2002/11/12、唐突に編集変更しました(苦笑)。
つい先日、某様とチャットでお話させていただいた時に、この『OUR LOVE』の話が出まして、久方ぶりに読み返してみたら、途中途中に入っている自分の言い訳が見苦しく(爆)、我慢ならずに編集し直しました。やむを得ず分割してアップしていたので、その度に言い訳が入っていて、もうそれもこうして一気に読める状態になっている今は、全く必要のないものですからね。しかも、ちょうどコンテンツをギャグサイトと斉木受けに分けると言うことを決めた時期だったので、そのことも書いてあったりして、話題古っ! と言う(苦笑)。
まあ、本当は、本文も書き直したかったのですが、三話かけて広げた風呂敷きは、畳むにも同じだけの手間がかかることを改めて認識したこの話を書き直していると、恐らく新作が2本ぐらい書けるほどの労力が必要だと思われるので、これも一つの味ということで、このままにしておきます(居直り)。
て言うか、今の私が書き直すと、もっとシーンを絞り込むことになると思うのです。展開が遅くてたるいと感じてしまうので。万が一、同人誌再録となったらページ数の関係でそりゃもう削除するしかありませんし(苦笑)。
でも、今の私にとってはもうこのようには書けないだろうこの話は、ある意味で愛着のある話でもあるのです。

それでは、以前のあとがきからこの内容は残しておかなくちゃ、と言う話を。
最後に載せた歌詞はFENCE OF DEFENCEの『OUR LOVE』です。本当はポイントポイントでバラして載せたかったのですが、掲載時に分割連載となったため仕方なく最後のエンディングテーマみたいな形で掲載させていただきました。勿論、音楽著作権は払っておりませんので、御内密にお願いします(苦笑)。

で。『嵐の予感』『midnight flower』『LOVE WALKS』『OUR LOVE』と一連につながる話を書こうと思い立った訳。
今だってそうなんですが、『嵐の予感』以前の話は特に、常に斉木が受け身であるので、たまには積極的になる話を書こう、と、思ったのがそもそものきっかけ。
そう思いながら年表とそれまでの時間経過を照らし合わせてみた時に、ちょうど斉木の就職活動と時期が一致することに気が付いて、これはいいタイミングだと思ったのですね、当時の私。
やっぱこれは『リバ』だな…(横縞)。
これを書いたの二年ぐらい前なのですが、そう思ったのはよく覚えています(笑)。
リバシってCP的には賛否両論あるようですが、私の場合、同性愛においてリバって普通にあることだと思っていて、ついでに私はこのサイト、JUNEでなくてゲイだと思って書いているので、リバは当然ありだと考えているのですね。
愛し愛される関係じゃないといかんよね! と言う、そんな感じの動機でした。
で、この話、斉木の就職、芹沢の浮気、芹沢の海外移籍疑惑と言う、三つの問題が同時に起こって解決までみんな右往左往した訳です。
・・・・・・そりゃ、長くなりますよねえ。一つ一つだけでも充分話が作れるだけのネタを一つの話でどうにかしようってんですから。当時の私の無謀っぷりが伺えます。甘く考えていたんですねえ。いやはや。
そしてもう一つ、「CRAZY PARADISE」様の光岩の「夢のしずく」シリーズとつなげるんだ! と言う壮大な野望もあったので、蛇足最後がああなっております。
が、今はもう一人我が道を行く世界ですね、この芹斉・・・(遠い目)。
結局、リバは未遂で終わりましたし(笑)。
この話を書いて初めて、まだぼんやりしていた斉木と芹沢の精神的な部分ががはっきり輪郭を取ったと言うのがあって。
芹沢は絶対に斉木に主導権を渡したくないんだな、と、初めて気がつきました。芹沢はすごく斉木を大人の男として捕えているので、自分が年下であると言うことがすごくコンプレックスで、そんな斉木に主導権まで渡してしまったら、自分なんかすぐに飽きて捨てられてしまうのではないかと言う強迫観念に近いものを抱いていたんですね。だから逆に高飛車に自信満々に振る舞ってみせていると。無論、私の中の芹沢が、ですが。
斉木の方は、この後の芹斉における行動を、全部この時に決めてしまったんだな、と、読み返して思いました。キーワードは「自分が与えられるものは全部与える」。この後、そのまんまの行動をしているのですが、何と、書いた本人がそれをすっかり忘れておりまして、読み直してああこれだったんだ・・・と(爆死)。
うん、だから下手に書き直さない方がいいかなー、と、思ったんですよね。余計なことを一杯書き込んでしまったけど、書かなきゃいけなかったことはちゃんと書いてあったので、下手に手を入れてその辺を壊すのがちょっと怖い。
ま、そんな感じでした。

本当にこの長い話を諦めず読んで下さってありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
これを書いている現在、本編は残すところ2本プラスアルファと言う感じになってきたのですが、短編の方はまだまだネタありますんで(笑)、書き尽くすまで頑張ってみたいと思っております。
どうぞこれからもよろしくお願いします。

2002/11/12 夕日 拝






蛇足



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