この度、僭越ながらハロプロ感想文を書かせていただくモノでございます。

決してワタクシ自身はハロプロヲタではなく、一介のジャニヲタ。
ジャニヲタ、ジャニズキといってもその中身は種々様々。
その中でワタクシが好きなのは現在最も金のかかる集団であるジャニーズJr内ユニット・KAT-TUN。
「今、一番楽しいでしょ？ファンをやってて」と聞かれる程に快進撃のKAT-TUN。
しかし、違う。違うんだ。なぜならワタクシの押しは

KAT-TUNの中で最も使い勝手の悪い男「上田竜也」だから。（Jに殺られるので画像はコレで許して★）
「ニセガクト」「コスプレ」「え？なんで？あえて上田？」
そんな言葉を受けとめながらの日々は
決して今をときめくKAT-TUNワンフとは思えないものなのでございます。
日々辛抱。忍耐。いばら道。盛り上がる時はこっそりと。
それでも、KAT-TUN一番人気＠亀梨和也ファンと使わなきゃいけない金は一緒さ。ふん。

そんな楽しくも辛いジャニヲタのワタクシをずっとずっと白い目で見ていた血縁の最も近い男（兄）が、
ある日突然、なぜか「辻希美（モーニング娘。）」にハマったのが運のつき。
また兄妹揃ってゼツミョーなメンツを選ぶあたりが涙を誘いますが、

何であれ、初めて芸能人・アイドルにハマリ、
コロコロと人生の坂道を転げ落ちるのを見るのは結構面白いものです。
えぇ、兄であろうとも。
もちろん転げ落ちるのを手伝ってもあげたのは言うまでもありません。

そんなワタシの親切なヲタへの手ほどきの甲斐あって
今では彼も1人でチケットも取れるようになったワケですが、
にしても、聞いてびっくり、見てびっくり。
ジャニファンとハロプロファン、向かってるところ、その情熱の矛先がどうも違ってます。
ハロプロファンの多くは1人で何十口も申し込んでしまうような、おっかしな事をしない。
それは、「しない」のか「できない」のかは定かではありませんが、
1列でも前へ！というワンフの心理はあまり感じられません。
それよりも、跳ねたい回りたい叫びたい歌いたい・・・。
運良くいい席だったら・・・お手振り欲しい。
うーーむ。それでいいのか？ハロプロファン。
もっと貪欲にいこうじゃないか。

なんてね、そんな違いを日夜話し合う事になるなんて誰が想像したでしょう。
あぁ、想像もしたくもない絵ズラ。
お父さんお母さんすみません。でも仲良くやってます。

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そんな実兄の付き添いで、昨年の「モーニング娘。ミュージカル in 青山劇場」
そして「後藤真希卒業コンin横アリ」に続きハロプロを体験してまいりました。

「モーニング娘。ミュージカル！江戸っ娘。忠臣蔵 in 明治座」

昨年の一部ジャニヲタにより大興奮のうちに幕を閉じた大阪松竹座を見て
どうにも自分達も一儲けしたかったと思われる明治座。

しかし、悲しいなかな。もう今のモーヲタは金、無いですよ。
日曜だというのに空席あるし。平日なんてもっと悲惨らしいです。
モーヲタ！ヲタ同士でお揃いのハッピを作る金があったら

明治座的にはチケが公演前に売り切れてればどうでもいいのかもしれませんが、
売り切れてんのかなー。これ。かなり心配。
チケットが取れなかったーっっ！って話を聞かない。
しかも、その後ヤフオクでの活気も感じられない。
更に現地のダフ屋に緊迫感が感じられない。
やっぱりこの一連が活性してないと、やっぱりどうーにも盛り上がらないよね。

がんばってんだよ、事務所もね。
だってさ、申込み用振込み用紙がコンビニ対応だもん。公共料金か？
迷わず振込め！っていう事務所の意気込みが感じられるっしょ。

で、ワタシ名義でFCに入られてるもんで、届くワケです。いろいろ。
したら、この間届いた白い封筒、電気の下で見たら透けて見えるんだよ。

「先着順です」（かなり大きな太字）

えぇ；えぇーーーーーーっ！？
一体何の申込みなのかわかんないんだけど、ワタシが慌てたっつーの。
どんだけ煽るのか？ありえない・・・。でも、煽る。煽る。

だのに、明治座（キャパ1400）が埋まらない。

うーーん。ヤバイでねーか？モー娘。
ダイジョブか？アップフロントエージェンシー！

ただ、会場内に入ると、やっぱりですね、
事務所の懐具合の心配なんかよりもっと心配したくなる輩がてんこもり。
きゃーきゃー。何度見てもおかしぃーーーーーっ！怖いーーーっ！
ジャニヲタに言われるのは心外かとは思うけど、やっぱり怖いんだよぉ。

今回はメインが一応、「劇」なんで「ヲタが暴れない＝ニオイが少ない」。
あぁ、ありがたや。つっても、やっぱりハッピ着用とか、
胸にはチケットぶらさげて手にはメガホンとか、サイリウムがぶらさがってたり。
あとは、何が入ってるかわかんないけど、
リュックとなぜか紙袋を必ず持ってるのはなんで？とか。
ありとあらゆる不思議なおっさんがわんさか。
（※明らかに客層は男子中高生とかではない。）
どいつもこいつも全然観劇のイデタチじゃなーーーーい。

そんな野球観戦か？というヤツらの間を縫って席に行きますと、
これまた絶妙な空気。

一部はとにかく劇なんで騒いじゃいけないと頭ではわかってるんだろうけど、
どうしてもどうしても湧き上がる興奮を抑えられず
ついつい見つけた遠い席の仲間を大声で呼んでしまうヤツ。
うっかり「矢口ーっ！」とか叫んでしまうヤツ。
うかれてとりあえず席でびょんびょん跳ねてしまうヤツ。
1人で来てしまい、静かではあるがねっとりとした視線で辺りを観察してるヤツ。

タダで良いからってつい興味本位で来てしまい
後悔するのはいつもこの開演前の会場に身を置いた時だわさ。
あぁ。ここに居る自分がイヤ。

さて、今回の江戸っ子忠臣蔵。
ワタシだってジャニーズのミュージカルしか見たことの無いタダのアホなんで、
ハロプロのミュージカルをとやかくは言いません。
毎回思ってしまう、文化祭か？っていうしょぼーーいセットで
更には衣装はずっと同じもん着てるだけ。でもチケ代12,000円である事や、
言いたい事まんまセリフでしゃべるんだったら、
ミュージカルにしないでいっそ青年の主張形式でどうだ？なんて、そーゆーのは言わないでおきます。

その代わりに、今いえるのはこれだけ。

すっごいかわいいな、ミキティ。
後は、矢口に辻、加護の忍者3人組の出番だけが救いだった。
いっそずっと忍者出しておいてくれ。と。

以上。これだけかよ〜と思うけど、以上。だって、ホントにこれだけ。

そして、1時間半位の公演を終え、2部のミニコンサートに備えいきなり30分休憩。
これは客の休憩というより、ヅラとって休んで衣装着替えるモー娘。の為の休憩。

その間のロビーは、これまたタイヘンっす。

なんつーのかな。今見たものの感想とか、そんなんじゃないの。
これから見る「今日メインのミニコンサート（30分）」に向けてみんな大興奮なんだよ。
1時間半の劇は前座かよっ！位な有様。目の色が違うとはまさにこの事。
みんなハチマキしめ始めるし、「梨華ちゃん」とか書いてるボードの点検するし、サイリウム仕込始めるし。
テンションあがってきてるから、隣のヤツと話してるのに声はやたらでかいし。
だからって、空回りしちゃってるもんだから、どいつもこいつも話オモロくないしっっっ。

オモシロヲタ話も収集できなそうなので、ヒマなワタクシは辺りを探検。
そこで見つけたものは「モーニング娘。せんべい」。せ、せんべい？
2人分の名前がセットになり、3枚入り（つまり6人分の名前の煎餅入り）で300円。
それを、明治座にお勤めのおじさん、おばさんが、
必死に「矢口さんの名前の煎餅の下には〜」って説明してる姿はある意味残酷。
つんく♂さんよぉー、あんな仕事を強いちゃダメだよ。ホント。

そんな30分休憩をなんとかやりすごし、席へ戻ったワタクシ。
・・・あれ？ワタシの席ってどこだっけ？
一瞬の疑問の後、分かった事。

さっきまで隣で大人しく劇を見てたおっさんの服が違うーーーっ！

なんとなーくうろ覚えで隣はこんな人だったから〜なんて思って席を探したらダメだった。
さっきまで結構静かに1人でクスクス笑いながら見てた人が
いきなりハッピ着てサイリウムもって、「愛ちゃん」ボードを持ってスタンバってんだよー。えーーーっ！？
っつーか、もしかしたら別の人と入れ替わってたかもーーーっ！？という豹変っぷり。
いや、マジで。さっきの人だったのかー、あれ。

それほどまでにさっきの1時間半を無かった事にするテンションで
ワンフが待ちに待ってたミニコンサートはスタート。

しかし、1曲歌う。暗転。引っ込む。衣装換え。
出てくる。1曲歌う。暗転。引っ込む。出てくる。
そんな相変わらず文化祭より間の悪いコンサート。

ジャンジャン曲が切れ間なく繰り出されるのが当たり前だと思ってはイケナイ。
そして、この曲の切れ間が、実は必要な間である事もワカル。

モーニング娘。の衣装換え？
ノンノン。

この間は、モーニング娘。の歌にかぶせて、
一生でかい声で掛け声をかけ続け、
ぐるぐる回り、びょうんびょん飛んでるヲタ達が給水する為。

そのリュックには、その紙袋にはペットボトルが入っていたのかー。
モー娘。が引っ込むと飲むんだよーーー。みんなグビグビ飲んでるしーーーっ
ここはどこなんだーーーーっ

そして、気づけば・・・・辺り一面に異臭・・・・（倒）

コンサート会場なんかは入ると即臭うけど、
さすがにね、明治座は最初はさほど臭わなかった。さほどね。
でも、1曲終わる事に徐々にきつくなっていく辺りの臭い。うっく。
汗くさい・・・脇くさい・・・そして、ヲタ臭い。

その異臭で意識が遠のいていく中、ワタクシが最後に思ったのは、
なぜかミキティの事。

どんだけ顔が小さいねん、ミキティ。
っつーか、ミキティ、笑って・・・る？その笑顔は本当？
ミキティ。なんか、つらそうなんだけど、ダイジョブ？
そのつらそうなのは、この公演がつらいのか、それともモーニング娘。がつらい？
ミキティ。アナタは実はとってもかわいかったんだね。
ごめんね、ミキティ。今までいろいろ言ってごめん。
「あんま好きじゃないな、やっぱあややの方がかわいい」とか言ってごめん。
ミキティ、アナタも十分かわいいわ。マジで。
だから、ミキティ。ホンキで笑ってる姿を見たいかも・・・。
がんばれ、ミキティ。負けるな、ミキティ。笑って、ミキティーーーーっ！

なんか知らないけど、がんばれミキティ！とぐっと１人こぶしを握り締めて
ずっとミキティを見てたワタシがこの会場で一番キモかったかもしれません。

Ｐ.Ｓ．
先日、ごっつぁん事、ゴマキ事、後藤真希のソロコンサート会場の前を
うっかり通ってしまった時に、ワタシの前を歩く見たからにハロプロヲタのおっさんに
ダフ屋が放ったヒトコトがたいそうココロをくすぐりましたのでここにオマケとして記します。

「お兄さん、お兄さん、最前あるよー！　　　　まる見え！」

なにがやねん・・・・




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次回は是非、ハロプロヲタ御本人様に執筆をお願いしたい所存である（笑）。
他にもですね、「ワタシは実は○○ヲタなんですが、ヲタライフはヒドイもんですよ聞いてくれ！」なんて話あったら
気軽にメールください待ってます〜。まる見え！