12月21日の日記『ディナーショー/近藤真彦25周年DINNER SHOW』


「こちら近藤真彦コンサート事務局ですけども〜」。きたあ!待ってました!はいはい、行きます行きます行きますよ!
前から行きたくて仕方なかったマッチのディナーショー。しかし誰を誘っても断固として断られ、一緒に行ってくれる人を探してるうちに締め切られ。
まぁお金もなかったし仕方ないか。でもなぁ・・・な〜んて諦め切れなかった我輩の目に飛び込んできたジャニーズnetの「モアチャンス」の文字。
こりゃ申し込むっきゃないっしょ。しかしグダグダやってるうちに葉書を出し忘れ、結局ギリギリになっちゃったのよね。
でもギリギリまで「モアチャンス」を受け付けてたし、たぶん私も行けるんじゃないの?だってマッチだよ?きっと前日までに電話があるはずだ!
つってたら前日の夜にかかってきましたよ。ふぅ、セーフ。良かったわあ。今までディナーショーって行ったことないし一度行ってみたかったのよ。
しかもそれがマッチなら言うことなし。だって「マッチ」=「青春の象徴」だもん。青春っつーか、小学校高学年から中学生に上がるぐらいまでのさぁ。
しかしながら。そんなノリノリなワシを軽くあしらうかのように、その次には電話口の向こうから我が耳を疑う衝撃発言が飛び出した。
「今回お料理の方が間に合わずディナーがご用意できないんですが、それでもよろしいでしょうか?」。・・・は!?今なんて?!
「ディナーショーなのにディナーがないんですか?」「はい」。・・・・ぶっふお!す、すっげえ!
さすがジャニーズ!(笑)。
ヲタになってから十数年、今まで一番吐いた台詞は「かっこいい」よりも「可愛い」よりも、もしかしたらこれかもしれんね→「さすがジャニーズ」。
きっと次点は「あの事務所のことだから」。っちゅーか、ちょっと待って。ディナーショーなのにディナーがないって、それディナーショーちゃうやんけ!
ディナーがないディナーショー。題名のない音楽会。前戯のないSEX。翼の折れたエンジェル。どうでもいいことが頭の中をグルグルグルグル。
「ではディナーがないということは少し値段が安くなるんでしょうか?」。この質問はしてしかるべきだよね。「いいえ、そのままです」。ぎゃふん!
「ですが、ホテル内で召し上がることが出来るディナー相当分のお食事券をさしあげますので」。え?汚職事件?←ベタだね、どーも。
「食事券って一体いくら分なんでしょうか?」「相当分です」「大体いくらぐらいか・・・」「相当分になります」。あくまでも値段は教えてくんないのね(笑)。
とにかく6時までに引き換えに来いと。するとその時に食事券をやるから他の人がディナーを食べている間はどこかで時間を潰せとな。
うーーーむ・・・。しゃーないか。自分だけディナーがないのに他の人が美味そうな飯を食ってるのを横で指くわえて見てるのはもっとイヤだしな。
ならば6時に会場に行く前にどこかで軽く食べてから引き換えに行って、
それからショーが始まる7時までお茶でもして時間を潰して、とりあえず帝国ホテルの食事券だし親にでもプレゼントしてみたりしようかな。
だってワシャ全部の指がさかむけしちゃってるほどの親不孝者だしさ。たまにはこーゆーこともね。今ワシの好感度UPだねニヤリ。
おっけー、らじゃー。何から何まで初体験。あまりのことに内心笑いが止まらなかったワシはすんなり承諾し、初ディナーショーな事実を告白、
「よそいきの服で来ること」「声援は送ってもいいけど立ち上がってはいけない」「ペンライトはOK」等などの“心得”を教えてもらい
電話を切る前に一言確認、「では明日40000円持って受付行きますのでよろしくお願いします!」「いえ、42000円です」。なっ、なんですと?!
「ジャニーズnetで見たら40000円って・・・」「それは税抜き価格です」。ぎゃふん!今時、税抜きで表示している世界がまだ存在したなんて感動!
いや〜、本当に面白いなぁJって。っつーことで、このレポにかかってる費用は42000円ですから。いつも以上に気合入れて読むように!(キッパリ)。



午前中からの仕事が終わったのが昼3時過ぎ。そこから遅い昼食を取ったらもうディナーショー終わりまで何も食べなくても大丈夫よね。
やってきたのは帝国ホテル。さぁて孔雀の間はどこじゃいな。エスカレーターで上って行くとアラもう既にフロアには人がいっぱい。
え?これって・・・皆さん、よそいきっていうよりも結婚式の二次会みたいなファッションやんか!なんだよう!それならそう言ってくださいよう!
基本的に黒。黒シルクノースリワンピの上に黒のカシミアショールを羽織る、みたいな。ゴージャス系の艶女(アデージョ)たちが集結。
おお〜、今日たぶん私って若い方じゃないかしら。ファンの平均年齢40歳ってとこか。まぁマッチですから当然なんですが。恰幅の良さげなお姉さま多し。
しかし私が無知だわね。世間様って「よそいき」=「結婚式の二次会」ですか。ひぃ〜、恥ずかしいぃ〜。ワシのオサレだけ妙にカラ廻ってるやんか。
「あのうぅ〜、昨日モアチャンスの連絡をいただいたんですけどもぉ〜」。服装のダメ出しをされたらどうしようかとビビりつつ受付に近寄ると
ピッカリコニカなニッコリエガオで対応してくださったお姉さんがまずは食事券をくださいまして。
「指定されたレストランで8000円までお召し上がりになることができますので〜」。ってことは「42000円-8000円=34000円←マッチ代」ってことか。
ちなみに松田聖子ディナーショーはS席45000円らしい。大体40000円台が相場なのかな。40000円が普通?うーん、金銭感覚が麻痺してきたぞ。
「ショーは7時頃から始まりますので、その頃にはこちらの方にお戻りくださいませ」。は〜い。ほなそれまでコーヒーでも飲んどこかな。・・・ん?
今、なんだかチケットに不吉な文字が?!「帝国ホテル ご夕食券 12/20〜12/21 まで有効」。え?この食事券って今日までなの?
そんなの困る!親にプレゼント好感度UP作戦どころか全然お腹減ってないし、しかも後1時間しかないのに1人で8000円分もメシが食えるか!
もちろん払い戻し出来るハズもなく、期限の引き伸ばしが出来るハズもなく。なんとしても今日中に使わなきゃただの紙切れになっちゃうよ。
ど、ど、ど、ど、どないしよ〜〜〜〜〜!?(汗)。誰かおらんか誰か。今から急に電話してもノコノコとやってきてくれそうな暇なヤツは誰かおらんか。
いや、そんなん待ってる時間はない。帝国ホテルで8000円分も食えることなんざ未来永劫ありえないもん!さっさと指定されたお店をレッツラゴウ。
記載されていたのは「カフェレストラン」「鉄板焼き」「フランス料理」「中華料理」の4店舗。
ま、高級ホテルの23階とか24階にあるぐらいですから超一流の高級店なんでしょうね。あ、でも「カフェレストラン」は2階だからなんだか安そう。
しかも「カフェレストラン」で8000円分も食えんだろ。これ却下。それから「鉄板焼き」も却下。ひとりで鉄板焼きって渋すぎるぜ。ワシャ何者やねんな。
っつーことで、ここは「フランス料理」かな。8000円もあったらフルコースいけんじゃないの?むふ。楽しみ。まさに今流行りの「おひとりさま」状態。
お店を探してウロウロ。あ、あった。えーっと、すいません。私今日ディナーショーで〜。さっそく入り口にいた店員さんに食事券を見せたところ、
「申し訳ございません。本日はご予約いただいたお客様のみとなっております」。どないやねん!
おーーーーーーーい!!!ワレなめとんのかボケカスアホ!!!さっき券もらったってのに、どないして予約せえっちゅーねん!!!!!
っちゅーかよ?!なんの仕打ちなのコレ?どういう嫌がらせ?いやいや、これって明らかに帝国ホテル側のミスじゃない?
だってさ、ジャニーズと帝国ホテルの間では既に打ち合わせ済みなんでしょ?だからこのチケットに店名が入ってるんでしょ?
なのに予約がないヤツは入れないだぁ?どーゆー了見だテメェ信じられん!と憤ってる場合じゃないよ、8000円無駄になったらどうしよう?こわっ!
「他のお店があいてるかどうかお聞きしましょうか〜?」だってさ。いらねーよ!けっ!仕方ねぇ、ほな中華料理で。たのもーう!
しかしこちらの店も渋い顔。「7時までにお店を出ていただけるのでしたらお席をご用意できるのですが」。・・・ふっ、どこもかしこも。まぁええわい。
窓際という絶好のロケーションの、夜の大阪を一望できるようなスペサルシートに案内されるもひとりぼっちのワシには有難味が今ひとつ分からず。
もちろん周りはカップルだらけ。あは、あはは!おかしいだろう、35歳独身女ひとり中華フルコースですよ!カップルどもよ、笑ってくださいよ!
って、見てもいねーし!(ドテーン)。隣の席では毛皮だかファーだかのコートの下にはほぼランジェリーみたいなスケスケワンピースを着てる女と、
ザッツ☆平々凡々っつーか微妙なルックスの男とのカップルが、
マッチディナーショーから中華料理店に流れ着いた漂流女の恨み節なんぞ全く気にも留めることなく微笑を交わしていたのであった。
「世界中の全カップルは不幸になれ!」。そう念を送ったワシを誰が責められよう。うう、そんなこんなゆーてる間に雨まで降ってきたよ。
「♪にじむ町の灯を〜、ひとり見ていたぁ〜」。即席の替え歌がハマるのなんの。まさかこんなとこで「リアル・大阪レイニーブルース」しちゃうとは。
しかもよぅ考えたらマッチって何やねん。マッチがやってるラジオ番組のタイトルが『近藤真彦のくるまっち』って。全く聞く気が起こらんわい。
「お飲み物はいかがいたしましょうか」。えーっと、ビールで。とりあえずビール込みで8000円までのコースを適当に見繕ってもらうことに。
まず一品目は『特製前菜の盛り合わせ』とな。なるほど。・・・・フツー。ほら、だって味覚オンチだし。続いては『白身魚と干し貝柱入りふかひれスープ』。
ズズズ・・・。あ、ヤバい。もう既にお腹がいっぱいになってきた。次の『車海老と松の実の炒め』ってのも必死で平らげたら今度は『点心盛り合わせ』。
うっ、苦しい!こんなことなら遅い昼食なんて取るんじゃなかった!もう既に味なんて分からんわ。寂しさと切なさとやるせなさと。
でもいくらお腹いっぱいだからって残したら、後々お腹減った時やお金がない時に思い出すのよね。「ああ、あの時残さずに食べておけば」と。
魘される勢いで後悔するの。だから絶対に何があっても食べ物は残せない!「お待たせしました、『牛肉とじゃがいもの黒豆味噌炒め』でございます」。
・・・・ハライテ〜!(涙)。これじゃぁ逆・兵糧攻めだろ。既に息が上がってるんですが。うわ、もう次のチャーハンが来たの?
「こちら『椎茸と○○のすり身を云々〜』でございます。申し訳ございません、メニューから一品抜けておりました」。うぎゃーー!←本物の「嬉しい悲鳴」
もうこれ以上は無理っす!勘弁してくれっす!肩で息しながら何とかして『蟹肉入り五目チャーハン』を平らげ、
最後に『本日の特製デザート』の杏仁豆腐を平らげ。・・・・ギブ・・・・(涙)。とてもじゃないけど動けません、しばし気絶。
目の前に置かれたジャスミンティーのカップに目をやると、無駄に茶柱が立っていた。が、今日はこの先も全くイイことは起こらない気がする・・・(涙)。



うううううう・・・。腹をさすりながら中華料理屋さんを後にし再び孔雀の間へ。
7時ちょっと前にはもう既に会場のドアは開いてて皆さん食事は終わったみたい。あ、じゃぁそろそろ私も入れるのかしら。
受付に戻りチケットと「特典DVD(笑)」をもらい、会場へ。前日まで参加者を募ってるぐらいだからよっぽどシケシケなんだろな。って、ウゲゲゲゲ!
2005年も終わろうというのに、
いまだにマッチ大人気風(ガビーン)。
すんごい人がいるんですけど?!何これ仕込み?いやいや、そんなハズないよね。こんな微妙な客を大量にどうやっても仕込めないよ。
何が驚いたって、9人がけのテーブルが55個もあるんだってば!え?それって単純計算で何人?495人は来てるってことでしょ?そんなにも?!
しかも今のマッチによ?しかも42000円もするのよ?もちろんアタシみたいに半笑いで参加してるアホンダラなんて皆無ですわ。
皆さん、生粋のマッチ担なんでしょう。えーっと、42000円が495人ってことは単純計算すると今日1日だけで2079万かよ!すげえ!マッチすげえ!
しかも今日って追加公演らしいじゃないのさ。ってことは大阪だけで倍の4158万円!ぎゃふーん!いまだにマッチマネーがこんなにも巨額だったとは。
別の場所でやってる関ジャニ∞公演で考えてみるとだね、チケット代5500円×1000人=1回公演につき550万だから1日3回で1650万。うーん・・・。
もちろん1日で1650万も稼いだことなんてありませんけどね、でもマッチの騰がりを見たらつい「たったの」とか言いたくもなりますやんか。
純利益がどーたらとか必要経費が云々とかさておきですよ、なるほどなぁと。ディナーショーってオイシイんだな。だって単価が全然違うもんな。
・・・ふっ、なぜだろう。他人の金の計算ってとっても楽しいよね。たまに夢中になって電卓叩いてる自分がいるよ・・・(遠い目)。
でも儲けに走るだけじゃなく還元されてんだって。まずステージセットが凄い。ディナーショーってもっとシックなのかと思ってた。
カラフルなネオンの巨塔のようなものがセンターにそびえ立っており、両サイドにはTV画面が2つ。そこでは昔懐かしマッチのコンサート映像が。
「♪スカートのすそ〜、なびかせ〜」。うわ、これ何だったっけ?光Gの誰かも歌ってたよね。マッチ若いなあ。若さでピチピチギラギラしちゃってるよ。
今ここにいる人のほとんどが、この頃から変わらずにずーっと応援してるファンなんだろうなあ。うーん、なんだか目頭が熱くなってきたぞ。
そんなこんなで「2005年の暮れなのに、まだ地球上にこんなにも大量にマッチファンがいた事実」にいたく感動しつつワシは自分のテーブルを探した。
後から追加で入れてもらったわけだし一番後ろの方に離れ小島みたいな感じで学校机がポツンと置かれて「一人班」みたいだったらどうしよう?
そんな不安はあっさり解消、結構前の方のベストポジションに案内されてウッキッキ。しかーーーし!さっき受け付けフロアでちらっと見ただけでしたが
中に入ってよく見てみると、極道の妻たちの大集会か?はたまた北新地のママの寄り合いかってぐらい迫力満点のお客さんがいっぱい!
いやいやいやいや、他のジャニコンなんかじゃぁ滅多とお見かけしない(まぁいたとしてもSMAPか)タイプのお姐様たちばっかし!ひいー!
もちろんアッシのテーブルにいらっしゃる方々も、とてもじゃないけど話しかけられるような雰囲気じゃないっての。
なんと申しましょうか、25年という四半世紀をかけて培ったヲタとしての風格っつーか意地っつーか気迫っつーか威圧感っつーかオーラっつーか。
万が一話しかけて、「てっめぇ、『三球コンサート』も体験してねぇくせに偉そうにジャニ語ってんじゃねえよ!(喝)」な〜んて怒られたらどうしよう。
そんなこんなでドキドキしながら席に座って開演を待つことに。ちきしょー、他人の会話が気になるぜ。
「は〜い、これ〜」と“腕に巻くサイリウム”を仲間内で配るお姐さん。「これ100均で売ってたんやで」「安っ!うちらの頃って400円ぐらいしたのに」。
おお、そういうトーク待ってました!質問したいことが盛りだくさん。当時のこととかいっぱい聞きたいな。マッチのことも話したい。・・・でも恐い・・・。
「そういえば『テレフォンショッキング』のマッチ見た?」「えー、見てない。誰が呼んだの?」
「薬師丸ひろ子。で、薬師丸を呼んだのが、ジャニーズの・・・ニシキ・・・ニシキ・・・ニシキ・・・、ちょっと忘れたけどジャニーズの子で〜」。
錦戸亮ですよ!以後、お見知りおきを!(切実)



時間はそろそろ7時20分にさしかかろうかという時に客電が消え、いよいよショーが始まる予感!ぞろぞろとバックバンドのメンバーが登場。
あ、マッチらしき人が出てきたぞ。でもセンタースタンドマイクの位置まで来たら後ろ向いてスタンバっちゃったし、カッコええのかよぅ分からんわ。
♪チャカチャーン、チャカチャーン。のわっ、聞き覚えのあるカッティング。と同時にカッと全開になる照明、そして総立ちになるサブイボ。
そう、自分ではとうの昔に忘れたつもりでも体は覚えてました。ディナーショーの1曲目はなんと『スニーカーぶる〜す』からスタートじゃ!(感涙)。
わおう、わおう!ニクいったらありゃしない。25年前のデビュー曲からって!タマんねえよ!懐かしくって嬉しくって泣けてきたよ!
欲を言えば「♪ジーグザグザグ」のところの腕を動かす振りを、当時のままの振り付けで見たかったような気もするがマァ別によし。
だってさーーー!緊急ーーーー!ご覧くださいましーーー!なんじゃあの男はーーーーーー?!めっちゃカッコええやんけーーーーーーー!!!
白いスーツ+黒ボタンシャツで登場したマッチ。・・・ぽっ。なんだろう、髪型のせいかな。今のさぁ、重たい前髪@マッチってむっちゃカッコ良く見える。
さっきまでビデオが流れてたニキビ面の油ほとばしるウザキャラ男とは別人。信じられない、マッチは今のほうが全然かっちょいい!
これで今いくつよ?え?41歳?うっそだあ!いやぁ〜、いねえって!こんなにも色気と渋みとチャメっ気と軽やかさと・・・、
諸々の魅力を存分に備えた41歳の男を他で探そうったって無理な相談ですよ。
しかも8年ぐらい芸能活動をやってなかったんでしょ?そしたら普通はさ、緊張感を失くしてハゲたり太ったり品を失ったりして大変な風体になるよね。
でも何がマッチの老化を防いでんだか分からんけど、黒木瞳(最近、中身が田村亮子化しつつある)ばりに若々しいマッチにホレたぜ乾杯☆
そして次は『ヨコハマ・チーク』。ぎゃお!シングル順にやってくれるんですか!ありがたやありがたや!(涙)。
うわあっ、なんということでしょうか。聞いてる最中、その頃の自分が何をしていたかとか鮮明に思い出されてノスタルジックが止まらない!
気がつきゃアタシャすっかり小学生だった頃にタイムスリップしてました。だってさ、そりゃもう当時は必死でしたしね。
マッチの新曲が覚えたくて覚えたくて覚えたくて覚えたくて覚えたくて覚えたくて。でも当時うちにはまだラジカセってのが無かったんよな。
しかもお小遣いも少ないからレコードなんて買えんわけよ。田舎の小学生だったし、レコード屋さんに行くことすら滅多になかったもん。
でもさぁ、新曲が聞きたいのよ。聞きたくて仕方ないのよ。せやからどーやってマッチの新曲を聴くかってーと、方法はひとつしかないのな。
10時に布団に入ってからAMラジオのランキング番組にチャンネルを合わせて、しかも親にバレんように音を絞ってさ、
ラジオに耳をビチッと当てて一音も聞き逃さないように聞いてたんだわ。だって録音できんのやもん、一発勝負やし。
しかもさ、この歌が難しくてな。特にAメロがヤヤこしいんだリズムも音程もさ。せやしピカイチ苦労したよ。なかなか覚えられんかったわ。
本当に難しい曲でしたよ。どれぐらい難しい曲かっていうとマッチ本人までもがいつまでたっても歌いこなせないほど難しい曲でしたもん。
ラジオに耳を当てて、一所懸命聞き取って、暗がりの中ノートに歌詞をメモってな。もー、英語なんて適当もええとこよ。雰囲気や。
そしてOA後はすぐラジオを切って布団の中で小さな声で歌ってな。忘れんうちに、っていう。うーむ、なんであんなに必死やったんじゃろか。
未だにあの頃の己の行動は全て意味不明ですが、とにかく必死も必死!明確な理由なんて無いのだ、とにかくマッチの新曲が覚えたかったのだ。
でね、『ベストテン』とか出る頃には「もう歌えちゃうもんねアタシ〜」みたいな。なんの自慢やねん。アホすぎたあの頃の自分が逆に愛しいよ。
あ、当然あれもやりましたよ。テープレコーダーをTVの前に置いて「今からマッチが歌うから録音したいねん、静かにして!」っていう。
ほな録音中に絶妙なタイミングでおかんが叫びよるんじゃ。「みかちゃーん!お風呂入りなさーい!」とかって。もー、腹が立って腹が立って。
「静かにしてって言ったのに!」なんて激怒する自分の声も録音されちゃって結果使いモンにならんっていう、ほんまベタな昭和の小学生やな〜(笑)。
でも必死の甲斐あって(?)、この頃の歌は今でもほとんど歌詞を見ずに全部歌えちゃったわよ。スラスラと口をついて出てきたわ。
なんだろう、ある種トラウマって言いたいぐらいですよ。なんでしたらPTSDの末端に入れていただきたいぐらい。
イントロが流れただけで頭の中をパァァァ〜っとね、無意識のまま、円周率を全部言える人かの如く歌詞がスラスラと自動的に。
しかもちょっとした走馬灯までもが。当時仲が良かった友達のことまで何十年かぶりに思い出したわ。
あー。あの子の家っていつもレコード買ってもらってたもんな。羨ましかったな。私もレコードや『明星』など色々欲しかった。見たかった。行きたかった。
『ベストテン』ですら毎週見ることは許されないような状況でワシは誓った。「いつか、きっといつか!思う存分アイドルを〜」と。
だからかな、今の自分が形成されたのってあの頃の原体験が尾を引いているんじゃないかと思えて仕方ないもん。何だか今になって復讐してるみたい。
不思議だ。子供の頃でっかいプリンで出来たお風呂に入りたいと思ってたからってオトナになってから実行するやつなんていないのにさ。
嗚呼、自分語りが止まらない。でも仕方ない許して。だって今日は我がトラウマの象徴@マッチのディナーショー(ただしディナーなし)なんですものっ!
『ヨコハマ・チーク』の後は、『ブルージーンズ メモリー』。「♪オレに〜は分からないよ〜お前がなぜ〜」とマッチが歌うと、
即座にコーラス女性の2人が「アイ・ドン・ノー!」。さささささ、最高〜〜〜!!!もしやちゃんと台詞も?!・・・ありましたーーー!!!(感涙)。
ただしホテルのディナーショーですから「バカヤロー」の絶叫はクチパクでしたけどね(笑)。
もうね、この辺で既にワシャ至福の絶頂を迎えておりましたよ。しかしマッチは追随の手を緩めず。立て続けに『ギンギラギンにさりげなく』ですよ。
更には『ハイティーン・ブギ』ですよ。しかも歌〆はもちろん、「♪それで決まりさ、それで決まりさ、それが最高!」ですよ!
ベストテンで雨に打たれてましたよ!おーっと、セットのこと忘れてたわ。光のネオンで作られた巨塔は回転式になっており裏には巨大スクリーンが。
そこには今歌ってるこの歌を当時歌っていたマッチの『ベストテン』での映像が流れるだよな。なんともマァ心憎い演出かってんだ。
ありがとう徹子&久米。感動のあまり涙で霞んでよく見えないよ。始まるまではあんなにも散々な目に遭ったってのにすっかりご満悦。
しかーーし!まだまだマッチは歌い続けることを止めない。『ハイティーン・ブギ』に続いては・・・えーっと、これ何だったっけ?えーっと・・・絶対知ってる。
「♪おまえ〜の名前〜、背中に書いた〜」。キャーーーーーーー!!!!!『Momoko』やんかーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
すまんね、ぶっちゃけこれ以降は同世代のマッチ・チルドレンしか楽しくないレポに終始すると思うわよ。だって『Momoko』ですよ、『Momoko』。
この曲が意味するものを理解出来る人にだけ、私の払った42000円は無駄じゃなかったと言ってもらえそうな気がするわ(笑)。
もちろん後ろのスクリーンに流れる映像は『ハイブギ』映画版。うを〜、なつかすぃ〜。
まさかこの映画の数年後に武田久美子が貝殻ビキニや笹の葉ふんどしを身にまとうような大胆女性になっちゃうとは誰が予測できたでしょうか。
「今見ると映画のラブシーンもたいしたことないわね〜って顔で見てましたね」。歌終わりでマッチのMC。
「あの頃は皆さんねぇ〜、『きゃー!やめてー!』なんて言ってたのにさぁ(笑)」なんて。うん、いい感じのテンション。そしていい感じにラフ。
でもさすが41歳、お客様に対して敬語でキメるところはビシーッと。当然、「マッチで〜す!」なんてバカな子みたいな喋り方でもなく。
ふぅむ。マッチもオトナになったなあ・・・。こんな感じで、たぶん会場中の客全員がバーチャル・親戚のオバハンと化していたに違いない。
ここでは軽く挨拶、そしてクリスマスソングってことで続いて『イヴの告白』、それから『永遠に秘密さ』(20年ぶりぐらいに聞いた!今聴くとイイね!)、
そしてシングルらしいんだけど全く知らんかった『少年のこころ』、そんな曲もあったなぁ〜っていう『泣いてみりゃいいじゃん』、
で、少し暗転したかと思うと・・・「♪アンダルシアに憧れて〜」。
うぎゃーー!ホ、ホンモノーーーーーー!!!
正確に言うと『アンダルシア〜』の本当のホンモノはマーシーだけど、東山でもなく光一でもなく今井でもなく赤坂でもなくその他諸々の雑魚でもなく、
これぞジャニーズ帝国における正真正銘ホンモノ印の『アンダルシアに憧れて』@近藤真彦バージョンだっつーの!ありえねえっつーの!
もー、めったくそに痺れちゃったよウヒョヒョヒョヒョ〜ン。それにしても今更ながらアレですけどね、マッチって歌うまくなったよねえ。
当時ホント酷かったのにね。今みたいに「カラオケ世代」の子供たちじゃないからさ、当時のアイドルって総じて皆さん歌が下手だったんだけど、
その中でもマッチは群を抜いていたよね。歌も微妙でダンスも微妙。肌にはニキビが大暴れ、何本も主演映画をやるものの演技は常に微妙、
どっからどう見ても、とてもじゃないけど芸能界で25年もやっていけるようには思えなかったもの。なのにさぁ。こればっかりはホント分からんわ。
なんでしたら今って「味わい深いボーカリストの1人」って言いたいぐらいだもん。それにあの頃の歌って年をとってからも歌える曲が多いのにも驚いた。
「♪オレたちはまだ青春知らずさ〜」って歌っても、「40にもなってまだ知らんのかい!」とはツッコむ気にならんもん。さほど違和感ないのよな。
それにしても何故にマッチは老けないのだろうか。歌も歌わずにメディアにも露出せず一体この8年もの間に何をしてたかっていうと、レース。
ん?レース?カーレースをやるのが老けない理由なの?うーむ・・・そうとは思えんけど。しかし、この後のMCでなんとなく全てのナゾが解けた。
「えー、『アンダルシアに憧れて』を聞いていただきました。今日はいないんですけど○○と△△の会場では少年隊がついてて。
僕のバックで踊ってくれてるんですけど。あ、皆さん少年隊って知ってます?」。なんじゃこの質問は?!知ってるだろ普通!(ガビーン)。
「ま、少年隊ってねー、『仮面舞踏会』1曲だけでここまできたようなもんですからねー」。そ、そうかぁ?!(ガビーン)。
「東山なんてね、この曲ではいつも横で大暴れしてますよ。ホント、たいしたもんだよアイツは」。たしたもんって・・・どっちがだよ!(ガビーン)。
「植草なんてこの前の質問コーナーの時にステージから降りて客席の一番後ろまで行ったのに誰も触ろうとしないんだよ!可哀想になっちゃったよ!
それからさ、こないだ『渡る世間』のドラマ版が終わったから、おいオマエこの後どーすんの?って聞いたら、
今度は『渡る世間』の舞台版がありますだってさ。植草って『渡る世間』ばっかりやってるよね」。・・・た、確かに!せやけど・・ねぇ?(ガビーン)。
「錦織もねぇ・・・すっかり風貌が変わってしまってさぁ〜。そろそろCMが来るんじゃないの?
あ、今皆さん笑ったけど違いますよ〜。ウイスキーのCMですよ〜!(ニヤリ)」。・・・あ、あはは、騙されましたよマッチさーん・・・(ガビーン)。
と、まぁこんな感じで、
マッチにタブーなんてものは一切存在しませんでした。
私は驚いた。心の底から驚いた。だってさ、今まで色んなジャニタレを見てきたけどさ、少年隊のことをこんな風にイジる人って見たことなかったしね。
っちゅーか、絶対にダメでしょ。「ヒガシもねー、たいしたやつだよ」なんてJrが言ってみ?一気に「存在しなかったこと」にされちゃいそうなぐらい、
それぐらいみんな少年隊に対しては「かっこいい」「ダンスがうまい」「何年もプレゾンをやり続けていて素晴らしい」「憧れの人です」なんつって、
判で押したような少年隊評しか言わないじゃん。だってそれはあの事務所に所属している限りお約束なんやもん。もちろん、キンキだってTOKIOだって、
はたまたSMAPだって少年隊をイジることは許されてないのよ。そしてワシはそーゆー世界にどっぷりなジャニヲタ人間だからそれが当たり前だったの。
なのにさ!マッチだけが!マッチだけは唯一言いたい放題!「少年隊知ってます?」って質問も凄くない?まだ知らない人が存在すること前提って(笑)。
いや〜、兎にも角にもマッチのMCは実にセンセーショナルで鳥肌が立つほどの感動を覚えましたよ、ええ。
もちろん少年隊イジりだけではない。ファンに対しても、マッチのMC中にキラリと光る「無邪気なヤンチャ魂」は輝きを増す一方で。
「えー、いつもでしたら年明けはすぐにレースの方に戻るんですが、来年は2月14日にコンサートが決まっちゃったんでぇ〜」と、
まるで“本当はレースに戻りたいんだけど事務所に泣きつかれたので渋々コンサートします”みたいなさぁ(笑)、本当にそんな感じの言いっぷりなのよ。
しかも「武道館も久しぶりでしょ。せっかくヤル気になっていざバ〜っとステージに出て行って400人ぐらいしかいなかったらどうしようと思ってさ。
まぁ最悪、嵐とかKAT-TUNを連れて行こうと思ってるよ!(ニッコリ)。
だから今からアイツらのスケジュール押さえとけって事務所に言ってるんだよね!」。わ〜っと笑うファン。・・・しかし全然笑えない私。
す、す、す、すっげえ!ギャグではなく、本当に2月14日彼らのスケジュールを押さえてそうで、それがすっげえ!
しかもマッチの鶴の一声で、SMAP以外なら誰でも簡単にスケジュールを押さえることができちゃいそうなところが更にスゲえ!
「あ、嵐来たの?あーでも今日思ってたより客入ってるしステージに出てくんなくていいよ。じゃ、お疲れ!」←マッチならこんな暴挙も可能。
その他にもファンからの質問コーナーってのがあってさ。「もうお正月にコンサートはやらないんでしょうか?」なんて質問に、
「もうイヤだよ!だってあれ何年やったと思ってんのよ。皆さん本番しかないと思ってるかもしれないけど、お正月にコンサートをやるってことは、
年末にリハーサルをやらなきゃいけないんだよ!そんなのもうイイよ!」と、本音を曝け出しっぱなしのマッチに笑いが止まらんかったわ。
いやいや、普通そこ嘘つくやろ。「そうですね。またやりたいですね〜」でいいやんか。なのにマッチは全力で正月コンを全否定してました!(笑)。
他にも色々言ってたけど年末年始は絶対に働きたくないみたいですよ。なのに今年はどうやら『Jカウントダウンコンサート』に出そうやんね。
いいですか皆さん。もし今年のカウントダウンにマッチが出たら、それは渋々来てくださったんですからね!有難がらないとダメですよ!(笑)。
その他にも「お正月にはハワイに行くんですか?」という質問に対しては、「このところ行ってますね〜」と。
それに対してまたファンが「でもワイドショーで姿を見ないので・・・」と。するとマッチは「あ、僕ああいうのイヤなんですよね。レポーターに囲まれるのが。
別にアヤしいことをしているからじゃないですよ、愛人と一緒に行くわけじゃないし。ちゃんと奥さんや友達と行くからね。でも他の人に迷惑でしょ」。
一瞬、この“奥さん”という単語がチクッと胸に刺さったのは気のせいか。こういうことサラッと言うんだもんなぁ、マッチ憎いわ。でもそこが好き☆ ←え?
するとまた同じファンが「えーー、でもワイドショーでマッチを見たいんでー」と重ねると、
「だからぁ、ああいうのキライって言ってるでしょ!どうしろって言うのよ!」と、あの頃のマンマなノリでヤンチャにムクれて見せたのであった。
ひえぇ。強いなあ。マッチは強い。マッチは誰にも負けない。
マッチ最強!もうね、面白すぎるんだってば。
「踊ってえ〜!」というファンに対して、「踊れるんだったらデビューした時から踊ってるよ!」と軽く逆切れしてみたり。
当時マッチがあまりにも振り付けを覚えないもんだからダンスの先生がサジを投げた、なんていう自虐ネタも最高で。しかも反省の色なし(笑)。
マッチは確かにオトナにはなったよ。でもさ、イイ意味であの頃のマンマなのな。天真爛漫ヤンチャ坊主がすくすくと成長したっていうか。
歌を歌ってる時も思ったけどMCの時にはもっと強烈に感じたよ。この人、きっとストレス溜まらないんだろうなぁって。
全く溜まらないとは言わんが、どーせたぶんどこに行ってもこんなノリだと思うしさ(笑)。
特に今なんて好きなことしかやってないし。好きな時に好きなことやってるでしょ。
もちろん何してたって事務所の功労者ですから一定の巨額マネーは収入として貰ってるはずやん。生活にも絶対に困らないだろうし。
言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン♪じゃないのよね。言いたいことはサラッと言えちゃうでしょ。そらな、ストレス溜まらんって。
そらな、老けないって。納得ですわ。そりゃそうだわさ。MC中、目から鱗なんつってな。たったひとりうなづきまくりだった私。
そうこうしていたら新曲『挑戦者』が。ふふん、私『DREAMBOYS』よりも先にホンモノ聞いちゃったもんね〜♪・・・という、これまた意味不明な自慢・・・。
そうそ!今までディナーショーって途中スタァ様がステージから降りてきてテーブル廻って握手してくれたりするのかと思ってたんですが、
マッチは全然降りてこなかったですわ。こういうもんなのかな。お客さんの人数が多すぎるからか。それともマッチだからなのか。
えと、曲に戻りましょう。続いては『大将』!その次は『愚か者』!ばっふ〜ん、後ろの巨大スクリーンに映るは『レコ大』の映像じゃないですか!(ジーン)。
むっさ懐かしいわ。その後ショーケンはホンモノの愚か者になりましたが。そういえばマッチのお母さんの骨ってもう戻ってきたのかな。
ラストはしんみりと『夕焼けの歌』。この歌だと、もう私の中ではV6ホワイトシアターコンのイメージの方が強いかも。メンバーが手紙読んでたよね。
あっ、もう終わりなんだ。グスン。楽しい時間をありがとう。笑ったり感動の涙でウルウルしたり口ずさんだり懐かしくて色々なことを思い出したり。
公演が終わってからしばらくの間浸っちゃいましたよジーン。しかしいつまでも浸っている場合ではない。すぐにアンコール!
そうそう!アンコールになって衝撃的な事実が発覚!なんと、マッチのバックバンドが2005年の今でもまだYAMATOだったんですよ!
うひぇ〜〜〜、まだYAMATOってあったんだ!息が長いにもほどがあるよ。シブ楽器隊なんてとうの昔に陰も形もないだろうに。
「たくさん曲はあるんですが、やはり今日はディナーショーなんでしっとりと〆たいと思います」。えー。『ミッドナイトシャッフル』やらんのかい。
つまんねえわアルバムの曲とか最近のシングルとかやられても分からんもんプンスカ・・・と、ぷっくりホッペを膨らませたその瞬間!
「♪名前さえぇ〜、知らないのぉにぃ〜、お前にぃ〜恋したのさぁ〜」。ギョエー!!!!!!これってまさかぁーーーっ!!!!(感涙)。
かの名曲『情熱・星・熱風・月・せれなーで』じゃないですかっ!んまっ、最高!マッチ大好き!一生着いて行きます!ホンマかよ!
♪ゆれてハラハラNight&Day〜っていうね、「Night&Day=悩んで」やっちゅーねん!こんなもん現代社会の基礎知識やっちゅーねん!
赤茶色のスリーピースで登場したマッチはこれまたバカみたいにカッコええのなんの・・・ポワ〜ン。うっとりユラユラ夢心地。
そしてアンコール2曲目は『ロイヤル・ストレート・フラッシュ』ですよ!どーなのよコレ。どーするのオレ。またまた少女時代にタイムトリップ。
♪ポーカーフェイスッフェイスッフェイスッフェイスッ・・・  ←こういうの!分かる?これがさぁ、このままだったのよ!大感動!
そして再びはけて、今度はタキシードに着替えて(お似合いMAXビューティー!)のWアンコールですわ。
「何をやろうかなぁ〜」。ファンが口々に叫ぶ。「BABY ROSEやってぇ〜!」。するとまたまたここでも強烈なマッチ節が炸裂!
「もう〜、みんなそうやって言うとすぐに何でも出来ると思ってるでしょ。無理だから!」。わはは!またもファンの願いを完全否定(笑)。
つーことで、もう一度最後に『大将』を。するとだ!途中からマッチが客席を煽りだしてさ。あら?皆さんどうするの?
うわ、全員が頭の上で手拍子しながら席を立ち、ステージ前方に詰め寄っていったんですけどー!?(笑)。
帝国ホテル孔雀の間は一気にオールスタンディングのライブハウス状態に。ひとりタイミングを逃した私は席でポカーン。しくじってるやんか。
でもね、凄い盛り上がりでさ。あらまどーしようかと周りを見渡してみると私の後ろのテーブルで同じように出遅れたファンの人がいて。
その人がねぇ・・・とても幸せそうな顔で楽しそうなマッチを見つめてて・・・。なんだか、そんなファンを見てるだけでこっちも幸せになっちゃったよ。
ラストは大盛り上がりのまま終了。軽やかに手を振ってステージからハケるマッチ。カッコいい。どこから見ても、何をやってもカッコいい。
こういうのって有難い。マッチってとても偉い。アイドルとしてとても偉い。だって私の少女時代の思い出が、今もなお全く汚れることがないんだもの。
「けっ、キタねー単なるオヤジに成り下がってさ。なんであんなのが好きだったんだろ。はぁバカだったわ私。っつーか時間と金を返せっての!」。
ピークを超えた他のタレントに対してそう呟いたのは二度三度ではない。きっと私だけじゃないだろう。でもさ、マッチだけはそうは思わせない。
いつまでもスタア。いつまでもアイドル。いつまでも現役のキング・オブ・ジャニーズでいてくれる。永遠に、夢が夢のままなのだ。
なかなか難しいことだと思うよ。本人の努力だけじゃない、例え事務所の力が多分に作用していたとしてもさ、
思春期にアイドルだった人がいつまでもカッコ良く輝いていてくれるだなんて。うん、つくづくファンって身勝手な生き物だとは思うよ。
でもさ、マッチがこういう状態でいてくれることこそが、これぞファン冥利に尽きるってんだ。こんな素晴らしくも有難いことが他にあろうかマジで。
ふと時計を見ると9時20分頃だったかな。丸々2時間もショーをやってくださったのね。感謝カンゲキ雨嵐!←マッチは知らんかな?
感動のあまりフラフラになりながら会場を出たところで「マッチ武道館」の振込用紙が配られていた。当然もらった。そして即振り込んだ。
あったりめーよ、今度はコンサートだから一緒に行ってくれる人もすぐ見つかったしな(笑)。
しかも報道によると歴代ヒット曲満載っぽい。あぁ〜ん、今日は聞けなかったけど武道館でナマで聞きたい曲はまだまだいっぱいある。
頼む!『ホレたぜ〜』とか『ふられて〜』とか『真夏の一秒』とか是非お願いしますっ!無論、曲だけじゃなくMCの「マッチ節」はもっと楽しみ!(笑)。
30代ジャニヲタには特にオススメしたいわマッチコン。絶対に楽しめるはずだから。おっしゃぁ、2月に向けて年末年始もフル稼働で働くでえ〜!