「うおっ―――うおっ――――……
はぁっはぁっ―――――――!!」
獣のように吠え、彼は腰を強く打ち込む。
猛々しく荒れ狂う獣欲の衝動に突き動かされるまま、その腰を振り続ける。
少女の粘膜を存分に堪能し、終にその奥深くで射精を始める。
一本の管を伝って、大量の精液が少女の膣へと送り込まれる。
避妊具はつけていない。
まだ女らしい体を持ち始めたばかりの、いたいけな少女の子宮へ直接、注ぎ込んでいる。
ビュッ ビュッ ビュッ――――…
「いやぁぁ……」
おぞましい体液を吐き出されても、地面に横たわった少女は僅か、か細い声で拒否を示しただけだった。
やれることはやった。
できる抵抗は全てした。
殴りつけ、蹴り上げ、その肌に爪を立てた。
でも、男は止まらない。
嬉々として自分の中へその欲望を打ち続ける。
腰を振り続ける。
叫びにも、抵抗にも、寸分の意も介さずに、体を貪られた。
やがて少女は、自分の爪に相手の皮膚や肉が挟まるおぞましさに、自ら抵抗をやめた。
無理矢理、体内に男の体液が注ぎ込まれるのを感じながら、何もできない――――…
(たす……け……て…)
もう助けを呼ぶ気力も無くなった。
二度、男が出し、離れた。
終わった、解放される、という希望は持てなかった。
そこには周囲を取り囲み、はやし立て、興奮の雄叫びを上げていた沢山の男たちの姿があった。
少女にできるのは、突然その身に降り注いだ災厄が通り過ぎるのを
ただ、じっと待つことだけ―――――
稀代の強姦魔―――――――――ねぇ……。
身長2mを超え、その風貌はまるで巨人
己の欲望のままに女を強姦
被害者は現在107人――――……
現世の法でも一審で死刑判決を言い渡されること間違いなしの重罪。
被害者の職業は中学生から大学生、OL、教師、警官、看護師、フリーター、…あーもう、とにかく色々。
和姦ではなく強姦を好む。
被害者のうち半数以上が中学生、処女。
部類の処女好き。
しかし現在彼に対する告訴は0。
強姦はするものの、強姦以外、一切の暴力はない――――。
ん?
ん?ん?ん?
どういうこと?
あーもう、よくわからない。
で――――――――――
えっと、名前名前。
羅城道孝―――――、通称『羅刹』の名で恐れられている。
羅刹―――………
現代に、生まれ落ちた、鬼、………ね―――――
女が、妖艶な唇を歪めた。