「おはよーございまーす!」
 ドンドンと戸を叩く音と、子供達の高い声が暗い工房内に響いた。
 煎餅布団に寝ていた弥勒は、薄い掛け布団を頭から被った。
 居留守を使うつもりのようだ。
 が、子供達は諦める気配も見せず、戸を叩き、
「弥勒さーん、もう朝ですよー」
 などと声を掛けてくる。
 直接戦線に立つ者以外のほとんどは主に農作業に従事しているため、鬼哭村の朝は早い。
 一方で戦線に立つ者達は不規則な生活を送っている者が多い。
 それなりに規則正しい生活を送っているのは、店を持つ奈涸など、非常に数が限られる。
 しかしその中で、誰もが間違いなく、最も不規則な生活を送っている者の五指に数える者の一人が、弥勒である。

 そうして、昨夜も東の空の色が変わり始める頃にようやく床についたので、弥勒は恐らくまだニ刻ぐらいしか寝ていないだろう。
 だが、子供達は弥勒を引っ張り出すまで帰ってくるな、とでも言われているのだろう、しつこく戸を叩き続けている。
 一体誰の入れ知恵やら。
 大人相手なら睨みつけて嫌味の一つも言うのだが、子供相手ではさすがの弥勒もそうはいかないと言うことを知っている者が言いつけたに違いないのだ。
 布団の中で、弥勒は溜め息を吐いた。
 それから、まだ半分寝ている体を布団から無理矢理引き抜いた。
 隻腕の弥勒は起き上がるのに少々の労がいるのだが、寝不足の上に起き抜けなのでその動きは更に緩慢だ。
 ようやく起き上がり、がりがりと頭をかきながらタタキに降りて戸のつっかえ棒を外す。
 戸を開けた途端に、冷たい空気が頬を刺し、少し目が覚めた。
「あ、おはよーございますー」
 空は灰色だったが、寝不足の弥勒には目が眩みそうな光の中で、子供達が一斉に挨拶する。
 日は、弥勒が思っているよりも高かった。もう午に近いようだ。早すぎると文句も言えない。
 しかも、子供達に期待に満ちた目で見上げられて、弥勒は掠れた声で応じた。
「・・・おはよう」
 すると、
「あの、これ」
 先頭にいた年嵩の子供が、竹の皮の包みを差し出した。
 割と重い包みだ。
「館でついたお餅です。皆さんにお届けしてるんです」
「ああ・・・」
 正月用の餅だろう。
 年の瀬も押し詰まり、正月の準備でどこも忙しい。
 だからこそ、弥勒もまた寝不足に陥っていたのだが。
「それじゃ、これで」
「ああ、すまなかった」
 弥勒はからくり人形のようにぎこちなくうなずいた。
 少しは目が覚めたと言っても、まだ完全に覚醒していない。
 と言っても、弥勒の愛想がないことはいつものことだと、子供達も知っている。
「弥勒さん、またね」
「さよなら」
 怖がる様子もなく、口々に挨拶を残して駆け去っていく。
 包みを手にして室内に戻ろうと踵を返したその刹那、子供達の声が遠くで聞こえた。
「あ、梅月先生だ!」
「こんにちはー」
「梅月先生、こんにちはー」
 その声に。
 寝直すことは無理らしい、と、弥勒は戸を開け放ったまま工房に戻り、雨戸を開けた。





 面倒だからと布団は工房の隅に蹴り寄せ、弥勒が火鉢の用意をしている間に、梅月がやってきた。
「この寒いのに開け放しかい」
「子供達の声が聞こえた」
 早く閉めろ、と、言われて、梅月はくすりと笑いながら戸を閉める。
 弥勒のつっけんどんな言葉は、しかし、梅月が鬼哭村に来たら必ず自分の元にに来るものだと思っていると白状したも同然だった。
 確かにその通りなのだけれど。
 弥勒はけして自分の懐に何も入れない訳ではない。
 だがきっと、例えば訪れたのが奈涸などであっても、弥勒は同じように遇するだろう。
 例え懐にまでは入れたとしても、弥勒は、ほとんどのもの、ことを嫌いにならない代わりに、好きにもならない。
 今は、まだ。
 梅月の笑みに、苦いものが混じる。
「お邪魔するよ」
 決まりごとになっている挨拶をしてから、梅月は敷居を跨いだ。
 それは弥勒の結界の内に入るための儀式だ。
 工房に上がり、持参した縦長の風呂敷包みを傍らに置いて、火鉢の前に座る。
 弥勒は先ほど受け取った竹の皮の包みを開いていた。
 弥勒の腕を慮ったのであろうか、鏡餅ではなく、伸餅を切ったものが包まれていた。
 本来正月用であろうその餅を、弥勒は迷いのない手つきで火鉢の上の網に載せた。
「君も食べるか」
「いただけるならご相伴に預かりたいね」
 梅月の返事に、弥勒は黙って二枚載せた。
 そして、言う。
「今日は早く帰れ」
 梅月は微かに目を見開いて、おもむろに弥勒を見やる。
 そんな梅月の前で、弥勒は網の上の餅を真剣な顔でひっくり返している。
 まるで何事もなかったかのように。
 言われた方は、それなりに一大事なのだが。
「・・・ついさっき来たばかりの者に、酷いことを言うね、君は」
 梅月はこれ見よがしに、ほう、と、溜め息を吐いてみせる。
 だが本当は、梅月には弥勒の真意は分かっていた。
 分かってはいるが、弥勒と言葉遊びをしたくて、梅月はわざと詰る。
 それぐらいのことで動じるようなか弱い神経は持ち合わせがない相手だった。
「今夜は雪だ」
 端的に理由を告げて、そして火鉢の網から程よく焼けた餅を梅月の小皿に放り込む。
 梅月がどれほど切なそうな目つきをして見せても、のんびり貰った餅を食べているようではたかが知れるが、口先では早く帰れと言いながら餅を食えと態度で示す弥勒もいかがなものか。
 弥勒はあまりにも言葉数が足りない上に、自らが生み出す面よりもよほど無表情と来ている。
 それでもきちんと順を追って話せばちゃんと相手を慮っての発言だと分かるはずなのに、何の前置きもなく結論だけを言うから誤解を振り撒く。
 誤解するなと言う方が無理と言うものだ。
 今も言葉面だけなら追い払われようとしているようにしか思えないが、しかし、弥勒の真実は言葉の中にはないと知っている梅月にとっては、痛くも痒くもない。
「知っているよ」
 にっこと笑って言う。
「だからこれを持ってきたんだ」
 と、梅月は持参した風呂敷包みを引き寄せた。
 しゅっと音を立てて結び目を解くと、清酒の一升瓶が現れる。
「君と雪見酒と洒落込もうかと思ってね」
 泊めてくれるだろう? と、言外に尋ねると、
「分かっているならいい」
 と、弥勒は焼き上がった餅を、今度は自分の口に放り込んだ。
 梅月はそっと袖で口元を隠して微笑む。
 弥勒はけして口にはしないが、梅月の身を案じているのだと分かったからだ。
 しかし梅月は、雪が積もるほどに降ると知り、その日を狙いすまして弥勒の工房を尋ねたのだ。
 移ろい易い人の心が関わらぬ分、明日の天候を当てるぐらいは、梅月には造作もないこと。
 別に星見の力など使わなくとも、占いの技だけで充分。
 が、
「でも、どうやって君は雪が降ると分かったんだい?」
 その方が、梅月には不思議だった。
 弥勒は梅月も一目置くほどの巫子であるが、彼の神懸かりの力は、未来を知ることにはあまり威力を発揮するものではない。
 すると、口の中の餅を飲み込んでから、
「木が、水気を吸っていたからな」
 それでこれだけ冷え込めば、間違いなく雪になるだろう、と、弥勒はいつも通りの無表情で言い、新しい餅を網に載せる。
「ああ、なるほどね」
 梅月は小さくうなずいた。
「匠の技と言うことだね」
 あまりの若さ故に忘れがちだが、弥勒は世の名工達の仲間入りをしていてもおかしくはない才能と技量の持ち主だ。
 梅月が先祖代々受け継がれてきた占術で星を視るまでもなく天気を当てるように、弥勒もまた、彼一流の観察眼で天気を知ることが出来るのだ。
 むしろ、それに気が付かなければ面など打てぬ。
 梅月の占術などよりも確実であろう。
「それで面を打っていなかったのかい」
「初売りのために簪を作り溜めなければならんのだ」
 なるほど、と、梅月はまた小さくうなずいた。
「ところでこの餅は随分おいしいね」
 また新たな餅を貰って、梅月は海苔を巻いた。
「館でついたばかりだそうだ」
「どうりで」
 まだ柔らかい餅はよく伸び、美味かった。
「まだ食べるか」
「僕はもう充分だ」
 その返事を聞いて、弥勒は残りの餅を竹の皮に包んだ。
 左手と口を使って器用に結び止める。
 梅月はその様を黙って見ていた。
 以前、手伝わせてくれと言って、とても不機嫌にさせてしまったことがある。
 弥勒のことだから口にはしなかったが、態度に如実に表れていた。
 どうやら、弥勒は自分で出来ることを他人にしてもらうことを嫌がると言うことが、最近分かってきた。
 一人では出来ないことを手伝ってもらうことに否やはないが、出来ることには手を出されたくないらしい。
 きっと、右腕が失われないままだったとしたら、きっと触れさせてもくれなかったに違いない。
 梅月はむしろ、手伝うと言うか、構いたくて仕方ないのだが。
 今の梅月は、手伝いを覚えたばかりの子供と大差ない。
 違いは、手伝いをしたがる相手が弥勒だけに限られると言うことだ。

 竹の皮の包みを持って、弥勒は土間に降りていく。
 梅月は煙管を取り出して火をつけた。
 ゆっくりと紫煙を燻らせていると、弥勒がお茶の用意をして戻ってきた。
 相変わらずの番茶を煎れて、梅月に差し出す。
「玉露を煎れてくれと言う気はないが」
 梅月はありがたくいただきつつも、ぼやかずにはいられない。
「もう少しいいお茶を使ったらどうだい?」
 それぐらいの実入りはあるだろうに、と、梅月は溜め息をつくが、
「無駄だ」
 弥勒は取りつく島もない。
 面以外には、自身にさえもこだわりを持たぬ弥勒は、生活のゆとりやら潤いやらとにも興味がない。
 高い茶を買うぐらいなら、もっといい漆なり、顔料なりを買う、と、言われては、梅月には返す言葉はない。
 場を繋ぐために、梅月はぽんと煙管の灰を火鉢の中に落とした。
 その刹那。
「それを、見せてもらえるか」
「あ、ああ、これかい?」
 と、今火鉢の端を打った煙管を示すと、弥勒が怖いほど真剣な顔でうなずいた。
「お安い御用だよ」
 梅月は無造作に差し出すと、引っ手繰るように取った弥勒は穴が空くのではと思うほど、まじまじと煙管の細工を見つめる。
「・・・これは見事な品だな。よほどの腕の彫師の作と見える」
「さすがだね」
 しばらく食い入るように見つめた後の弥勒の言葉に、梅月は笑顔でうなずく。
「元禄の頃の物だそうだよ」
 紫檀に牡丹を彫り込んだそれを、梅月は贔屓の旦那から譲り受けた。
 使い込んで黒光りする紫檀そのものもかなりの物なのだが、やはり弥勒の目は彫り物に目が行ったようだ。
「いいものを見せてもらった」
 言いながら、煙管を梅月に返し、弥勒はすっくと立ち上がる。
「どうしたんだい?」
 相変わらず梅月の問いには言葉では答えてくれないが、見ればあからさまであった。
 弥勒は外していた肩掛けを引き寄せ、無言で押えの紐を結ぶ。
 煙管に施されていた彫りが、弥勒の職人魂を揺り覚ましてしまったのだろう。
 そのまま弥勒は素の櫛を一つ取り、明かり取りの窓の下に座り込む。
 梅月は煙管を袂に納めて、部屋の隅に追いやられていた灯火台を持ってくる。
「今日の天気では明かりが足りないだろう」
「ああ、すまん」
 気が急くのか、弥勒は顔を上げない。
 灯火台に明かりを灯してから、梅月は声をかける。
「僕は適当に暇を潰しているよ」
 もう応えはなかった。
 ただ、こりこりと木を削る音が静かな室内に響く。
 どうやら簡単なあたりを描く必要もないほどに、弥勒の頭の中には図柄が描けているらしい。
 梅月はまた火鉢の前に戻って、火にあたりながら櫛の細工に夢中になってしまった弥勒を眺める。
 両足の指で小さな櫛を押え、屈み込むようにして弥勒は櫛に細工を施している。
 端から見ると自分自身を抱え込むようにも見え、あまり楽な姿勢とは言えないだろう。
 少し手を滑らせれば足を傷つけてしまうし、実際、下履きに包まれた弥勒の脹脛には一面に凄絶なほどの切り傷の跡が残っている。
 傷は治せても、痛くないはずもない。
 何を振り捨てても彼を駆り立てるものとは一体何なのだろう――。



 煙管をふかしながら、そんなことをつらつらと考えてぼんやりとしてる内に、時はとく過ぎ去ったらしい。



 梅月は身に染みる寒さで我に返った。
 縁側の外に視線を投げれば、すっかり辺りは暗くなり、牡丹雪が降り始めていた。
 弥勒の方を見ると、まるで時が止まっていたかのように全く同じ姿勢で櫛に細工している。
 弥勒の正面には明かり取りの大きな窓が開いている。
 外から冷たい風が吹き込んでいるのが灯火の揺れで分かるが、弥勒は一向に気にする気配がない。
 慌てて梅月は明かり取りの窓を閉じた。
 手を滑らし、ばたん、と、大きな音を立ててしまって思わず首を竦める。
 弥勒に嫌味の一つも言われるかと思ったのだが、聞こえてきたのは低い呻きのような声だ。
「ああ・・・」
「弥勒?」
 恐る恐る振り向くと、弥勒は髪を覆う布を取り外して、頭をばりばりと掻いた。
「またやり過ぎた・・・」
 そして、ぶるりと震える。
「寒い」
 どちらかと言えば弥勒は寒さの方が強いらしいことは梅月も知っているが、それにしても限度を超えているだろう。
「早く火鉢にあたった方がいい。それとも火鉢をこっちに持ってこようか」
「いい、そちらに行く・・・」
 弥勒は足で支えていた櫛を手に取り、木屑をふうと吹き払った。
 彫りつけられているのは牡丹だ。
 弥勒は櫛を一瞥して、それから梅月を見る。
「・・・何だい?」
「どう、思う」
 差し出された櫛は、両面、しかも鬼歯にまで彫りを施した、豪華な櫛だ。
「素晴らしいね」
 手にした梅月は素直な感想を漏らした。
「色を載せた方がいいと思うか」
 試されているのだろうか。
 梅月は思わず身構える。
 弥勒は相変わらずの無表情で、何を考えているのかはやはり読めない。
「・・・・・・いいのではないかな、このままで」
 梅月は慎重に言葉を選ぶ。
「これだけの彫りが施されているのなら、下手に色を載せたら華美になってしまうよ。このまま地肌の色を生かした方がいいのではないかな」
「そうか」
 弥勒は小さくうなずいた。
「かの霞梅月が言うのだから間違いはなかろうな」
 勘ぐればいくらでも勘ぐれるような言い回しだったが、梅月は多分深い意味はないだろうと踏んだ。
「光栄だね。僕の目を信じてもらえるなんて」
「俺より君の方が流行りには聡いだろう」
 彫りの腕なら目利き出来るんだが、と、弥勒は言い、櫛を完成品の詰まった箱に納めた。
 確かにそうかな、と、梅月はその後に続く。
「寒いはずだ」
 火鉢の傍に寄った弥勒が、縁側の外を見て呟いた。
「これは積もるぞ。明日も帰れんかもしれんな」
「そうしたら泊めてくれるだろう?」
「構わんが」
 弥勒は端的すぎて、泊まっていくのが構わないのか、泊まっていっても構ってくれないのか判断がつかない。
 多分、きっとその両方なのだろう。
 らしい話で、我知らず梅月の口元に苦笑が浮かぶ。
「まあ、明日のことはまた明日考えることにして、雪見酒と行こうか」
 梅月は持参した一升瓶を手にしてにこりと笑む。
「燗してくれないかな」
 冬はやはり熱燗だね、と、邪気のない笑みを見せる梅月から一升瓶を受け取って、弥勒が眉を顰める。
「何?」
 当然弥勒が燗してくれるものとばかり思い込んでいた梅月は、一瞬、機嫌を損ねたかと焦ったが、
「肴になるものがあったかどうか・・・」
 と、弥勒は一升瓶を抱えて土間に降りていく。
 あまりにもありそうな話で梅月は苦笑を禁じ得ない。
「何もないなら早めに調達に行った方がいいと思うよ」
「少なくとも塩はある・・・」
 弥勒は燗の用意をしてから、かまどの周りを漁り出す。
 ここのところ酒は館でしか飲んでいなかったからな、と、弥勒がぼやいた。
 幸いなことに、それほど探さずにスルメが出て来た。まだ新しいものであるらしい。
 梅月が飲もうと言わなければ、忘却の彼方に葬り去られていたことは間違いない。
 それと白菜の漬物。
「充分だよ」
 と、誰よりも口が奢っているはずの梅月が満足そうに言う。
「今日は雪を見ながら君と酒を酌み交わすために来たのだからね、それで充分」
 過ぎたる望みは身を滅ぼすものだと、誰よりも知っているのが梅月だ。
 ある意味で、今まで自分が望んだことの中では、一番贅沢な願いかもしれないが。
 一人よがりに生きてきた自分が、大切な誰かと共にただ穏やかな時を過ごしたいと願うことは。

 二人、ゆっくりと酒を酌み交わす。
 ほとり、ほとりと舞い下りる雪が、静かな時を包み込んでいった。










ええと、別に何の意味もない日常の一コマ、というのを、書いてみたかったんです。
ものを書くようになってから随分経ちますが、いっつも次々と事件が起こるラブコメ書きの名を欲しいままにして、そういうのんびりした話を書いたことがなかったので一度ぐらいは、ただダラダラしている話を書いてみようと思い立ったものの、メインジャンルでは思いつかないのに、こちらでは割とすぐに思いついたのは何故でしょう(苦笑)。
まあ、そういうことなので、今回全く意味ないです。
が、多分、この二人は基本的に一緒にいてもお互いに好き勝手なことをしていると思います。どちらも別の意味で他人に合わせられないタイプだから。

二人だけでは寂しいし、年の瀬の話だったので(書いた時期が旧暦の年末に当たる1月末)、最後にツケの回収に来た奈涸も出すつもりでいたのですが、考えていた以上にガチャガチャとにぎやかな感じになってしまったので、削りました。一応狙い目は耽美気味(自分的に限界に挑戦)だったので。でも、梅弥を書くとやたら騒がしいか、うら寂しい感じになるか、二者択一のようです。がっくり。

それでは、こんな話をここまで読んで下さってありがとうございました。



■ 小説一覧 ■

■ 東京魔人学園top ■