だって、良い曲が多いやん。聞かれちゃいないが答えると、
ちなみに一番好きなのは「♪真っ白〜な、なんとか〜」っていう冬の曲。たまに歌うとカラオケの画面は雪景色、みたいな曲ですよ。あれイイやんね〜。
タイトルがコレまた覚えられんのだけどな。だってラルクの曲ってどれもタイトルが横文字でババアからしたらソックリやねんもんブツブツ・・・。
せやけど曲は好きやわ〜、さすがメンバーはザ・ベストテン世代って感じ。実にツボを真正面から突いて来るメロディーの楽曲が多くてウキョーっすわ。
ついでに聞かれちゃいないけど答えると、ちなみに私が今までにラルクを生で見たのは確か99年の『MステSP』INベイNKホール。
トライセラのFC枠で観覧が当たって行きましたよ、女2人でクリスマスイブにベイNK・・・(遠い目)。
そん時のことで未だに忘れられんのが、確かラルクの出番がCM明けで、CM中にスタンバイでステージ上に出てきたのよ。したら何と!!!
TVに映ってないCM中だってのに、「よろしくお願いします」とハイドがタモさんに頭を下げたのである!!めっちゃビックリしたと同時に感動したわ。
「おお!ビジュアル系って言われたから帰るぐらいだし荒くれ者かと思ってたら、ちゃんと挨拶とか出来るんだ!!!(ジーン)」と。
そういえば紅白に出た時も、誰だったか歌舞伎のオヤジに後日ブツクサ文句垂れられてたよね。態度が悪かったって。「イヤなら出んな!」とかさぁ。
・・・え?もしやワシってばこの段階で既にラルクファンの方々を怒らせてますか?うわ、掲示板を荒らされそうな予感・・。コワ。な〜んて、
世間様から未だにジャニーズのファンって「噂になった女性タレントにカミソリ入りの手紙を送るコワい集団」と思われているが、ワシャそれと同じように、
ラルクのファンの方々って濃くてコワいイメージがあるのよ。が、ところがどっこい!そんな”いかにも”な”お耽美大好きネェさん”は何処へやら。
会場がある大阪城公園駅に着いて拍子抜けしたわ。「19日福岡のチケット1枚余ってます!」。あれまぁ、みんなして福岡のチケットを売ってるよ。
どうやら19日の福岡がとっても余っているみたいで拍子抜け。って、違ーーう!お客さんは(内面はどうか知らんけど)めっちゃ普通の人が多いのよ!
もっと威嚇系ヲタが満載なのかと思ってたのに、想像していたような「日曜日は原宿の橋の上に全身コスで集合系」の人なんてほとんどおらんし、
今話題の「ゴスロリ少女」みたいなんもあまりいない。「ならでは!」って感じの黒マントを羽織った人は数人見かけたけど、
ド紫色な口紅などの不思議メイクな「黒ミサ系」も全然っすよ。なるほど、バンドもここまで売れちゃうと支持層が変わっていって必然的にそうなるのか。
ヲタウォッチも趣味の一環なワシにしたらちょっとだけガッカリさ。GLAYライブに行った時の方がメンバーのコスプレちゃんもたくさん見たなあ。
まぁ、『ジッパー』だの『キューティー』だのに載ってそうな軽いパンク気取りなファッションがごく一般的になってきたからそう思うのかも知れんけど。
ちなみに自己主張が激しい系のファッションで言いますと、10代〜20代前半の女子に多く見られた「トンガリキッズちゃん系」ですかね。
全体ではなく、服や鞄などのどこかに黒&ドクロのモチーフを、みたいな。でも全体的には明るめに、みたいな。あれはブランドでいうと何や?
もう時代は『MILK』とか『スーパーラバーズ』じゃないよね?!分かんねぇ乗り遅れてるやん焦る・・・。←着るつもりかよ!
どうやら彼女達の中では、底がブ厚い黒の革靴(もしくは合皮)に、ひざの上ぐらいまであるシマシマの長い靴下を履くのが流行中の模様。
それにチェックなど、柄入りのミニスカートを合わせる、みたいなね。いくつか小さいバッチや安全ピンをつけたりなんかして。
うんうん分かる分かる、そんなんアッシらバンドブームの時もごっつ流行ったで!でもいいですか、当時いっぱい写真を撮った先輩からのアドバイス。
10年後に写真を見返すと恥死するのでオシャレのやり過ぎには注意だよ☆
せやけど思ってたよりもフツーでしたわ。お客さんをパッと見ぃ何のライブか想像つかんで。「今日は嵐のコンサートらしいよ〜」と言われれば
アァそうかァ〜と納得するぐらいの。
でも嵐のコンサートに比べりゃ男が多少なりともいたけどな。でも全体の2〜3割ってとこじゃないっすかね。
ンなもん分かっちゃいたけど、も〜見渡す限りオンナオンナオンナオンナオンナオンナオンナ!!オンナジゴク!!ま、そりゃそうだわな☆
だって、ラルク=「ハイドォ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」。ワシの横のお姉ちゃんは全部の曲の合間にこう絶叫していた。
だが私は「うるせぇなブス」とは思わなかった。なぜなら、仕方がないからである。そう、あれを見たら誰だって彼の名前を叫ばざるを得ないからだ!!
っつーか、ワシの隣にいた子がブスなんじゃない。ましてや私がブスなんじゃない(え?)。ハイドが美しすぎるでのある!!!!!
道理で全員ぶっさいくに見えてしゃーなかったわ。会場の中にいる人たちの中で一番美人なのはハイド。そら、しゃーない!
そらしゃーないのは山々だが、オープニングからいきなりグラサンかけて登場ってのはナッシンっすよ!!うぇ〜ん、バカバカァ〜!!!!(号泣)。
ワシャ今日はヒット曲とアンタのお顔を拝みに来たようなもんなのにビェ〜ン!・・・・って、知ってる!この曲知ってる!←どないや
1曲目はもちろんシングル曲をやるあたり、大好きだわラルク。何ていうタイトルかは知らんけど、とにかくごっつキャッチーなシングル曲からスタート。
そして次にワシの知らん曲(アルバムか?)を挟んで、またまたシングル曲。しかも『HEAVEN'S DRIVE』っすよ!テンション上がるで。
とか言うてたら!ハイドがグラサン取ったでコノ野郎!!・・・ん?出たーーーーーーーーーーーーーーーッ!久々に見ましたわ。
「男」でもなく「女」でもなく、「美」という第三の生命体を。ありえねえ「美」!うっとおしいぐらいの「美」!疑いの眼差しを向けてしまうぐらいの「美」!
『あの女め〜、元木だか巨人軍と付き合ってたんじゃねぇのかよチッ!』と、
今更ながら大石恵にムカつきましたよってぐらいの「美」!
っちゅーか何に一番驚いたって、「美」ってさ、自分の許容範囲を超えちゃうと、いくら一応相手がオスだからって欲情しないってことに驚いたよ。
万が一ハイドといたすことが出来るチャンスがあったとしても無理。チンコが入る前にワシャ腹上死するね。あんな顔は無理やって。即座に白旗。
うわぁ〜、ハイドって髪の毛は今長いんだなぁ。肩からちょっと下ぐらいまであるサラサラで真っ黒な艶のある髪の毛。まさにラックススーパーリッチ。
サイドを細かく編みこんでて、もう半分の前髪をハラリと垂らして歌うハイド様(注・ここからは全て『様』付けを今ロムっている皆様にも強要します)。
たまにマイクを持ってない方の左手で、「サワッ」と覆いかぶさる前髪を手で払いのけるハイド様。・・・・・・・・・・ゲボッ。尻子玉を吐いちゃった〜。
ライブ中、ひとり不謹慎なことを考えあぐねているワシなんてとっとと無視するかのように華麗に歌い上げるハイド様。
TVで聴いてる時は歌詞で何言ってんだか分からんけど、ナマで聴くと更に何言ってんのか分かりません!そして気を許すとすぐに裏声!ステキです!
ごっついステージセット、そして特効に次ぐ特効、色とりどりのレーザー光線や目が覚めるようなライティングに、曲ごとに凝ってる映像が流れ、
もちろんステージの横にある大スクリーンにはライブ中のメンバーの姿が代わる代わる映し出され、そんな中シングル曲を、
そしてまた知らん曲を挟んでシングル曲・・・と、ラルクのライブはめったくそに楽しかった。決して”宗教の信者向け”ではなかったのである。
ワシのようなイチゲンさんでも楽しめるような、「シングル→アルバム曲を2曲→シングル→アルバム2曲→シングル・・」というような構成でビバビバ☆
しかも知らん曲でも一々キャッチーなのよ、いつでもタイアップどんと来〜いって感じで。だから非常に聴きやすいのよな。
でもってアンコールのラストで『虹』っすよ、も〜〜〜、タマらんがな!わしゃスタンドの上の方でひとり「知ってる!祭」を開催したもんね。
素晴らしい。TVやラジオでしか曲を聴かないような客が見ても鑑賞に耐えうるライブって最高よ。売れてるアーティストはやっぱこうでなくっちゃ!
そんな、ライブがグッジョブ@ラルクのボーカルであるハイド様は、MCまでもが更に「美」なのであったのは言うまでもない。
数曲演奏後、おもむろに口を開いたハイド様。なんと、「しょっぱなから張り切ったからかぁ〜、やけに右手がイテぇぜ!」と、
ハイド様は確か和歌山出身のはずなのに標準語をしゃべってらっしゃいました。
あれ?なんで?したら途中で「大阪は地元で〜」と急遽関西弁に。かと思ったらまた標準語に。うむむ、まるで堂本光一様のようだ。
するとハイド様は続けて、いたずら小僧のような笑みを浮かべながらこうおっしゃった。「ケンちゃんは本番の10分前まで寝てました〜」。
「え?トミーズの?」。しかしどうやら違うらしく、ギターの人の名前が『ケンちゃん』なんだってさ。なんでだろ。実家が洗濯屋なんだろうか(古)。
って、オイ!っちゅーかケンちゃんよ!(←早速、馴れ馴れしいヤツ)。
よう見たら、今日はタバコ吸ってないやんか!!(衝撃)
えーーーーーーーーー、完全禁煙のTV局のスタジオではタバコを吸うくせに、自分らのライブのステージ上では吸わないってか!?
おいおい、どういうことだ?!他人の家でだけ大便するYO♪みたいなことやめてくれ!それとも周りからスモハラで責められたか!?
それとも禁煙中!?『たけしの本当は怖い家庭の医学』を見て金輪際タバコはやめようと怖気づいたか?!ワシもよく思う!あのTV怖いよね!
っちゅーか、そんなキサマの勝手な理由なんて知らんわい!ワシャせっかくラルクを見に来たんやからタバコ吸ってくれよ!頼むよ!
「も〜、ライブ中ずっとケムたかったわぁ〜」とか言わせてくれよ!タバコ吸わないギターなんてラルクじゃないよ!損した気分だ!プン!

その他にも小さくショックを受けたのは、「ボクはあまりコンビニには行かないんだけど、こないだ久しぶりに行ったら〜」とハイド様。
え?マジで?
そんな人ほんまにおるん?初めて見たわ。誰でも1日1回は行くものかと。だって、アタシャ年間通して400回はコンビニに行くで?!
しかもざっと上半期を振り返ってみたら、一番たくさん触った男の手ってコンビニの店員!しかもお釣りもらう時!
って、
 お わ  て る よ ね フ フ フ ・ ・ ・ (死)
な〜んてこたぁさておき、コンビニには行かないだなんて、さすがハイド様。俗世を逸脱なさってらっしゃるわ。すげぇ〜、コンビニ行かないんだ〜。
イメージが大事な商売ですもの、ハイド様がコンビニで『カラアゲくん』とか買ってたらエラいこっちゃやもんな。
「え〜と、牛スジとぉ〜」なんて、おでんの具を選んでる姿を見ちゃったら大パニックやもんな。でもそう考えたら、ハイド様という商売って結構大変よね。
ワシらが普段何気なくしてることでもハイド様がやったら幻滅ッってことだらけやろうし行動が制約されて出来ないことだらけじゃない?
だって、ハイド様が映画館へ行って『世界の中心で、愛をさけぶ』を見てズルズル鼻水垂らして号泣したりするのはアウトやろうし、
ハイド様がかつてのご学友とゲーセンでプリクラに「ウチらわ、おなちゅぅだじょ!」なんて落書きしてたらちょっとしたスキャンダルやろうし、
ハイド様が角座のステージでパンストかぶって引っ張り合いっこゲームとかしてたらソニーの株価が暴落するぐらいの大問題やろうしさ。
しかし、その後に続くコンビニトークのハイド様とファンの間で繰り広げられる大盛り上がり大会が、新参者のワシにはもっともっとビックリしたのであった。

ハイド様「コンビニでお好み焼きパンを買ったぜ!ウマかったぜ〜〜〜!」
ファン「おおおおおおおおおおおぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ワシ「ど、どうでもええ・・・(こそっ)」←小心者

やはりハイド様も教祖、さすがMCまではイチゲンさんのことを考えてなかった模様。ま、どこのライブのMCでも大体こんなもんだけどね。
しかーーしですよ。そんなことよりも、もっともっと驚いたことがあったのである!何かっつーと、アンコールで『パンクアンシエル』という別ユニット名で、
それぞれパートをチェンジして演るっつーお遊び企画で1曲やったのね。ポジションとしてはハイド様(きゃ☆アイパッチするのよ最高!)がギターを、
咥えタバコ屋のケンちゃんがドラムを、前任者がシャブだか何かで捕まったから新たに加入したドラムの人(しかもだいぶ前に)がベースを、
そしてベースの人がボーカルを担当したんだけどさ・・・このベースの人の歌が・・・もぅもぅ、
「ヒドい!」の一言でさ。
「ウ、ウ、ウッギャァアァ〜〜!!(死)」。歌い出し3秒で発狂しそうになりましたよ、こりゃねぇよ!ワシャいつの間にジャイアンリサイタルに来たのかと。
ぶっちゃけ、押尾学なんて目じゃないね。藤木直人だって敵わない。ワシがここ数年聴いたナマ歌の中でダントツ彼が最強!!!!(キッパリ)。
アイドルが好きなのよ私。だから必然的に今までありとあらゆる歌だか独り言だか分かんないモノをたんまり聞き続けてきた人生さ。
その私が言うんだよ、信じてくれ!あれは凄い!歌声界のテロリスト!なんていうかな、一度聴いたら下痢が止まらなくなる感じの。
何だったら今までの1時間半が全て台無し。ええ、分かってますよ。歌ってのは音階通り歌うのが上手下手の目安ではないし、ルールなんてない。
しかしだ!センスって大事じゃない?ボーカルセンスってのがあるっしょ?!それがさ、センスゼロなのよ!っちゅーか、マイナスなの!!
誰か教えてやれよ!ラルクのメンバーもファンも、そういうのって優しさじゃないよ!彼はものすごく人が良さそうだ!そしてベースは巧いぞ!!
でも人間さぁ、誰でも得て不得手があるのは当たり前なんだから、これ以上彼に傷を負わせてやるなよ!ある意味、聴いててサブイボが立ったもん。
あれをラルクヲタは許してるの?それどころか諸手を挙げて絶賛なのか?・・・と、
私はただひたすら口を大きくアングリを開けたまま目の前で繰り広げられる楽しげな地獄絵図に怯えていた。
すると曲終わりでケンちゃんが言った。「パンクアンシエルが好きな人〜!これをTVで見たいと思う人〜?(ファンは元気に『は〜い!』とお返事を)。
じゃぁリクエストしてくださ〜い!」。ひぃ〜〜!何言うんじゃ〜〜!(涙)。ア、ア、アカンて!あれはアカンて!ほんまアカンて!マジでTVはアカンて!
下手したらラルクにとって命取りになるって!!(本気)
ラルクどころか視聴者にとっても命取りになりかねんベースくんの歌はマジで門外不出にすべきだと断言する。
そらヲタにとったら「アイパッチ姿のハイド様を記録に残したいわぁ〜ん♪」ってとこだろうけど、ここは涙を呑むべきだ!
余計なお世話かも知らんけど敢えて苦言を呈したい。箱庭の中で信者相手に何をやろうが全然問題ないし、今日ワシがこれを聴いてしまったのは、
他人の庭に勝手に入って犬に噛まれたようなものだとグッと堪えるさ。金を払って入った客なんだけど、ここはグッと堪えるさ。でもTVはアカンて!
どうしてもっていうなら、ラルクチャンネルか何か作って、そこで放送しなはれ!じゃないと・・・嗚呼、考えただけでもオシッコちびりそうなぐらい怖い。
と、いうことで!「なんぼほど凄いんや?」と興味がある方は是非ラルクのライブへGOっすよ。CD音源だと、こないだ出たCDのカップリングとして
収録されてるらしい(すな!)のだが、CDなんかよりナマの方がもっともっとゴイスワイコー(業界用語)だと思われる。
2004年の夏、稲川淳二の怖い話以上に怖くて涼しくなれるものを見た・・・そんなライブであった。あ、だめ?こんなオチは?!>ラルクヲタ

しかしどこのヲタも大変だ大変だとは聞いていたけど、ラルクんとこも大変そうだな〜。だってツアーグッズがいかにも大変そうなんだもん。
まずはツアーパンフが3000円。高ッ!(ショック死)。そして妙な黄色いカバン(全然可愛くなくて仰天)が3800円。高ッ!(ショックのあまり蘇生)。
そして更に特筆すべきは値段以上に、ツアーグッズのネーミングセンスっすよ。これがスゲーんだわさ!
いわゆる「黒ヒゲ危機一髪」のラルク版のおもちゃの商品名が
「そんなとこ触っちゃイヤよ(はぁと)ゲーム」
そしてツアーキャラクターとなっているフィギュアの商品名が
「ラルク アン オドル」
300円もするチキン味ラーメンの商品名が
「ラルク 麺 シエル」
ラ、ラルク麺シエルって・・・(ガビーン)。「ラルクアンオドル」はさておき「ラルク麺シエル」って正気かよ。ってか、何故にツアーグッズでラーメン?
しかもTETSUの単行本のタイトルが『哲学。』といい、やたらめったら
ダジャレのオンパレードな印象が強いラルク。
いいのか?ラルクよ、それで本当にいいのか?そしてもっと問いたいのは・・・ラルクヲタよ。買ってるんだろうけど、いいのか?本当にそれが欲しいのか?
今頃、「なぁ、あんた『ラルク麺シエル』食べた?」「当たり前やん、もう毎日『ラルク麺シエル』っすよ!」とか言ってんのかな・・・。泣ける・・・。
せやけどそんなこと言いながらもワシも、今年の夏に関ジャニ8サマースペシャルの会場で、”空き缶に道端の砂利を8粒詰め合わせただけ”の商品、
その名も『缶ジャリ8』が発売されたら絶対に買っちゃうだろうな〜。嗚呼、なんだかんだいってアーティスト以上にヲタが一番ロックだっつーの!!(涙)。




映画『天国の本屋〜恋火』(2004.6.8)

天国と地上を舞台に繰り広げられる愛の奇跡を描いたロングベストセラー「天国の本屋」シリーズの映画化。主演は竹内結子。
キーパーソン・健太を演じるのは玉山鉄二。ピアニスト役である主演2人が猛特訓して挑むピアノの演奏と、
クライマックスの心温まる美しい花火のシーンは見逃せない。

竹内ゆうこりん主演。ってことはッ!?いやぁ〜ん、どんだけ泣かされるんやろ☆と意気揚々タオル持参で行ったら、ひざカッくん。あれー。
泣けたで、一応は泣けたよ。でもさ、どれぐらい涙が出たかっちゅーと、涙の量は、「ピクニック」にストローをさした後に間違えて側面を持っちゃったら
ババッと溢れました〜程度の。チッ、この映画ダメ。唯一心に残ったのは”セロリに味噌を付けて食べると美味しいんだ知らんかった〜”ということのみ。
いいですかぁ〜?竹内結子と玉山鉄二な時点で、どう考えたってターゲットは「TVドラマの延長感覚で映画を見るミーハー(つまりワシ)」か、
「映画はラブストーリーしか見ないバカップル」対象だと思うのよ。断じて、映画界に一石を投じる作品じゃないやん?
せやねんから、もっとあざとくやってくれんと!だって竹内結子よ?涙のコリン星からやってきた竹内ゆうこりんが、
ひとたび男の胸板を叩きながら「なんでなのよぉ〜」と言いつつ涙を流したと同時に、見てるこっちのダムも決壊。「うぉぉ〜!!(号泣)」。
これはもやは21世紀のお約束ですよ!だいたい、竹内結子がそない劇中に泣いてへんねんもん。GOサインも無く泣けるかよ。
まぁそない泣ける話でもなかったしな。1シーンだけ長回しで「GO」を誘発するようなシーンがあったけど、そこも竹内結子VS香川照之で、香川の圧勝。
それにしてもこの人って、全然仕事選ばずに頼まれたもんには何でも出てるイメージや。何でこんなのに出ちゃったんだろ?
こんなのに出るぐらいならマジ母ちゃんのドラマ『おふくろシリーズ』に出て欲しいわ。自分の涙で溺死するぐらい泣けそうやし。
そして!!ここにもまたまた香里奈が!!(バヒーン)。ここ最近見た映画の『海猿』『深呼吸して(それは満里奈)』に続き、香里奈ドトーの大プッシュ。
「映画=沖縄」、「TVドラマ=本州」。この台風は沖縄からジワリジワリと移動中ですので後に本州にも上陸するかと。
顔はごっつBEP‐PINさんで、「癒さない井川遥」って感じ。スタイルもいいし演技もドヘタじゃないけどやや表情に乏しいからかなぁ?あまり・・。う〜ん。
しかし事務所が田中麗奈のところなので、またもタレントに「ワケの分からん高級感」を植え付けて大女優様っぽく売るかと思われるので、
映画をちょちょいとやって今年末ぐらいから化粧品などCM連発、気がついたらフジ月9かTBS日9あたりをサブで荒らして
来年か再来年にはTVドラマで主役・・・うわっ、見えた!(笑)。気がついたら「今、最も女が憧れる女」「ポスト松嶋菜々子」とか言われそうな。
そして香里奈同様、またまたここにも大倉孝二と新井浩文が。またかよ!邦画ゆぅたらワンツーフィニッシュで出てきよる。
しかし珍しく新井くんがヤンキーじゃない役を。一方、大倉孝二は相変わらずのお調子者な役どころで、素で竹内結子を笑わせていた。ステキ。
今回も思ったけど、大倉孝二って無駄に長身よね。そしてタマテツこと玉山鉄二。ここでおさらい、玉山鉄二と玉木宏は
2人とも元ヒーローかと思われがちですが、ヒーロー上がりなのは玉鉄の方ね。ガオシルバーです。「あの2人ってごっちゃになるわ〜」という友達には
「タレ目が玉木で、エラが玉鉄」と教えています。もちろん、あと5cmエラが出っ張っていたところで男前には変わりない(?)ので
私は全然嫌いじゃないんですけど、彼は頭がデカいのか?肩幅が狭いのか?全体のバランスが悪く見えるわぁ。
最近のTVドラマ界では谷原章介ばりにフラれまくっている玉鉄。今もまた『農家のヨメになりたい』で、
どう考えても中村俊介よりナイスキャラなナイスガイなのにフカキョンにフラれている玉鉄。
しかもフカキョンにフラれるのは『ハコイリムスメ』に続き2度目。学習せぇよと言いたくなる玉鉄は、
私の中で密かに「タマテツの出演作はジミ〜に全部ツマらんしコケる」というジンクスがあったのですが、
今クールは『農家〜』も『離婚弁護士』もそこそこ面白いのでそのジンクスが打ち破られようとしているみたいだ、ちょっと残念。
ま、しかし視聴率的にはコケ臭プ〜ンですけど。そして連投で夏からはドラマ『君が想い出になる前に』に出演するらしい。
主演が観月ありさ。共演は椎名桔平。フジ火曜10時枠。・・・。ジンクスが復活しそうな予感・・・(ボソッ)。
ちなみにこの映画のキャストを見た時は、「玉鉄が竹内結子の相手役かいな!えらい出世したなぁ〜」と思ってたら、
この映画でも別に相手役ってほどでもなく。ここ数年、なぞの横ばい進化を続ける玉鉄。
玉鉄・・・男前なのにむくわれない玉鉄・・・男前なのにぞんざいな扱いを受ける玉鉄・・男前なのにドラマ連投のわりにはあまり印象に残らない玉鉄・・・。
正直、この映画よりも玉鉄について考えた方がよっぽど泣けるぜッ!美形のタマテツに正当な評価を!
皆さん!!もっとタマテツを応援してあげてくださいッ!!!(オマエがせぇよ)。




映画『スチームボーイ STEAMBOY』、『スウィングガールズ』(2004.6.7)

『スチームボーイ STEAM BOY』
『AKIRA』から16年。世界が認めるクリエーター、大友克洋待望の劇場用アニメ最新作がついに登場!舞台は19世紀イギリス。
蒸気機関が産業を支配し始めていた時代。そこに科学の進歩と人類の欲望を具現した“驚異の発明”が生み出されようとしていた。
製作期間9年、総製作費24億円をかけて送る渾身の作品は国内ファンのみならず世界が待っていた血湧き肉踊る“空想科学冒険活劇”である。

これ面白いッ。そうそう、アニメーションムービーはこうでなくちゃ!!
主人公は勇気がある正義感の強い少年なの。そうそう、やっぱアニメの主人公はこうでなくっちゃ!!基本は『ジャンプ』精神で☆
「今時そんな13歳おるかぁ〜?」。いえいえ、”今時”じゃなくて舞台は19世紀だしヨカヨカ。
大友ですもの、もちろん主人公・レイのルックスはごっつフツーの男の子で、パッと見ぃ萌え度はゼロっすよ。
せやけど見てるうちにだんだんカッコ良く見えてくるのよ!ンま不思議。って、アニメなんですもん、やっぱ主人公はこうでなくっちゃ!!
「悪いこと考える大人がいるんだよ〜」、「お金に目が眩むんだよ〜」、「戦争は悲しいんだよ〜」、「人間は愚かな生き物なんだよ〜」。
で・も・ね!因果応報。悪いヤツには罰があたるんですよ。うんうん勧善懲悪(とこの映画はチト違うけど)が一番気持ち良いっすよッ!!
ここで一言、「アホでも分かるアニメ万歳〜〜〜ッ!!」。
『イノセンス』のせいで、すっかり”おバカさんには分かるまい”な「最近のアニメ映画恐怖症」になっちゃったワタシは、見るまでドキドキであった。
果たしてワシに理解出来るのであろうか、と。
心配ご無用、ああ良かった。『クレヨンしんちゃん』とはまた別の意味で、
これは大人も子供も楽しめるアニメーションじゃないかな。
ワクワクとハラハラとドキドキ。アニメの映画やねんもん、コレはものっそ大事やって。
この映画は、商業社会の条件に合わず製作中に頓挫を余儀なくされたらしので、まぁきっとワシに分からんところで「手打ち」や「妥協」や「歩み寄り」や、
この9年もの間ソラもう
色んなことが、何だったらそんなクリエイターの苦悩する様を実写で映画化(ただしホラーかも・・・)して欲しいぐらいなんだけど
でも何とか公開の時期をずらしてでも完成に漕ぎ着けたこの作品は、もしかしたら、どうしても「妥協点」とかが目に付いちゃうであろう”大友克洋ヲタ”にとって
多少なりとも文句のある仕上がりだったりするのかな〜とか思うんだけど(ま、ヲタは何にだって文句垂れるしな)、
「夏休み公開」の「アニメ映画」としては商業的にヒットしそうな作品かと。だって私にも内容が分かるんだもーん。←そればっか
恐れていた「声の出演:鈴木杏」もグゥ。全然気にならん、それどころかイイ感じやん。何やらせても適度にグッジョブなお嬢さんや。
せやけどもっとビックリしたんが小西真奈美。「え?どこが小西真奈美?(ポカーン)」っていうね。
言われなきゃ全然気付かんだろってぐらい自然やし違和感ないし、自身のキャラを消して上手に演ってはったのよね。
そ、そういや・・・『ハウルの動く城』で声優初(←経歴詐称)挑戦な某クンって、
”自身のキャラを消す”のが最も苦手っぽいんだけど大丈夫なんだろか。願わくは、こちらの映画でもカンヌ同様「出演時間は7分」で。
あ、そうそう!何気に今年の東宝アニメ大作は”動く城”のがブームみたいですよ。って2作だけだけどね。
他に声優での出演者は、児玉清、沢村一樹(実に沢村一樹らしい役です・笑)、斉藤暁、寺島進などなど豪華でございます。
その中で唯一ダメさが目立ったのが中村嘉葎雄。ジジィの役だから、あんな喋りもありなのかもしれんけど、
それにしてもあまりにも滑舌が悪いんちゃいまっか。「まぁまぁジジィってあんな喋り方だし、リアリティーを追求した結果なのかもね!」と
上映中は自分自身に必死で言い訳しながら見てたけど。ンまぁでも面白かった。アニメ界の横綱相撲を見た感じっすわ。





『スウィングガールズ』
『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督の待望の新作ついに始動!公開されるや日本中で大ヒットし、今尚高い人気を誇る映画「ウォーターボーイズ」の
監督・製作チームによる待望の新作が遂に公開!今回のテーマは女子高生のビッグバンド。とある田舎町で暮らす女子高生たちが、
ひょんなことからビッグバンドで演奏するハメになり、奮闘しつついつしかのめり込みゆく様をおかしく描き、さらに感動を呼ぶラストへと導きます。

『ウォーターボーイズ』の監督やし、期待度が高かったためか思ってたよりは・・・でしたな。
「ダメダメちゃんたちが1つの目標に向かって努力して成し遂げる青春映画!」ってのは、
メインキャストが男であれ女であれ、・・・まぁどっちかっつーと男希望だけど、この手のは無条件で大好きなのにピンと来ず。あれれ?
魅力的なキャラ(特に自動車工場で出てくる兄弟いいね!)もたくさんいたし、面白いシーンもあったんだけど。う〜ん。
バンドの練習よりも、楽器を買うために金を稼ぐ方に一生懸命な女の子たちって印象が強いなあ。
それぞれのエピソードは笑えたんだけど、あんま練習を必死でやったイメージがないまま最後の合奏に突入したからか、
この映画の目玉であるラストの合奏も私はさほど感動せず。しかも、楽器の演奏だしさ。
前作のシンクロは「わーすげぇ!よくやった!」ってのが素人目から見ても分かりやすかったけど、楽器の演奏ってさ、
ホラ、男闘呼組の前例もあるし(何と比べとんじゃ)、「本当に弾いているか弾いていないか」なんてアッシには分からんわけよ。
「上野樹里がサックスをププ〜〜っと藤井尚之ばりに吹いている」のを映されても「おおっ、うっめぇ〜」=感動し難いのな。
これ、企画の段階でミスってんじゃないっすかね。だって”楽器の演奏”なんだもん。女のシンクロ(まんまじゃん!)じゃダメだったのか?
それにメインキャストの女の子たちも微妙でなぁ・・・。主役の上野樹里も充分可愛いんだけどメインにしては薄いような・・・。
この映画を見た限りでは、あくまでもサブで光るタイプなのかな〜って。
年が近い子でいうなら、やっぱ長澤まさみほどじゃないもんなぁ。「ひぃ〜〜〜、ピッカピカですやん!(脱糞)」ってぐらい
メインは強烈に光ってる女の子であって欲しかったかも。可愛いしウマいよ、なんだけどね・・・。
なんやろなぁ、例えば青春映画で5人の男子がメインキャストの場合、全員オトコマエだったらシラけるやん?
「ンなわけないやろ」って。だから中にブサやデブなどを交える、これはお約束だと思うのね。
だけど女の子の場合ってなー。ま、差別なんですが、やっぱズラッと可愛い子が揃ってないと物足りん気がする。
欲を言えば、上野樹里ばりに”分かりやすく可愛い”女の子をメインキャストの中にもうひとりだけでもいいから投入していただきたかった。
矢口監督、次回作も『ウォーターボーイズ』の3匹目のドジョウを狙ってみては。次こそ男だって、男。←やっぱそれかい
白石美帆はこの映画では先生役で登場。そう、そうなの。アンタは大学生じゃなく先生役ぐらいで丁度いいよ。
コメディータッチだから下手っぷりがあまり目立たなかったしね。
唯一”黒一点”で頑張ってたのが平岡祐太。アッシが見に行った年の『JUNONスーパーボーイ』でございますわ。
そん時は「あ〜、あれダメだね!即消え!」なんて言ってスンマセンでした。初めて演技してるの見たけどコレがなかなか!
消えるどころか、うまいこと行きゃ同コンテスト上がりの安居剣一郎ぐらいにはすぐ越えられそう。ウォッチリストに入れました(笑)。




TV『ロンドンハーツ(2004.6.5)

こないだの水曜日(2日)、私はいつものようにひとりでマクドに入り浸り、コーヒーを片手にネタをこしらえて(渡鬼語)いた。
すると私のナナメ向かいの席をドバーっと陣取り、8人の女子高生がブックエンド型のデカい鏡を自分の前におき
おのおの入念にメイクをしたり髪型を整えたりしながらおしゃべりを始めた。
ワシャ、こういう状況で色んな人の会話を盗み聞きするという悪趣味の持ち主なので、一体どんな会話をするのかと聞き耳を立てていたのだが
彼女たちはそれぞれ鏡の中の自分が変貌を遂げていく過程に夢中で、直接目を合わせることもなくダラダラと楽しいんだか楽しくないんだか
テンションやノリがよく掴めない会話をしていた。すると、その中のひとりがおもむろに口を開き、「なぁなぁ、昨日のロンブーのTV見たぁ?」。
その途端、全員が鏡から視線をはずし端を発した少女に向かって絶叫、「見た!あの子、めっちゃカッコよかったよなぁ!」
「そうそう!」「肌もスベスベやったしヒゲもないし毛深くないしさー!」「せやのに彼女はめーーーーーーーーーっちゃブッさいくやったやろー!」
「なんであんな女と付き合ってんねんやろうな!めっちゃカッコいいのに!」「しかもあの子大阪やんなあ」「えー、どこ住んでんねやろ?」
「しかも顔だけじゃなくて性格もカッコよかったやろ!」「そうやねん、ありえへんわ!まじカッコよかったぁ〜〜!!」
ぬわにーーーーー!?
昨日のロンブー、というと『ロンドンハーツ』か。あの、カップルで騙しあったりする番組よね。・・・チッ、シクったぜ。
アタシャそんな時間に家におらんうえあまりバラエティー番組が好きでないので勿論見ていなかったのだが、そんなにも女子高生8人全員が我を忘れて
メイクなんて放り出して必死のパッチで一致団結して「カッコいい」を連呼しちゃうオトコマエな素人男子が出てたんかいな、
そら見ときゃ良かったよウワーーーーッ大後悔!!!!
・・・・な〜んて、今日(5日)の夜に仕事が終わってから、玉木宏の握手会アフターな激・男大好き友達と合流しメシを食らいながら
「そういやこないだ見かけた女子高生がそんなことを言うてわぁ〜、なんのこっちゃねぇ」と軽い気持ちで話したんだわ。
したらまたまたその場にいた女全員(○年前の女子高生)が絶叫!「えーー、見てへんのぉ!?」「自分、終わってんで!」
「ほんま、めーーーーーーーーーーーーーーーーーっちゃイケとった!」「最高やったよな!」「あの子、ほんまに素人?あんな素人ウソやわ!」
「せやのに彼女ほんまブサいくやったよなぁ!」「あの彼女ってさー、ざこばの娘に似てるよな!」「トラップガールの方が全然いいよな!」
「そら浮気するっちゅーねんなぁ!」「カッコいいうえに引っかからへんかったし100点!!」
ぬわにーーーーー!?
そ、そ、そ、そ、そんなにもカッコいい子が出てたの?ゆーても自分ら玉木宏の握手会帰りやんね?せやのにそんなこと言う?
っちゅーか『ロンドンハーツ』ってワシの周りでの視聴率は100%かよビックシ・・・。
しかもそこまでカッコいい子が出てたんかいな何でも見とかなあかんわなアタシャほんまに終わってるやんウワーーーーッ大失態!!!!
まぁまぁそんな感じで、素人から芸能人まで、またいつものように自分らの手には届かないオトコマエの話にのみ終始しつつ
夜も更けたのでそろそろ〜と機嫌よく店を出て地下鉄心斎橋駅に向かったんですわ。せやけど私だけが切符を持ってなかったので群れを離れ、
ひとり券売機に向かい切符を買ってたのよ。そしたらですよ!「まっちゃん、早く早く!!!」。えらい勢いで呼ぶわけよ。
え?何?芸能人?もしかして玉木宏?(地下鉄の駅にいるわけないっちゅーに)とか思いながら慌てて走っていったら
「ほらっ、あの子!こないだのロンブーのに出てた子!さっき言うてたカッコいい子があそこにおるねん!!(大興奮)」
ぬわにーーーーー!?
そういや大阪の子って言ってたよな!?そら心斎橋におってもおかしないわ、え?どれどれ?「ほらほら、あの黒いTシャツの子!」。
気がつくとワシは「あの黒いT」ぐらいのあたりで走り出していた。
そして再び気がつくとワシは”ロンブー男”と思われる黒いTシャツを着た男性の肩を、後ろからトントンと叩いていた。
クルッ。噂の彼が振り返った瞬間、脳内に表示されたテロップは「カッコいいーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!(初恋)」。
次いで口からはこんな台詞が。「あの〜、こないだロンブーの番組に出てた人ですよね?」←見てないくせに
するとちょっとハニかみながら、「・・・はい・・」。
はぁ?!ちょっとアンタ本気?!何よこれ?!えーーーーーーッ、こんなオトコマエがまだ大阪におったんかいな?!
関西にいるオトコマエは8人だけで、しかも全員関ジャニ8になってしまったのが通説の昨今、本気で驚いたわ。
噂どおり、お肌は骸骨が透けそうなぐらい透明感タップリのチュルッチュルのお顔で、しかもかなり本格的な美形。
背も高いしスタイル抜群、雰囲気的には永井大を数億倍カッコよくした感じのハイレヴェルなビジュアル、
ひぃぃぃぃ〜〜〜〜、こんなオトコマエをタダで拝んでヨカですか!?・・・と、尋常じゃない感動に打ちひしがれていたワシは、
またまた気がつくとこんなことを口走っていたのであった。「あの〜、握手してくださいっ!」。
その時、オトコマエと一緒にいた男友達3、4人は全員ウヒャッヒャと、そんなワシを見て笑っていたが知らんふり。
だって私の目にはもう彼しか映ってないんですもの☆←聞いてない。いやいや、ありえんなアリャ。オトコマエ過ぎるやろマジで。
あんなもん明らかにフツーじゃないもん、素人ハンサム法違反やで。そんなことを考えながらも念願(?)の握手をしてもらってご満悦、
うわー、本もCDも買ってないのにこんなオトコマエと握手できるだなんて最高にラッキーやん♪と、
遠目に見守る友達の元にかなり浮かれながらスキップしつつ駆け寄りすぐに自慢、「なぁ聞いて!あの子に握手してもらったキャッ!」。
するとさっきまで同志であったはずの友達が、ワシに向かって顔面にDEATHメッセージを浮かべながら一斉にツッコんだ。「握手て!素人やのに!(呆)」。












_| ̄|○  クセって怖い・・・




映画『ジャンプ』(2004.6.2)

恋愛小説の名手として有名な佐藤正午の同名小説の映画化。ミステリー仕立てで描かれる新しいタイプのラブストーリー。
ネプチューンの原田泰造が映画主演に初挑戦。牧瀬里穂や笛木優子と絶妙なアンサンブルを見せる。人生の岐路に立った時、
誰もが考える”もしもあの時……”というほろ苦い後悔や、少し甘酸っぱさが残る切ない物語。

事務所繋がりのタイアップで主題歌に決定してヨカッタねッ☆って、こんなダメドラマなら逆効果じゃ!!(号泣)
お陰で全く売れなかった『FALL AGAIN』というヤな想い出のせいで主演の貴様にトラウマ@原田泰造が主演。
なんでこんなにもひっきりなしに原田泰造にドラマや映画の仕事が??しかもなぜ常に主役級??他におらんか??
は〜。へぇ〜。ほっほぅ〜。と、見始めて数分でその理由が分かった映画であった。上手いのはモチロンのこと、原田泰造が、えろ〜いのだ。
そこはかとなく、えろ〜いのだ。
特にスーツ姿がええ!ネクタイを緩める瞬間がタマらん!嗚呼ッ、原田泰造ってエロリーマンだわ〜(シミジミ)。
見てる最中に何故か、松田聖子の「♪タバコの臭いのシャツにそっと寄り添うから〜」ってフレーズが頭の中を流れたんだけど、
30過ぎのリーマンの、若干ヨレたスーツの臭いがクサいっちゃぁクサいんだけど不思議なことにいつまでも嗅いでいたい臭いっていうか、
ホラそういうのってあるやんか!(頷き強要)。なんちゅーかさぁ、油が乗り出したオトコの色気ってのが滲み出ててエエ感じなのよ!
そろそろ背中でモノも語りまひょか?みたいなさぁ。この手のオトコこそ、『抱かれたい男ランキング』に投票すべきコマやと思うで〜。
ま、ま、日々「柳楽キュン☆」なんて思うたびに「あら?もしかしてアイ・アム・ショタ?」という恐怖に悩まされるんだけど、
この映画を見て一番の収穫は「まだまだ30過ぎのオッサンにも萌えられる!」と、自分の中に健全な魂を見つけられたことやね。
ホッと一安心。という映画ではないんだけどね。いやいや映画自体も中々面白かったっすよん。「ある日突然彼女がいなくなった。なぜ?どこに?」という、
彼女を探して三千里(そんなにもないだろうけど)なストーリーなので興味深く展開を追えるし、雰囲気もまったりしてて良かった。
結末も「え!そうなん?」と軽く驚かされたし1000円分は楽しめたっす。せやけど映画を見終わって帰り道にジワジワ来たわ。
「何であの人はああしなかったんだろう?」「何であの時あの人はあんなことを?もっと別の方法があったのでは?」みたいな。
よう考えたら、この映画に出てきた女って全員ワシには理解出来ん変人ばっかしやったような気が。
でも脚本は、泣く子も黙る飛ぶ鳥を落とすかさぶたも剥がす勢いの井上由美子ヒットメーカー様が担当なさっているので
辻褄の合わないところなどは全て「原作が悪い!」ということで自分の中で消化しました。すいません、TVっ子(スキスキ)なもんで☆
せやけど原田泰造ありきだったなあ。単純なワシは俄然原田泰造派になりましたよ。
関西在住だからか、ワタクシからするとネプチューンって、
「どういういきさつか知らんけど、気がついたらTVで看板番組持ってハモってた(別に本人らがハモってたわけじゃないけど)」な存在で
若手にありがちなローカル番組のレポーターをやったりとか、売れてない頃の記憶が皆無な芸人やねんけど
初見で、「うーん、この3人の中だったら・・・とりあえず八重歯!」と誰に聞かれたワケでもないのに
自分の中で”男性グループを見たら好き嫌いに関わらずとりあえず担当を決める制度”に従ってなんとなくホリケンを選出。
(え?やらない?ワシャ、いつ誰に聞かれてもいいように一応担当決めてるで!ちなみに「イケメン新撰組」では泉くん推し!)
しかし今日をもってホリケンから原田泰造へスライドしたことをここに宣言します。って聞いちゃいねー。
ちなみに、高校生の頃から「とんねるず、ユニコーン、フリッパーズギター、ウルフルズ、『学校へ行こう』、台湾・・・って、
興味が向かうとこ全てに満里奈がッ!!(ガビーン)」みたいな虚しい人生を歩んできた私ではあるが
この先何があろうとも何を見ようとも例えピラティストばりに満里奈が飛びつこうとも、
名倉に萌えることだけは絶対にない。
あの顔だけは無理・・・(泣)。キラいじゃないの、無理なんよ。悔しいわ、あの顔を見るたびに男大好きとしての限界を感じるよ。ってコレまた聞いちゃいねー。




映画『バーバー吉野』(2004.6.1)

小学生がみな奇妙なおかっぱ頭をしている山あいの小さな田舎町を舞台に、おしゃれな髪型をした都会からの転校生の出現が
巻き起こす波紋の行方をユーモラスに綴ったほのぼのムービー。監督はこれが長編デビューとなる荻上直子。
町に唯一の理髪店“バーバー吉野”のおばちゃんにはベテラン女優もたいまさこ。第13回PFFスカラシップ作品。

いいですよ、コレ。特に、男が見たらタマんないシーンがいっぱいあんじゃないっすかね。
思春期ですよ思春期。どうだ、男子!こんなもん、今も昔も一緒でしょ?!(笑)。
街のしきたり云々以上に、ガキどもの描写とノスタルジックな風景にポワ〜ン。地味ながらも、フフフと楽しい映画やった。
思わぬ拾い物って感じ。せやけどこの手のって、ワシは自分ちのビデオとかで見てたら絶対に途中で寝ちゃうだろな・・・。