2005年3月の日記


「いまさら・ドラマ最終回」
うえ〜、やっと見終わった。最終話まで全部見たのは結局この5本でした。5本もかよ。暇ですね、私。

『不機嫌なジーン』
恋沙汰なんてのは、どんなご立派な経歴をお持ちの男女だったとしても当人以外の傍から見たら支離滅裂の基地外沙汰でしかないのだ。
「うをー!私は何であの時あの男にあんなこと言ったんだろう?何であんなことしたんだろ?」って思うことは盛りだくさんで、
で、傍からすると「え?相談されても困りますが。アンタ何してんの?バッカじゃない?深夜に電話ウザ〜」っていう。
しかもそれを学習しない。別の男と付き合えば、そん時はそん時でまた別の支離滅裂なことをやらかしたりして。で、大後悔で「ウエーン」。
ま、それが恋愛ってやつですわ。それはリアルでよくあることなのです。
貴女の恋愛もそうだろうと思うけど、私の恋愛だってきっとドラマ化なんかしたら非難ごうごうですよ(笑)。
「主人公の女が人格分裂症なんですけどー!(発狂)」みたいな。うへへ、でも別にいいじゃん。だってドラマじゃないしー。
しかし、これはドラマですから。しかも『月9』ですから。「テレ朝金曜深夜枠」のドラマに誰も感動ものを求めていないのと同様、
『月9』ラブストーリーの「オチ」に「リアル」を求めていた視聴者はいたのだろうか。少なくとも私はこんなオチは望んでなかった。
「なんだかんだいいながら、主役の男と女がくっついてハッピーエンド」の何が悪い!?ラストはベタでかまわんやろ。だって『月9』よ?
これって私が未だに『月9信者』だからこう思うのかなあ。最終回は「うわー、ヤルせないけどこういうのってあるかもー」と思いながら見てたけど、
そのまま終わられた日にゃ「え!これで終わり?」みたいな。干拓問題を取り上げた意味は?!この放っておかれた感は一体?!
しかも言っちゃ悪いが「ゆうこりん」にリアルでお似合いなのって教授よりもオダギリよりもテントウムシオだと思うんですけど。
お互い『月9』っぽくない地味な感じが特に。あの2人が惹かれあう様ってとてもリアルだったじゃないの。
「男のスキルに惚れる」のは20代後半かもしれんが、「初対面で男のルックスや雰囲気に惹かれる」ってのは20代前半の女にだけ出来る技でしょ。
テントウ黄川田には確かに『月9』でメインキャストを張れるほどの魅力はなかったが、
でもゆうこりんが「ポワ〜ン」となる理由はあったと思うんだけど。しかし、ドラマ好きの中での「黄川田イラネー運動」は凄かったですね(笑)。
私は最後まで「す、好きです・・・」でしたが。必要だったと思うけどなあ。女は年と共に男に何を求めるかってのが顕著に現れてた例じゃないの。
「顔とか優しくしてくれるとか、そんなんよりもっと他んとこの方が重要なんじゃい!!!」っていう。で、やはり諸々の理由で教授を求めるゆうこりん。
そして教授は今でもゆうこりんのことが好き。そしてゆうこりんも教授のことが好き。ワケも分からず出てきたオダギリは終始蚊帳の外。
でもゆうこりんには才能があった。研究したい。「じゃボクは身を引くわ」。ゆうこりんは「うえーん」。数年後、笑顔で再会。「久しぶり〜」。
しかし2007年のロンドンで教授との想い出の曲を聴いてまた「うえーん」。終わり。ええええええーーーーーーー!!!!!!(仰天)。
ちょっと待て!それって要は「好きな男とくっつくのはタイミングが非常に大切で、それを逃すと後悔しますよ、ええ」っていうこと?!
いや、そんなんドラマにされんでも知ってますけど。でもそれをドラマで見せちゃあまりにも救いがなさすぎやしませんか?
確かにそうだけどさぁ。でも『月9』だしぃ。最後ぐらい夢見させて終わっていってもそれは「おざなりな結末」じゃないと思うけど。
うむ、色々面白いところもあったのに、あまりにも「月9としてこういう斬新なラストもありだろう?!」っていう一石を投じることに力を注いだ感が。
別にラストぐらいはベタでいいのになあ、ベタで。

『救命病棟24時』
ラスト、ガキが描いた進藤先生の似顔絵を眺めながら、
今はどっか行ってしもた進藤先生の震災時の頑張りの数々を思い出しながら微笑む菜々子・・・終わり。あれ?
あんなにも愛していたハズの婚約者なのに、松嶋菜々子が石黒賢のことを1ミクロンも思い出すことなく終わっていったのに笑った。

『優しい時間』
リアルタイムで見てる時はいいんだよ。でも深夜に「さて!これ見てから寝るか!」と録画したのを再生しながら寝っころがって見たら
10中10・・・優しい時間が優しすぎて毎回寝てしまった・・・。しかも田中圭ファンにとっては全然優しくない時間・・・(黙)。
オチが何って「父ちゃん、ゴメンな〜」「ええで〜。ワシもゴメンな〜」という。3ヶ月をも費やした”謝罪&対面待ち”のドラマでした。ドテーン(涙)。
「理由なき反抗」のリーゼントな二宮和也を見て「もしや腕に『死神』?!」とドキドキしたのは私だけではないハズだ。ビクビク必至。
っちゅーかさ、やっぱしニックネームって考えに考え抜いて付けないとダメよねぇ。
ハンドルネームも同様だけどさ。たまにコンサートに行ったら近隣の喫茶店の中で、
「はじめまして。・・・ちぃPです・・・」なんて恥ずかしげに小声で自己紹介をしている三十路のオフ会を見かけることがあるが、
マジでニックネームは熟考し凝りに凝って例え道端で大声で叫んでも恥ずかしくないようなものにしなければなりませんよ。
ホント、良かったよ尊敬する暴走族(PU)の先輩のニックネームが『死神』で。まだマシよ。だって『パンティ仮面』だったらどうすんだっていう。
彫れませんよね。ま、常人には『死神』でも彫れませんけど。しかし、「もしや彫るかも!?」って錯覚させるぐらい二宮和也が良かったです。
最後の涙で、「これこれ〜!これを待ってたの!っちゅーか何て綺麗に涙を流す子なの最高〜〜ッ!」と、ちょっと感動したもん。
倉本聡の脚本(たまに違う人でしたが)云々に関してはさておき、私は「二宮和也と長澤まさみ」だから見てました。めっさ良かった。
レギュラーメンバーではこの若手2人がダントツ素晴らしかったのではないでしょうか。
他の中堅ゲスト俳優に関しては、「わー。こんな役、そしてこんなワンシーンのためにわざわざ富良野までご苦労さん。
でもこれって”倉本詣で”ってやつかしら。『北の国から』の功績でこの先何をやってもフジでは一生倉本は”倉本御大”だろうし、
役者なら、ワンシーンでも例え交通費自腹でも出演しておく方が得策だろうしね〜」と、私の汚れた舌が申しておりました☆
いや、これって息子役がFLAME伊崎(←若手大根役者の象徴)だったらどうなってたんだろう。・・・きゃ〜〜!想像するのも怖い!(笑)。
第一話から「オマエら全員、雪に埋もれてしまえプ〜(放屁)」で視聴者全員早々にチャンネル変えてるよね。
ここまで役者に救われてて良いんですか?倉本先生。富良野に引きこもってばっかおらんと、たまには俗世もご覧あそばせ。
何がしたかったかは分かるんですけど、その見せ方がねぇ・・・だって何もかも全部ズレすぎて失笑もんですやん。
今は平成ですよ!大丈夫ですか?「HEY!SAY!」ですよ?まぁでも「久々に大人が見られたドラマ」ではあったかと。でもそれにしても・・・ねぇ。
前髪がどんどん短くなっていくベストテン赤いソファー色のマスターだって、おっとりしてるけど最後まで全然ヤな奴だったしさ。
最後に「和解した父子」を見てから消えた大竹しのぶの亡霊も、
「ま、内緒やけど交通事故は私の責任も大(っていうか大竹が全面的に悪い)だしねぇ〜」っていう罪悪感から存在したのかよ、みたいな。
二宮和也はデビュー前って良いドラマに出てたよな。『天城〜』とか『二十六夜〜』とか。・・・あ、でも『あぶない放課後』もデビュー前か。
ま、これはさておき、でもでも本当にイイのに出てたのさ。現代劇だけじゃなくてもイケるのよ。ってーかそっちの方がもっとハマるの。
徳重聡とはまた別の意味で良い仕事するっちゅーの。せやしこの手の大人向けのドラマに今後もっと出てほしいなあ。NOTテレ朝で。
たぶん去年見た『さとうきび畑〜』みたいなのって適任よ。何の役でもいいから出せ。あらもぅ彼は泣かす泣かす(ハズ)!絶対に。
でもさ、他局のドラマPからすると「うわっ、倉本先生はこの先もずっとフジでよろしく。でも二宮和也は使ってみたい」と思わせたんじゃないかと。
視聴率と内容はどうであれ、二宮くんご本人さんにとってはとても「演って良かった仕事」だと思う。
Jだけど青春モノやコメディー以外も熱演出来るという名詞代わりの作品としては、それだけで出演した意味があったような。なら、えっか。
んでもってこの二宮和也を見て良かったって人は映画『青の炎』も見てみて。すげぇいいで。
・・・でもこれが良かっただけに、それだけに、嵐コンで二宮和也を見るのがとても怖いってのもあるんだけどね・・・(ボソッ)。

『3年B組金八先生』
無事、完走しましたーーーーーーーーーー!!!!!!!(万歳)。
いや〜、感動したわ。全部見たもん。半年間に渡ってツマんない回も乗り切れない回もイライラした回も唖然とした回も一応全部見たもん。
最終回スペシャルも全部見たもん。「最初の1時間って意味ねーーーーーーーーー!死!」でしたけど、ちゃんと目は開いてたもん。
だから見てたことに。ああ、見たわ。ふぅ。何に感動って、「この半年お付き合いした自分に感動!」ですよね。同士の皆様、お疲れ様でした。
金輪際、『金八シリーズ』が製作されることないよう日々祈りましょう。もう無理です。死に体に鞭打っちゃいけませんぜ。
さぁて。ダメって一言書くだけならあまりにも卑怯ですし楽ですし逃げですから何がどうダメかって書かなきゃダメだと思うんですけど、
でもそれって理由になってないぐらい申し訳ないけど要は私がいつまでも『シリーズ5』と比べっぱなしだったってことに尽きると思う。
リアルタイムで『1』と『2』は見てないねんよな。亜流の『仙八』と『新八』と『貫八』は見てたけど。
で、リアルで見てた『金八』って、一番古いので『3』なんですわ。SMAP森目当ての。ならしょーがないって思いません?
なんつっても『5』って最高ですやんか。どうしても比べてしまうワケですよ。しかも非常に物語の方向性も似ているワケだ。
「健次郎」と「しゅう」は。「家族と、それらの抱える闇に無力にも翻弄されてしまう中学生の切ない物語」なワケですよ、「メイン」はね。
なのに何が違うって、ご本人さんらの演技力もさることながら、”そこ”に行き着くまでの描き方の力不足としか言いようがないのな。
そして、ポロッと涙が零れそうになった時に、それを塞き止めるかのように流れ出す『ジュピター』ね。
「えーーーーーー!!そこでナウオンセールのヒット曲ですかーーーー!!(驚愕)」っていうシラケ鳥飛んでいく南の空へミジメミジメ〜♪
そんなことが重なったら「ドラッグを憎めーーーーーーーー!!!!!!」って熱演ばりばり全開ブッちぎり口調で言われても、
「ふ〜ん。・・・あっ、武田鉄矢ってば鼻水出てる〜。んでもって、こういう演技ならまだ八乙女も見れる方だよね〜」。感想はこれだけ。
どこ見てんだオマエ状態。でも見てるだけ偉いって褒められたい。私はちゃんとJが出てるものを義理堅く見てるジャニヲタなんですもの。
何百人のジャニヲタが脱落していったことか。誰とも話が合わねー合わねー!「まだ見てんの?私辞めたわ、出番少ないしぃ」みたいな。
アホー!!!!!とりあえず「ジャニ枠」がある有難い地上波ドラマなんだから貴様もジャニヲタなんだし見ろやーーーーー!!!!!(激怒)。
・・・と、お門違いの説教をこきたかったのも山々、「なら見るわ!面白いの?」と言われたら困るので誰にもオススメ出来なかった現状・・・。
これ、テーマも『金八』向きじゃなかったんじゃないかなあ。だって方や「ドラッグに手を出す中学生」で、
方や「拡声器がないと喋れない中学生」ってよ。間はないんかい、間は。どっちに指針を合わせて見るべきかキョトンですわ。
結局、誰にも共感できずに終わっていったという。「シャブ」も「拡声器」もどっちも中学生の現状だ!って捻じ伏せるパワーも感じなかった。
衝撃的なテーマで興味を引くのはありですが、でも引かれた興味はどこへ向ければよいのか。あまりにも消化不良でした。
最終回の「ソーラン節」の使われ方も・・・黙。もう誰に何を文句言っていいのやら。脚本家も倒れたし。やっちゃイケなかったんだ、『7』は。
いろんなものが少しずつ温くて少しづつズレていったらもはやそれは『金八』ではなくなった・・・そういう印象のみしか残らなかった。無念。

『Mの悲劇』
「今までワザと面白くないものを見せて視聴者を試してました。しかし、ふるいにかけて残った諸君よ待たせたなっ!ここからですよ!!
さぁ存分にお楽しみあれ!!ほらほら今まで我慢して見てたみんなへのご褒美だぜウヒヒー!!!」と言わんばかりに、
途中から俄然面白くなったので、そういう意味では見てて良かった・・・・(ホッ)。

ま、これら全ては佐々木蔵之介のお陰なんですが。というか佐々木蔵之介「だけ」のお陰です。
どうやら佐々木蔵之介は現代の佐野史郎かと思われます。TBSドラマ班にとっては。キレるんだ、これが。ああ怖い怖い(笑)。
・・・・・でも何でもっと早くこれをやってくれなかったんだろうか・・・・・。
「あなたはぁ〜、まだ何も思い出せないんですかぁ〜?」を涙ながらに延々言い続けていたハセキョ。「もう、それ先週も先々週も聞いたよ〜(呆)」。
そして稲垣吾郎に対する復讐をやめた瞬間から、若干カラフルな装いに衣替えしたハセキョ。ふ〜ん、ニートなのにいっぱい洋服を持ってるね。
しかし『ローレライ』佐藤隆太のプロダクションが「うちの隆太がこんなバカな死に方するショボ役ですかー!」と激怒したで「あろう」ことと同じく、
成宮寛貴のプロダクションは怒ってると思う。「ふっ・・・こんなにも思わせぶりな登場で、コレですか・・・」と。
そして岡本綾のプロダクションはもっともっと怒ってると思う。「ちょっと!これって登場キャラ中、密かに最大の極悪人ですやん!」と。






「まとめて・映画の感想いろいろ」

『いぬのえいが』
「めちゃくちゃ泣けるで〜」と聞いてたので無論タオルを用意して見たんですけど、チッ・・・こんなのズルい!そりゃ泣くやろ〜。
『ねぇ、マリモ』はとんでもなくズルい。長年飼ってた犬に死なれた身としてはタマらない。けど号泣。でもヤだー。嫌いじゃないけど肯定したくない。
もーさー、ドラマも映画も死んで泣かすの禁止やっちゅーねん。あ、でも過程が美しければ良し。あれぇ?
いやいや、だってさぁこの場合って対象物が犬ですよ?
動物とガキ(とラーメン)っていう視聴率の王様を使って感情を揺さぶられると正直お手上げだ。なぜなら涙腺ユルユルのオババだから。
しかも「愛してくれてありがとう」って、そんなの誰に分かるよ。泣いたけどさぁ、こんな台詞は飼い主の勝手な思い込みでしかないだろうが。
しかしヤラれたなあ。最後のほうのアニメが始まって数分で、映画館内の涙腺レバーがドカーンと引かれたらしく、
場内いっせいにグスングスン。そしてワシも一緒にグスングスン。あー!ちっきしょー!くやしぃぃいいいい!!!!!心の中では地団駄フミフミ。
この映画はオムニバス形式なんですが、個人的には「お涙頂戴」よりも「コメディー」部分の方が好きでした。ちゃんと笑わせてくれたし。
キャストも豪華ですよ。中村獅童、伊東美咲、天海祐希、小西真奈美、宮アあおい、佐藤隆太などなど。でもまぁこれで1000円なら文句ないかな。


『ファンタスティポ』
あの、ヒット曲『ファンタスティポ』の映画を見に行ってまいりました〜。主演・堂本剛&国分太一。一言だけ、ゴーマンかましてよかですか?
「オナニーは、テメェん家でやってろ!!!(大激怒)」。あ〜、すっきりした。
はぁ?何これ。去年『SURVIVE STYLE5+』を見た時と同じような憤りを感じたわ。俗世をナメんな。
監督・脚本=薮内省吾。あんた誰?何する人?CMもしくはPVクリエイター?どっちにせよ名前は未来永劫覚えとくわ。A級戦犯としてだけど。
初監督作だってさ。どうりで。いや、どうりでってより、こんなのよかもっと、堂本と国分を使ってイイの撮れる人いると思いますけど。
この子らって小器用だしウマいし妙な存在感もあるのに、なのに撮影スケジュールを大幅に割くほどの時間もないのに・・・うわ、勿体無いなあ。
そんなにも条件が揃った中で撮ったのがこれなのか。しかもあの曲ありきでこれなのか。何をどうするとこうなるのか。
金無くて撮りたいものが撮れなかったり諸事情で困窮しつつ迷走している監督(これはこれでこの人達にも問題があるのだろうけど)がいる中、
ジャニーズのタレントと潤沢な資金を使って「実験的な試み」をしたつもりのオマエが撮ったものはこれか。これなのか。
金を貰って好きなことしただけだろうが。ヲタをナメくさって遊ぶなボケがああああ!!!
うぉ〜、あの”オレンジ”にめちゃめちゃ期待しちゃったじゃねーかよう!なんだよう!アホ〜〜っ!!!!!(涙)。
だいたい映画を撮りたいんじゃないよね?何がしたい人なんですか?Jから声をかけられたからそれに乗っかっただけなの?
こんなありきたりなテーマ(しかも衝撃的なほど薄っぺらいなぞり方)で、18か19の男の子が主役ならまだしも30前後の男が云々とウジウジウジ。
しかも金持ち。放浪の旅ですか。結構ですな。放浪も引きこもりも金持ちだから出来る自分探しの旅。羨ましい限りですよ。やってみたいわ。
それを見せるのは、凝った演出と映像とセットと編集とカメラワークと。それからシュールな会話ですか。んなもんはクソくらえ☆
なのに、「わかってもわからなくてもいいと思うよ」というコピーが卑怯。
台詞で「ここ笑うとこですよ!」みたいな天丼ノリも笑えるかい。「シュール」の定義が、あきれ返るほどの「ベタ」である会話のリフレイン。
堂本と国分のファンは怒ってないのだろうか。「利用すんな!」と。
なのに、「キミらに分かるかなぁ?この世界観。オサレでしょ?ってか自分でも作ってて笑いが止まらんオモシれぇ〜!」な高笑いが聞こえてきたわ。
「ほらっ、コレ!この部分!まだ誰もやってないよね〜。オレって早いわ!さすが時代と寝ただけあるわ〜」ってな感じですか。
確かに「でもアタシはこれ結構好きよ〜」とか「○○の部分は笑ったわ」って人もいるかもね。でもね、ワシは好かんわぁこういうのって。
「剛くんがどうだった」とか「太一くんがどうだった」以外はどこに見所があるの?みたいな。彼らの可憐さ以外の見所を教えて。薮内さーん。是非。
私は映画が好きです。そしてジャニーズはもっと好きです。そんなワシみたいなヲタから儲けたジャニーズの金使って、
そんなヲタが大好きなジャニーズのタレント使って、そんなヲタがこれを見に来ると分かったうえで、それ前提で、
「ジャニーズ」という超一流のエンターテイメントの「他人のふんどし」で相撲を取っている薮内がエンターテイメント性を無視するっていうのか?!
ならば、こんなもん一般公開せずに「モード学園」の登校日とかにオサレ専門学校生とかに見せて、
「オサレ映画を撮るためには、まず出会いとか人脈とか諸々のしがらみを重視した方がいいよ〜」って講釈垂れてたらどうですか。
「フリーダムって結局、安パイの中にある桃源郷だよね〜」って言えば?そっちの方がよっぽど潔くて良いと思うんだけどね。
いや、面白かったら何だっていいのよ。でも、これって全然面白くないじゃない。そういうのはいくらオサレであれ抗議したいもんね。
ええ、これが理解できないなんてセンスゼロの田舎モンですわ。ああ、上等よ。せやけど誰に何言われても面白くないもんは面白くないんじゃ!!
オサレってのはなぁ、あくまでも面白いストーリー(脚本)ありき、でお願いしますよ。クソ脚本をいくら装飾してもクソはクソ。びっくりしたね。
始まって10分で危険な香り。15分で「いいかげんにしろ!」と一喝。しかしまだまだ進む、サービス精神ゼロの中で展開されるオサレワールド。
「いつ終わるの〜?え?まだ1時間しか経ってないの?長いわ〜。ロードオブザリングぐらい長いわ〜」。比べるのも失礼ですよね。
しかし、本当に腹が立ったけど金返せとは思わない。だって私が悪い。一般公開されている映画ではないもんね。
「内容がどうであれ絶対に見る堂本&国分ファン」のための映画だから。わざわざローソンで映画のチケットを買って来る奴に見せる映画だから。
なのできっとJストーム的には「次世代の映像クリエイターを育成するという目論見」で薮内を起用したんだろう。そのための先行投資。
そしてそれなりの仕事を薮内はしたんだろう。そしてDVDは売れるんだろう。こうやって薮内はのし上っていくんだろう。
気がつくとジャニタレのPVを撮ったり、番組制作に関わったりするんだろう。気が付いたら「日本アカデミー賞」なんだろうね。羨ましい限りだ。
そんなことを分かったうえで、わざわざMIDシアターまで足を運んで見た私が悪い。せっかく隔離した空間で上映しているってのに「大ケガ」した。
本当にバカなことをした。猛省のみ。申し訳なかったわ、お門違いの見解で。これからも薮内には頑張ってもらいたい。隔離された空間で、ね。
ラストに流れる曲『ファンタスティポ』を聴きながらの、「この曲って本当に名曲だ。堂本と国分も素晴らしい」という想いが悲しかった。
しかし逆を言えば、『ファンタスティポ』が名曲だからこそ映画にすると困っちゃッた☆のかもしれんけどな。
だってこの映画のストーリーって要は『名曲・ファンタスティポが出来上がるまでの軌跡』なんだもん。
・・・・あれ?曲が素晴らしすぎて、あれを映画にしようだなんて、むしろそれ自体が無理あるんじゃねぇの?もしやそうなのか?ならば薮内すまん。

『カナリア』

「塩田明彦監督×少年×少女」ですから気に入って当然か。うあー、トンでもねぇ。この手の映画が好きな人にはド・ビンゴな作品でっせ。
特にアテクシは『害虫』がDVD買っちゃったぐらい大好きなもんですから、待ってましたの”塩味”を舐められた嬉しさたるや嗚呼。
次は東宝で伊藤英明とミムラ『この胸いっぱいの愛を』で「お仕事」なさるみたい。へー。これはさておき、早々に次々回作もめっさ期待してます。
今回の主役の少年は石田法嗣(ホウシ)14歳。しらねー。映画チラシをぱっと見た限りは二宮和也っぽいかなと思ったけど全然違ってて、
もっとゴツっとした感じかな。最初は「うぇえぇぇ〜、こんな芋っぽいガキとガリガリの少女を2時間見続けろってのか?
『害虫』では宮崎あおいと沢木哲を、『黄泉がえり』では市原隼人と長澤まさみをあんなにもヤルせなく撮ってくれた監督なのになぜ?」と
ちびっとばかしメインキャストに不満タラタラだったのですが、コレがなかなかどうして。石田法嗣がイイ!ものっそ目がイイ!
なんてことを書くと柳楽優弥とカブりそうですが、まさに。見事にカブってます。映画自体も『誰も知らない』と所々カブってます。
これは塩田版『誰も知らない』って感じかなあ。誰も知らない子供の話。舞台は「あるカルト教団(ま、オウムなんですが)に出家し
母と妹と共に数年過ごしたが警察に保護され児童相談事務所に預けられた12歳の少年が事務所を脱走し、
偶然知り合った少女と妹を探しに出かけるというストーリー」なんですが、まぁテーマは結構あざとい感じもするし
たまに「あれ?随分とベタなことを」ってな台詞もございますが、石田法嗣と谷村美月には身震いさせられましたので帳消し。すげぇ子らだ。
「ぼうよみ車椅子」こと鮎川太陽に爪の垢を煎じて飲ませたい。もちろん「ぼうよみ安ホスト」こと北村悠にもね。
脇の甲田益也子、西島秀俊らもエ〜感じで。特に甲田益也子は適役!うわ〜、こんな人おった!絶対おったはず。
ちなみに柳楽優弥に続く銀幕の新星・石田法嗣は春から月9『エンジン』に出演するそうです。・・・。・・・。・・・・。伝染りませんように・・・。
まぁでもこういうスクリーン映えするタイプってTVドラマじゃ意外と地味で、抑えた喋り方も単なる大根と判断されそうな気もするが大丈夫かなぁ。
そうそ!私はこの人の出演作『カナリア』も『クイール』も『青い車』も『13階段』も『ロックンロールミシン』も見たけどさぁ、
未だに水橋研二がどれか分からん。最近至るところでプチブームが来てるらしいんだけど全然顔が覚えられん。いや〜ん、ブームに乗りたい!

『鉄人28号』
「余計なお世話だけど大丈夫か?だってこんなの誰が見に行くのよ?」と思っていたら、公開6日目にして客がワシを含む4人しかいませんでした。
・・・。あれれ。本格的にヤバい予感。『隣人13号』と間違えて来た人なんて全然いねぇしよう。
ちなみに私以外は全員おっさんっつーか男。なんだよ、こんな時は他3人の男が1人の女に対して告るよう法律で制定して欲しい。
どさくさにまぎれてモテたくて2005。こんなどうでもいいことを書きたいぐらいアタシャ『鉄人28号』に何の思い入れもないからなぁ、
ただひたすらロボットに対して「デザインださっ!」「動きがノロいっ」という感想しか・・・。『鉄人28号』はそういうもんだって分かっちゃいるけどさぁ。
どーしたらいいんだろう。今、目の前にあるのは1800円払って損したって事実のみなのだが。認めたくないんだけどー!ノー!
主役のガキも、「いかにも」な子役然とした「演技派の戦士!」なガキで、別にブサいくではないんだけど「へ〜、上手いですね。以上。」っていう。
唯一の楽しみの蒼井優も、「あれ?何でこんなのに出たの?」みたいな。コスチュームに強烈に萌えるわけでも、
「蒼井優ファンなら是非!」ってほどの役でもないし。中澤裕子が出ててビックリしましたけど、これもまた・・・微妙な役どころで。
ビジュアルも微妙に侘しいし。こういうのに、自分が好きなタレントが出演してたら困るよね〜。という結論で勘弁してくれ。
あ、そういや「風鈴売りのお兄さん役」で妻夫木聡がカメオ出演してました!妻夫木ヲタの方は是非。っていうか絶対に見ろ!!
これを見てない妻夫木ヲタはヲタとして認めない!!って別に認めてイラネーって。どうでもいいがコレ見てワシと同じ目に遭う人募集中・・・(微笑)。
あとカメオで田中麗奈が出てたわ。田中麗奈、最新出演作が『鉄人28号』と『レーシングストライプス』日本語吹き替え版のシマウマ役の声。
その前が『忍者ハットリ君』。・・・。田中麗奈の映画女優としてのアイデンティティーのありかが非常に心配な今日この頃・・・。

『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月』
『ブリジット・ジョーンズ』と『sex and the city』の面白さが分かったら、いよいよ私も・・・という恐怖から足がすくんでいたのだが、
面白かった!そしてとても幸せな気分になれる映画でした。しかしこの手の映画は一人身の帰り道には染みるのだ。この寒さ、酷だよね・・・。
せやけどヒュー・グラントの芸風にはお手上げ!何の映画に出ても絶対に「やさ男」だもんなあ。石田純一もここを目指せば?なんて。

『ロング・エンゲージメント』
「愛し合う2人が戦争によって離れ離れに!でも運命の2人だから困難を乗り越え再び巡り合うのよルララ〜♪」映画だと思ってたので
事前に膝上にタオルを置いて泣く気マンマンで見たんですけど、これが全然!ふっつーに、謎解きに夢中になってしまった(笑)。
いや〜、これ面白かったわ。思ってた内容と全然違ってたけど。あまりにも良く出来てたので一緒になって謎を解こうと
身を乗り出して見ちゃったし。ってか身を乗り出す勢いで夢中になって必死で頭ん中で登場人物を整理しないと難しい!ヤヤこしい!
でも色々と繋がってくると面白いよ。『アメリ』主演女優&監督だけあって、戦争のシーンであれ映像は非常に幻想的。うっとりんぐ。
そして相手役の男はハンサム。グゥー♪しかしこれってラブストーリーっていうよりもミステリーかと。あの予告じゃ間違って来た人多そうだ。

『サイドウェイ』
うわわわわー。全然期待してなかったのに思わぬ拾いモンしたぜ。めちゃめちゃ面白かった。いや、地味〜にめちゃめちゃ面白かった。
「なんとなく生きてきて、気付いたら人生の折り返し地点に来てたワシみたいな年齢の人」にはタマらん映画かと。
まさに「大人のための映画」です。「○○を一気買い!」とかそういう意味でなくても、
「これの面白さが分かるなんて。大人で良かったわ〜」と思えるような映画でした。酒は好きなのにワインを飲めない自分が悔しくて悔しくて(笑)。

『香港国際警察』
えー。わしゃジャッキー・チェンにこんなん望んでませんでした。アホアホのカンフー映画かと思いきや結構シリアス。
もんのすごいちゃんとしてました。前半は結構辛い。しかしハンサムの登場によって救われたで。←ワシのみ
「え?この人誰?むちゃむちゃオトコマエーーーーーーーーー!!!!!(ラブ)」って、ニコラス・ツェーやんか!うわ、久しぶりに見た!
そして久しぶりに見たニコラス・ツェーは誰かに似てると思ったら、『不機嫌なジーン』のテントウムシオに激似ですよ。そりゃ好きだわ(笑)。
せやけどニコラス・ツェーのコートのエピソードといい、犯人がゲーム感覚で犯罪を犯す若者ってことといい、
色々と『踊る大捜査線』とカブってるような気が。ラストで婚約者が顔をケガしてたのにも不満。ハッピーエンドにリアルは必要ない。
他にも所々「こんなマジじゃなくていいのになぁ〜」って結構思ったかも。とても映画関係者の間での評価は高いみたいですけどね。
んでも映画を見終わった帰りのエレベーターの中で、グッズを買い込んでいると思われる袋を持った3〜40代の女性グループが興奮気味に、
「若いけどさすがにジャッキーもアップになったらお肌が〜」と。いても不思議じゃないですけどこの人たちってジャッキーヲタよね?
自分にとって長年そういう対象じゃないからかなり驚いた。初めてナマで見たよ、ジャッキー・チェンの肌質を気にする人を・・・(微笑)。


『Ray』
レイ・チャールズに格別思い入れがない私でも結構面白く見られました。この主演の俳優さんはアカデミー賞を取ったんですよね。
でも元ネタをさほど知らんから「似てるー!」とも別に思わんかったけど、やはり「あるミュージシャンの人生」って映画にしたら面白いんだなあ。
そして「ほんま・・・何やっちゅーたら薬と女かよ!」っていうね(笑)。万国共通のワードなんですか。セックスドラッグロックンロールは永遠ですか。
あ、でもこの主演男優が『コラテラル』のタクシー運転手と同一人物ってのを後から知って驚いた。達者なのね。←だからアカデミーだっつうの!

『真夜中の弥次さん喜多さん』
また見ちゃったオホホ。しかし何人か業界ギャル(年齢的にはギャルではないけど)と、この映画についてお話したところ、
「アタシは面白かったけどぉ〜、これ一般人に分かるかなぁ」「アタシは好きだけどぉ〜、これ一般人には理解できない世界だよね〜」なんて
苦笑しながらこの手の発言連発で、「へ〜、今この映画を見てこういう台詞を吐くのがトレンドなんだね!」とか思ったとか思わなかったとか。
ちなみに「一般人」の私は「うん!パーツ、パーツは面白いけど、やっぱ全体的には理解できん!」という結論に達した。
あー。私も早くオトナになって、サブカルに精通している業界ネエチャンになりたいでーす。・・・こんな嫌味が精一杯のうちは、まだまだ。

『ナショナル・トレジャー』
面白い!やっぱり冒険とか謎解きとか宝探しとかいくつになってもワクワクするもんだね〜。
次の日には綺麗サッパリ忘れているような軽さですが、その場はとても楽しいし帰り道も色々話ながら盛り上がれるし、
友達同士やカップルで見るのに最適かも。「うわ〜!久々にハリウッド映画見たわ〜!」っていう感じのスケールがでかい大作でございます。





3月27日の日記『コンサート/Spring 05 Looking KAT-TUN』
あれ?こないだの大阪で見たKAT-TUNコンと客層が全然違うんですけど!?(ポカーン)。
「茶髪」「髪を巻く」「すそはクルクル」「後ろはコンモリ」「前髪は斜め」「たまに小さな王冠を乗せる」「基本、読者モデルになりたガール」
「ギャル」「可愛い」「っていうか化粧がウマい」「冬でもノースリ、もしくは半そで」「ブーツ」「神田うのストッキング(推定)」
「ツイードのワンピ(胸の下あたりに切り返し&小さなリボン)」「セシルマクビーの紙袋」等などの定番アイテムを身にまとった
関西テレビ『ナンボDEナンボ』の「ムダギャル」みたいなファンが全然いないし!!おーい、みんなどこ行ったぁ〜?!
大阪城ホールではあんなにもギャルファンが大量発生していたのに横アリは極少。ファン層って土地によってここまで違うものなのね。ほほぅ〜。
んでもってコンサートの内容自体はこないだの「海賊帆」の焼き直し。曲順をテレコにしただけって印象。
全体的にはこないだの冬と比べたら明らかにスケールダウンした形での「あれ?コレこないだ見たよ?」っていう、いわゆる”デジャブコン”。
な・の・に、だ。この「金返せ大魔王」ことオレ様としたことが全然ムカつかねーんだわ!!あれまー!!
うえ〜ぇ、スゲぇわ。何がスゲぇって「ナウオンタイムで勢いがある」ってスゲぇ。
ほれ、亀梨和也を見てみろよ!光ってるぜ!めちゃめちゃ光ってるぜ!せやけど亀梨和也と安藤美姫ってカブるわぁ。
「うわ、光ってる!最高!でも顔をよくよく見たら微妙だ!でも気付かないふり!」みたいなところが。
わかっちゃいたけど完全にドラマ『ごくせん』ありきのコンサートでしたな。コーナーで亀梨と赤西が学ラン着て掛け合いするんですわ。
「隼人ー!隼人ー!隼人ー!」「何回も呼ばないで下パイ!」←これをナマで聞くために横浜まで行ったようなもんですよね。そうですよね。
KAT-TUNと言えば、昔ひとつのコンサートで延々まるでデビュー曲かのように『ハルカナ約束』を歌いまくっていたことがありましたが、
今回、要チェキラな楽曲はモチロン『絆』。っちゅーか長いわ!(笑)。どんだけヒットした設定やねん。もはや『Jupiter』ばりのヒット曲扱い。
しかもいつの間にか『ごくせん』には田口も中丸も田中も上田も出演してたみたいになってる演出やし(笑)。
まぁでも別にそんな細かいことはどうでも良くなってくるぐらい、
「今、私は『旬』なものを見ているんだわ!(ジーン)」という感覚は何物にも代えがたい・・・そんな価値観の持ち主ですが何か☆
あぁ〜あ、己のミーハーっぷりというか節操の無さには毎度のことながら頭が下がるぜ。
出演さえしてくれれば無問題!そこに居てくれりゃいいさ、だって今めちゃKAT-TUNが見たいんだもん。
彼らを好きかどうかなんてことはさておき今のKAT-TUNが見たい。ごめん、KAT-TUNっていうよりも赤西と亀梨が見たい。そして見れた。
そうなんです、「内容なんてどうでもええから、『ごくせん』終わりの今このタイミングで赤西仁と亀梨和也が見たい!というニーズに
ガッチリ応えるためのコンサート」=それが『Spring 05 Looking KAT-TUN』なんだろうな。・・・ん?そりゃ違うか。
「内容なんてどうでもええから、『ごくせん』終わりの今このタイミングで赤西仁と亀梨和也が在籍するユニット・KAT-TUNを
マスコミに華々しくお披露目するためのコンサート」=それが『Spring 05 Looking KAT-TUN』ってか。
コンサートっていうよりも、絶好のタイミングで大々的に行われたKAT-TUNの一大プロモーション。開催すること自体に意義があったんでしょう。
実際あんだけのセットを組んで派手に特効を使いまくりのステージをやったらチケットが完売しても赤字かも。
しかしプロモーションだし別にいいじゃん。赤字分は追加公演の全国ツアーとグッズやDVDで回収という算段やろな。
なんにせよ大成功だったみたいだし良かったんじゃないですかね。KAT-TUNにとってむちゃ良い宣伝になったやろうしな。
世間でも随分とKAT-TUNの知名度は上がりましたしね、お膳立てバッチし!後はCDデビューを待つだけって感じ。
やっぱしジャニーズJrの「本丸」って別格なんだなぁ・・・なんて少しセンチな気分(?)でボンヤリ眺めていた我輩であった・・・。
でもまぁMCやコーナーは多少ボンヤリするけど、曲はテンション上がるわ!めっちゃええ曲多いねんもん。最高やんか。
KAT-TUNの曲の何が最高って、作詞のSPINが最高なわけで。もー、タマらん!歌詞がめちゃくちゃ面白い!この人のってほんとイイよね。
特に『Le ciel』が大大大大好きなんだけど、これなんてネコも杓子もJポップな今時にしちゃ歌詞がありえねぇぜ。
だって「エルフの森の中」ですよ?「剣をかざして楽園の頂に立つ」んですよ?ロールプレイングゲームのキャラかっちゅーねん(笑)。
しかしあのビジュアル&キンキラキ〜ンのジャニ衣装で堂々とこんな歌を熱唱されちゃうと・・・うわっ、出して欲しいなKAT-TUNのRPG。
ピンチになったら「ルシェルー!(もちろん上田の声で)」っていう「魔法の言葉」連発で君を守るために敵を倒す、みたいな。
「こうき が なかまにくわわった」「うえだ が なかまにくわわった」「たぐち が なかまにくわわらない」みたいなさぁ(笑)。
出たら絶対に買うわ。だって、『たけしの挑戦状』『中山美穂のトキメキハイスクール』『光GENJIローラーパニック』『プロジェクトV6』などなど
数々の芸能人ゲームに手を出してきたオレ様が見逃せるわけねーっての!(注:芸能人ゲーム=糞ゲー、これ定説)

で、KAT-TUNの曲なんだけど。えーっとですね、嵐のファーストかセカンドアルバムが出たあたりは非常に『SMAP 004』とかその辺に近いノリで、
いわゆる「アイドルだけど普通の男の子みたいに恋するドキドキ」を歌うことによって彼らを身近に感じさせるという楽曲コンセプトだったと思うのな。
しかしKAT-TUNは全然違う。だってKAT-TUNがそれやっちゃうと生々しくなりすぎるもの。あのビジュアルは「いかにも!」だし(笑)。
”具体的なデートのシチュエーション”や”隣にいるであろう女の子の描写”とかを歌詞に出しちゃうと、邪念がチラつくから曲を聴いていて萎える。
なぜなら彼らのビジュアルは今ジャニーズ事務所内ではV6森田剛を抜き、「最もセックスに近い(もしくは髣髴とさせる)」存在だから。
そういう意味での彼ら6人が束になった時に醸し出される「ヨゴレ度」「チャラチャラ風味」は今数多くあるJr内ユニットの中ではダントツだ。
現に、『ごくせん』でKAT-TUNを知った友達にやたらと「ホストみたい」だの「チンピラみたい」「チーマーみたい」だの言われるしな。
だからこそ敢えて「フィクションなお歌」を歌わせてるんだろうね。「特別じゃない、クラスに一人はいそうなルックスの集団」で構成されていた
光GENJIにああいう楽曲を与えて売ったのとベクトルは違えど同じ方法論だと思う。しかし「光GENJI路線は誰かが踏襲するね」と思ってたけど、
まさかそれをやるのがKAT-TUNだとは。意外とファンタジー路線もお手の物なんだなあ驚き。一時、滝翼がやるかと思ってたけど、
その後の滝翼はもっとエキセントリックな方向(まさに仰天オリジナル路線!)に行っちゃったしね。
なんかそういう意味でも今KAT-TUNがやってるのって「ジャニーズの王道」なのかもなあ。コンサートが丸々ちゃんと「夢の世界」だし。
独自の世界を作っちゃうの。一見、エロい歌詞でも嘘っぽいし。ホント上手に作ってあると思う。
でも踊ったら、触らずしてイカす超一流のAV男優!しゃべらずして貢がせる超一流のホスト!って感じでタマりまへんがなグヘヘ〜♪
『GOLD』も大好きじゃ。「地平線が消える場所で君の瞳/思い出せば逢いたくなる/でも戻れない」って、おまえら一体どこにおんねん!(笑)。
絶対に日本じゃないっすよね。っていうか地球かどうかすら怪しい。なんなんだ、このリアリティーの無さは。最高じゃねぇか。
いつからこの路線なんだろうか?ここまでヴァーチャルなノリだともう笑えてくるよ。このまま行け行けガンガン突っ走ってくれ!頼むぞSPIN様!
そういや、歌いだしの♪ウゥ〜で赤西に子宮を引っこ抜かれた曲のタイトルって『FIRE ON NIGHT』かと思ってたら、
実は『Fight all Night』なんですね。間違えてたわ。ちなみに今まで「♪あ〜、ピンクの林檎の木を西麻布の夜に帰る」だと思ってたんですが、
それもどうやら間違っていたことが判明。そりゃそうだ、よう考えたら意味分からんもんな(笑)。
ま、今回のコンサートは前回と比べりゃソロが違うぐらいしか目立った変化は無かったんだけど、でも別に良いの。
だって各自のソロがさぁ!それぞれめちゃくちゃ良かったのじゃ〜。
毎回違ったアプローチで客を昇天させる赤西のソロも良かったし、久しぶりにバージョン違いで演ってくれた亀梨和也の『離さないで愛』も、
「ゆくゆくは『SHOCK』をやりたいの?」なスーツ激似合い田口ソロも、「ある意味」面白いから非常に楽しみな上田ソロも、
「10年来のジャニヲタかのような選曲」な中丸ソロもどれもこれも凄く良かったんだけど、
特に田中聖の『feel it』はカッコよかった!
今まで色んなバージョンの『feel it』を見てきたけど、こりゃオリジナルを超えるカッコよさと言っても過言じゃないぞな。
こんな感じで今色んなグループがコンサートをやって互いが互いを意識し合いながら切磋琢磨しているみたいな状況って実に楽しい。
こういうのってイイ感じ。Jr内ユニット連発、事務所内にグループだらけってのは、その分客は割れるかもしれんけど
今んとこ良い方に作用している気がするもんね。兄さん方もウカウカしてられんっすよウフフ。
さてさて次はNEWSコン。NEWSがアリーナで公演するのは初めてだし今からめっさ楽しみ。よッ期待してんで〜!!←誰に言ってんだ



3月21日の日記『DVDBOX/大河ドラマ新選組!その1』



3月19日の日記『ドラマ/ごくせん最終回』
終わっちゃいましたね、ドラマ『ごくせん』。たまに「こんなんで視聴率が30%を超えるのか・・・」と思うと夜空が目に染みたこともありましたが、
最終回を記念して、頼まれもせんのにまた語りますよ!旬なものには乗っかる性質なのじゃ(笑)。
まぁ見てない方のためにどんなドラマかさくっと説明しますと、 実家が極道ヤクザ屋さんなことを内緒にしてる仲間由紀恵ヤンクミが
荒れてる男子校の先生を演じるという笑いあり涙ありの学園ドラマでございます〜。
基本的に毎週「あれ?この話、こないだ見なかったっけ?」と、自分がボケたかそれともデジャブか焦るぐらい展開が一緒。
ものっすごいベタ。マンネリ、マンネリ、またマンネリ。しかしこれぞ物語の「王道」っていうね。
受けたのには色んな理由があると思うけど、何が一番ってそりゃもうとにかくストーリーや設定がものっすごい「王道」だからかな。
ゆうたら漫才でもこういうスタイルはあるし、新喜劇とかと基本理念が一緒なんですかね、
思いっきりベタだし毎週同じことの繰り返し=ネタの数々が「お約束のオンパレード」だし臆することなくマンネリを堂々とやりきっちゃうというね。
でも、だからこそ見てて気持ち良いし、この手の勧善懲悪ものってやっぱり見終わった後スカッとするし、
ストーリーも単純で非常に分かりやすいから年齢性別問わず子供から年配の方まで見られるんだろうね。
しかしこういうドラマが当たるってことは、日本ってまだまだ「お茶の間」が健在なんだなぁとも思ったりしますな。
ってな前置きはさておき、ほな細かいことをばいくつか。

■『分かりやすい!』ボケのみ採用する
このドラマ、基本コメディーです。なのでいたるところに「笑かし」のポイントがあります。
まぁ漫才やコントを見てたらお分かりのように、 王道の中にも「カブセ」、「すかし」、「天丼」とかまぁ色々あるんですが、
でもこのドラマは子供からおばちゃんまで誰が見ても分かるように作ってあるので、
ちょっとでも複雑なボケにすると「え?どういうこと?・・・あ、そういうことか」と、理解するまでに時間がかかるし
くすぐりとしても有効ではないからダメ!!!っていうスタンスなんでしょうね、
見事なほど「考えなくても、見ただけで分かるボケばっかり採用している」んですわ。いや、ホント多いのよ。
主にどんな感じかっていうと、ヤンクミが他人に語りかける時ね。
「そうですよね〜。やっぱり生徒全員を無事卒業させることが教師のつとめっていうか〜・・・アレ?いない?」。これですよ!
んっとにこのパターンを何回見たことか(笑)。必ずいない。絶対に話きいてない。堪え性のないキャラばっかりっていう(笑)。
もしくは逆、生徒がみんなで喋ってる時に後ろからヤンクミが「オマエら結構イイ奴じゃねぇか〜」「なんでいんだよ!」の、どっちか。
要は「いる」か「いない」か。頭を使って考えなくても、見ただけで分かる!っていう。他にも出演者(主に生瀬勝久)による「変顔」とか、
誰かが動くたびにやたらめったら差し込まれる「効果音」などなど、とにかく「わかりやすく!」の精神なのよ。一本筋が通ってるのな。
さすが『エンタの神様』の前にやってる番組だけありまっせ。この調子でパート3があったら台詞がテロップで出るんちゃうか。
ちなみに「って、いねぇのかよ!」ってのは宮藤官九郎もよく使いますね。
まぁドラマで一番ハマりやすいボケなのかもしれませんけど、それ以外のクドカンの手法って『ごくせん』とは全然真逆なのね。
「見ただけじゃ分からん、視聴者の知識ありきの笑かし」が多いもんな。「キミは不思議TOKYOシンデレラだね〜」なんて、まさにそう。
かといって見て分かる(?)一発ギャグの「♪タイガー、タイガー、じれっタイガー!」だとお茶の間にとっては少々シュールすぎるか(笑)。
そういや今の若手の漫才もそんな傾向あるかも。ベタに王道を突き進むよりも、とにかく「今までにない形を!」「変わったものを!」の風潮だから、
見てるこっちが漫才の基本スタイルを知っているからこそ笑えるものが多いように感じる。
自分が普段お笑いを見てるから「どれが変化球か分かるからこそ面白い」っていうね。
『M1』とか『笑わず嫌い』とか見てたら特に思ったなぁ。だって一緒に見てた「普段全然TVを見ない友達」は終始ポカーンでしたもん。
まぁ売れてない芸人が芸を語るなんざ、スキヤキを食べた翌日ケツの穴から飛び出た糸こんにゃく以下なのでこのあたりでやめときますけども、
しかしここ数回『ごくせん』『エンタ〜』と立て続けに見て思いました、「誰が見ても分かる」&「考えずして、見ただけで分かる」笑わせ方じゃないと
ゴールデンタイムは乗り切れないし視聴率は取れないんだろうな。『タイガー&ドラゴン』も平均視聴率が11%ぐらいありゃ御の字かも。あはは。
でもな、よく考えたら3ヶ月もの間、毎週毎週同じパターンのボケのみで通す『ごくせん』って凄いで。
これはもう30年もの間、「三波春夫でございます!」と自分の名前を間違え続けるレツゴー正児師匠の域に近いっちゅーねん(笑)。

■フラれ役が東幹久である
なんつっても配役が「王道」なの。だって、主人公のヤンクミにフラれかかっているのが東幹久やねんで?!すんばらすぃ〜〜!!(ジーン)。
正直、「女に冷たくあしらわれる東幹久」という構図こそが、
視聴者に絶大な安心感を与えており高視聴率を取る最大の要因となっていたと言っても過言じゃぁございません!!否、過言です!!
だってもしこのフラレ役がオダギリジョーだったら?けっ、ないない。冷たくするなんてありえない。ドッチラケも甚だしい。
じゃぁもしこのフラれ役が吉岡秀隆だったら?・・・なんかツラい・・・(涙)。純くんが冷たくされるのなんて見てられん。
ほな、もしこのフラれ役が窪塚洋介だったら?あああ、歩いてる!治るの早!もしかして俊介の方?・・・と、ドラマどころじゃなくなるもんね。
よって幹久で大正解。ホント、安心できるもん。さすがフラれ界でとうの昔に殿堂入りを果たした男だけあるわ。頼りがいのあるフラれ役だし。
フラれる様子を大船に乗った気分で見てられるし。女にフラれる幹久か、カルガモ一家の引越しかってぐらい見ててホノボノするよね。
ちなみに幹久が仲間由紀恵にフラれるのは確かドラマ『二千年の恋』に続き二度目かと。同じ女に二度も。懲りろよ(笑)。
せやけど悪役は王道じゃない。井上順が悪役ってのは、堂本光一『SHOCK』を見たジャニヲタの中でのみ通じる王道やで。

■主題歌がサビから始まるメジャーコードの曲である
これまた主題歌も「王道」ですやん!ヒットドラマにはヒット主題歌が自動的にくっついてくるっていうか出会うべくして出会ったっていうか。
絶対に始まりはサビからでお願いしますよ!そして同じフレーズは繰り返す、これお約束。
♪ノーモークラー、ノーモークラーって一度聞いたら耳について離れない(という意味では)素晴らしい楽曲。
しかもこの曲って『ファンタスティポ』同様、久しぶりに登場した「カラオケで皆で歌うと盛り上がれる曲」なのだ。
サビ合唱してみ?それからあの”裏声”んトコね。う〜ん、イイ!CDは買わんけど、やっぱりカラオケで歌えて盛り上がれる曲って最高さ☆
・・・と、松浦亜弥が路線変更してから全然ツマんなくなっちゃったワシとしてはこう思うのだ。うぬす。

■「ちょっとイイ話」に思わずホロリ
うひゃー!これぞ「王道」やん!笑わせてから泣かすという、まさに新喜劇な構成!大団円で終了っていうね。
宇津井健とか色々言うわけだよ。「ヤクザがなに偉そうに説教こいてんだ?!」って話ですが、それはさておき。
説得するヤンクミ見てに泣いちゃったぁ〜って人や、亀梨和也が土下座するシーンで目頭を熱くしたっていう知人もいるし、
最後には「あぁ〜ん、良かったね!(ジーン)」と感動出来るっていうね、基本的にこの手の心温まるイイ話って受けるんでしょうな。
…と、「友情」とか「親子愛」を斜めからしか見られない腐った女がここに。死。
ま、さくっと言うたら要は日本人ってとにもかくにもホロリ(涙)とポロリ(女だらけの水泳大会)が大好きだって話っすわ☆

■舞台が「学校」というよりも「男前テーマパーク」である
話は毎回一緒。ドラマとしてめっさ好きかっつぅと正直それほどでも。なのに私が何故に毎回録画してまでも見てしまうかというと理由はこれです。
そしてこんな理由で見ているヤツが、数字にしたら10%は存在すると断言しよう。
だって『ごくせん』から『エンタ』になったら、視聴率が10%ダウンするんだもん!
絶対に、その減った10%の人間は本放送が終わったらすぐに録画したのをもう一回見直して萌えポインツを探している痛ヲタなハズだー!!(嘘)。
ちゅーか素晴らしい・・・。白旗だ。イケメン見本市に万歳三唱!やったねハンサムカタログだ!選び放題!選ばれることはないけど!
しょーじき悩みましたよね〜、ええ。一番最初に見た「ドラマ直前」みたいな特番では絶対に小出恵介だと思ったんだけど、
あの子って骨格がガッチリしっかりしてて顔も「毎日骨太飲んでます!」って感じだし、
なかなか”小出恵介”って名前を覚えられず結局”ガラシャツ”って呼んじゃってて『坊ちゃん』に出てきそうなノリだしパスして
そっから定番(?)の赤西仁にちょこっとLOVEしてみたり、いや、でもやっぱりテッペイちゃんご指名で!うを〜、可愛いわぁ。
あの笑顔はチビなことを相殺して余りあるぜ!「可愛い」が学ラン着て歩いてるようなもんだ。あの髪型なによ?ブサ男が真似たら銃殺ものですよ!
しかもこの子ほんとマシになったよな。『天体観測』ん時なんてほとんど台詞がなかったのにドドドドド下手だったやん!
やっぱ演技力なんて、ドラマ数出てるうちにある程度どうにかなるもんなんだなぁ〜。「習うより慣れろ」か。
そしてやはり、もこみちハンサムだ!いいね〜、もこみち。相変わらず、めちゃチンコでかそうな名前。
名前オチだもんなあ。ここまで名前で掴めるのは、もこみちかジョン健ヌッツォぐらいっすよ。
しかし、こういうのって永遠よね。この手法こそ「王道」だ。「色んなタイプの男子を取り揃えてみました☆」。こりゃ最高の撒き餌やんけ。
だってさ、ミーハー女って男複数がTVに映ったら絶対に、とりあえず自分的にはドレかを選んでしまう生物じゃないですか!(断言)。
こんなやり取り大好きやん?!「なぁなぁ、○○の中だったらドレ?」「これ!」みたいな。困った時には「え〜〜っ、しいて言うならコレ!」みたいな。
「しいて言う」って何やねんシャラくさい。しかしこれを書いている今もまた日本のどこかでこの無意味なやり取りを繰り返している女がいるハズだ!
ちなみに私はテツ&トモではしいていうなら青、コブクロではしいていうなら小、J-WALKではしいていうならヒゲであることをお伝えしておきます。
それからさ、これって舞台が男子校やからええのよね。女子高やったら成立せん。
だって女子の場合の不良エピソードゆうたら他校の生徒との殴り合いとかじゃなくて、
援助交際とか下着を売るとか私妊娠したかも的なさぁ、ネタがどうしてもシモにいってしまいがちやんか。
ンなもんおばちゃんが見てたら不安になるしお茶の間に気まずい空気が流れるから土曜のゴールデンタイムでは無理やもん。よって男子校で。
はやくパート3もやっちゃってくだパイ!!・・・すげぇな、同じ言葉なのにワシが使うと「パイ」から漂う臭いで鼻がモゲそうじゃ・・・(涙)。

■ストーリーが勧善懲悪ものである
これぞ「王道」と言わずして何と言う!最後には悪者がヒーローに倒されるっていうね、内容がいわゆる『水戸黄門』なんですな。
クライマックスが近づいたら「このモンドコロが目に入らぬか!」っていうのと同じように、
『ごくせん』も9時35分を過ぎたら、だいたい生徒役の誰かがチンピラ数人にどっかの倉庫に拉致られるっていう展開がおとずれるわけだ。
まぁちなみにこの倉庫は毎回違うので、ものすごいたくさん倉庫のある街みたいなんですが、
だいたい平均タイム午後9時39分20秒頃に 倉庫のドアが勢い良くダーンとあきますね。ブチ壊されるとなおよし。
んでヤンクミのシルエット。♪パーラーチャッチャーララ〜ララ〜。ほれ、例のテーマ曲ですわ。
するとチンピラが「誰だテメェ?」「アタシはそいつらの担任の先生だよ」「おい!担任の先生だってよ!ワッハッハッハハ」。これですよ、これ!
誰一人として「え?担任の先生?放課後まで熱心ですなぁ〜」とか言いません。当たり前だよ。
このパターンを何回見たかっていう。しかし!このパターンじゃないとツマらんのよね。すんげぇツマらん。
ゲーセンに女の子を連れていったことで職員会議云々の回の時なんて全然ツマらんかったし、
女の子を騙そうとしてた大学生1人をぶん殴るって回も、すんげぇ消化不良だったもん。
やっぱりさぁ、あくどいヤクザ数人とかチンピラ数人とか、「おーおーおー!そいつら全員イテもうたれー!」と心の底から思えるような対象物を
ヤンクミがバッサバサと何人も華麗にやっつけちゃってくれないとツマんないの。これって漫画『デスノート』にも通じる部分だったりするよな。
まぁこんな感じでとにかく一番盛り上がるところを”お約束”でお願いしますっていう、まさに『水戸黄門』。
ちなみにヤンクミ役の仲間由紀恵の場合はですね、別にメガネキャラで 売ってるわけじゃないんで、
ケンカのシーンになるとメガネを外します。言っておきますが、ヨン様とは違いますよ。
だってヨン様は「冬ソナ」最終回で、 失明したにもかかわらずメガネをかけてましたからね。「なんぼほどキャラ守っとんねん!」と。
んでまぁメガネ取ってからヤンクミ対チンピラのケンカになるんですが
またこのチンピラが”お約束通り” 「このやろ〜」ゆうて、みんなひとりづつ順番に向かっていくごっつ礼儀正しい人たちばっかりです。
全員で一気に襲い掛かったりしません。中には、ヤンクミの握りこぶしに向かって自ら突進していくという、
実に手間がかからない親切な方までいらっしゃいます。う〜ん、このあたりも実に「THE☆時代劇」って感じで受け入れやすい一因なのかも。


ということで以上!「ドラマ・ごくせん人気の理由」を「日経エンターテイメント」気取りでお送りしました〜!






3月8日の日記『テレビ/笑っていいとも!』
ふふっ、”針のむしろ”って言葉が実にしっくりくる数分間でしたな・・・(微笑)。
登場しょっぱなだってのに、客のリアクションが薄いのなんの!なんだテメぇら!?オトナげないんだよ!
何度もハガキ出してやっと当たったから張り切って来たのにテレフォンショッキングのゲストがTRICERATOPSじゃ不満だっていうのか!?
そりゃそうだ!その気持ち分かるよ!!でも、だからって、同じ事務所繋がりで次のゲストとして波田陽区を紹介した瞬間、
「え〜〜っ!明日来たら良かった・・・_| ̄|○」なんて、明らかにガッカリビームを発散するのは勘弁してくださいよ!バレバレですよ!
まぁでもイキナリ、限りなく一般人に近いオーラを放つ全然見たことない男3人がグラサンして右手を挙げて大スター気取りで登場したところで
気分が乗らないのは分かるけどな。みなさーん!この人ら、「♪うえに〜うえに」ポカリスエットのCMソングの人達ですよ☆←まだそれかい
そんな感じで登場直後はわりと客席からはムシされていたため仕方なかったんだろうか、
「フーッ!」「フーウッ!」っていう
ADの必死の煽りがやけに虚しくスタジオ内に響き渡っていたが、そんなもんは和田唱の第一声でかき消された。
「yes!」。・・・え?今イエスって言った?え?アンタ誰?
何がイエス?とりあえずノーやろ!(笑)。
いや〜、今日も笑わせてもらったわ。アルタだろうがいいともだろうが関係ないねんな。いつでもどこでもマイペース。
喋ってた時間はごくわずかでしたが相変わらず和田唱は面白いわ!それに気付いてたであろうタモさんもオモチャを見る目線だったしね(笑)。
特に、歌っている和田唱を見ながら終始ニヤニヤ面のタモさんに釘付けですよ。
「わ〜、改めて見ても、顔はお父さんにソックリ、喋りはお母さんにソックリだな〜!」なんて思ってたんかしら。
しかしああいう場所に出るなら、もう開き直って「平野レミの息子」ってことを言っちゃって欲しいような。だって客席の反応は絶対に違うもん。
「ビックリ!そうだったの?言ってよぉ〜、それならこっちもそれなりの対応したのに」効果で、”知らん男”が一気に”親戚”モードに。
しかも、「うわ!お母さんに似てる!」がプラスされるから笑いが更に倍。よって爆笑確定。ん〜、惜しい!って別に芸人じゃないからええか。
ホント今日も面白かったんよ。毎度のコトながら、この面白さを正確に活字でお伝えできない自分が歯がゆくて仕方ない。
ほな、見た人にしか分からんかも知れんけど、本日のツボをいくつか箇条書きで。
・タモサングラスを買った店の場所を、腕を使って路地を表現し事細かにクドく説明。いやいや、そこまで誰もホンキで知りたいとは・・・(笑)。
・先日発売されたアルバムのポスターを広げた後、なぜか「出たばっかり!」を2回言う。他にも意味なく反復多し。
・映画『オペラ座の怪人』の話から、「ボク、怪人役やりたいんですよね!」。唐突に何を言うか(笑)。
・しかし劇団四季に入らなきゃ舞台でファントム役が出来ないことに対して、「もどかしい・・・」。いやいやアンタ一体・・・?!
・なら自分でやっちゃえば?と言うタモさんに、「今はまだ早い。40くらいになったら」。「やりたい」っていうから勧めたら断るっていう。どないやねん。
・いきなり、”ファントム俺バージョン”の弾き語りを始めて客席にいた人全員をキョトンの坩堝に叩き落したかと思ったら、歌い終えた瞬間、
「え?なに?この人変わってて面白い!」と察知されたようでいとも簡単に爆笑ゲットという、音曲漫談家としてエンタ出演決定!(笑)。
・左のまぶたが?やや重めに見えたなあ。なんでだろ。腫れてた?
・だいたい谷村新司とはどういう繋がり?
・林さんの「(ファントムがやりたくてたまらないが実現に至らない和田唱に)オレらのライブで歌っちゃえば?とは言ってるんですけどね。
そんなにやりたいなら。」という発言を受けて、「アッハッハッハーーーッ!」。うわっ、出た!いつもの独特な、笑いを誘う笑い方!!
もちろん「何がそんなに?」ってぐらい爆笑してたのは和田唱だけ。
しかしそのネタっぽい笑い声を聞いて思わず爆笑する客。ハマったな!
・CM前、いいとも曲にあわせて不可思議なダンスを披露。・・・面白すぎる・・・。
・CM中はタモさんと何しゃべってたんでしょうか。話弾んでる風だったし気になる。失礼は無かっただろうか。←誰?
・「世界に広げよう友達の!!アーッ、少ない!!」。違うよ!突然大声を出すアンタに皆びっくりして固まっちゃったんだよ!(笑)。
・アンケートで「0人」だったのに、「あ〜、残念」みたいな空気は一切無く。あれ?もっと見て!ひとりだけ、半そでの激ハンサムがいてますよ!
・会場の客に素で「知らない?知らない?」って友達かよ。
・今日初めてトライセラを見た人からは、「スノッブみたいに楽器持って『オペラ座の怪人』ネタをする3人組」って思われてそう・・・。
・出たーー!『リフ』!!この単語がとうとう全国ネットで流れるとは感無量ですよ!!(爆笑)。
まぁこんな感じかな。もっと色々面白かったんだけど。んもって服可愛かったなー。うんうん、髪型もイイ感じにフニャフニャ犬っぽくて良し。
多少お肌に衰えがみえるものの、俳優やアイドルじゃないから別にいいか。あぁ、楽しかった大満足のひとときでございました。

ちなみに「今日のいいとも出演に対する他の方の反応はどうかな?」と久しぶりにトライセラの公式HPの掲示板に行ったら、
「ファントムがやりたいだと?四季をナメんな!」と劇団四季ヲタから怒りの書き込みがありましたアッハッハッハーーーッ!・・・(微笑)。





3月5日の日記『ライブ/TOKIO LIVE TOUR 2005 "ACT II"』