「せつらちゃん、ドMなんだって?
 じゃあ少しくらい乱暴にしてもいいよね?
 おっ、可愛いパンティ穿いてんじゃんw」
「ああ―――――」


殆ど初対面の男にそう言われ、しかも飛鳥の目の前でスカートを捲り上げられた私は、既にどうしようもないほど溢れていた。


「せつら、ゴムは口でつけてやれよな」
「は、はい……」


飛鳥のぞんざいな、口調。
完全な命令口調。
私は緊張のあまりつい畏まってしまう。

でもそれは、最近ではよく行われる―――――、やりとり。





8月の終わり。
あれから―――――、
私たちカップルがスワッピングをすると決めてから、もう一月近くが過ぎていた。

その間、私は飛鳥との愛を深めていた。

私の歪んだ願望を知った彼は、精一杯私を虐めてくれた。

それは優しい、虐め。
本当に優しい、愛情に満ちた、虐め―――――。

彼は私のことを本当に大切に想ってくれていて、だからいかにプレイと言えど、私を口汚く罵るのは辛いのだという。
だからいつもはしない。
時々。
彼にはそんな趣向がないと分かっていても、彼を傷つけてしまうと分かっていてもやめられない、私の歪んだ欲望。





そんな飛鳥だから、いつもは絶対そんなこと言わないのに。
今日はどこかが違う。
ゴムはべとついていて、口で咥えるなんて、絶対嫌なのに………。



「でも、俺の悠理にはそんなことはさせないでくれよ。
 風俗嬢じゃないんだからさ」
「ああ分かった。
 せつらは風俗嬢以下だから気にする必要はない」



目眩がした。
視界が揺れ、本気で倒れそうになった。

非道い。
私の胸を抉るような、やりとり。



「じゃあせつらちゃん、借りてくわ」
「ああ、代わりに悠理ちゃんは俺が可愛がっておくから」
「おう。
 まあ、悠理もMだしな。一杯虐めてやってくれ」
「分かった」



黎の腕が私の肩を抱いた。
思わず硬直する。
飛鳥以外の男に、肩を抱かれるなんて。



「せつらちゃん、硬いなー、リラックスリラックス!」
「は、はい……」


突然、黎が私の耳を舐めた。
そして首筋にキス。


この男、なんてことを――――――!!!
飛鳥の目の前で―――――――――――!!!
悠理の前で―――――!


悠理と目があった。
既に辛そうだった。

それはそうだ、黎は、悠理の彼氏なのだから………。



その悠理の手を飛鳥が握った。



「悠理ちゃん、今日はよろしく」



それからその手のひらにそっとキスをする。



ううっ…………。



黎とは違う。
紳士的な振る舞い。





なんでこんな事になったのか、分からない。
分からない。分からない。分からない。分からない。

なんで。どうして。

でもこうなってしまった。
こんなことになってしまった。
もうここまで来てしまった。


黎が私の肩を抱き、部屋から連れ出そうとする。





私が渋っていると、飛鳥が顔を寄せてきた。

「せつら、楽しんでおいで」

そう言って交わした優しい、キス――――……。
他の男に肩を抱かれながらの、飛鳥との、キス………。




















悠理と手を繋いだ彼の姿は、ドアの向こうへと消えた―――――――――――。































その日私たちは、ホテルの部屋を並びで取っていた。



そして、お互いのパートナーを交換するスワッピング―――――…



排卵は終わっている。
危険日は過ぎたばかり。
一昨日からピルも飲み始めた。
さっき殺精子剤も入れた。
勿論、相手にはゴムをつけて貰う。


これで万が一にも、黎の子供を妊娠することは無い――――……はず……。


それは勿論、飛鳥と悠理のペアも同じだ。
絶対に、悠理が飛鳥の子種を貰うようなことはあってはならない。

他の人ともしてる二人にはちゃんと性病の検査もして貰ったし、私も飛鳥も安心な―――――、


はず……。


あああっっっ―――――!!!
飛鳥の精液を絶対に飲まないように、飲ませないようにちゃんと約束させておくんだった………。











「プロポーズされたの……」

数日前、恥ずかしそうに、顔を赤く染めながら悠理が私に告げた。
彼女の薬指には高そうな指輪が光っていた。
飛鳥と違い大学へ進学しなかった黎は、高校卒業後、鳶職とびしょくに就いていた。
きつく危険な仕事だが、その分かなり給料も良くて、ちゃんと貯金もしているらしい。


だから―――――この男も本当に悠理のことを愛している―――……、はず。


でもその本性は、どうしようもない変態で、何も考えて無くて、ただスケベなことをしたいだけなのかもしれない。もしかしたら悠理にプロポーズしたことさえ、カモフラージュかも知れない。


もしそうだったなら、私はこんなカスに体を許すことになってしまう―――――……。


でも私にそれを確かめる術はない。

それでも悠理が、そして他の誰でもない飛鳥が、彼のことを認めているのだから、私も認めざるを得ない。

信じざるを得ない。










今、この部屋にいるのは私と黎の二人だけだった。
そしてすぐ隣の部屋には、飛鳥と、悠理。


部屋に入ると黎は私の肩から手を放し、離れた。
そのまま一人部屋の中へと進んでいく。

てっきり二人きりになった瞬間、部屋に入った瞬間、犯されると思ったのに……。


「まあ、飛鳥の前では乱暴にする――――とは言ったけどさ、
 マジでそんなことをしたりはしないよ。
 だからせつらちゃん、そう硬くならないでくれよ。
 あ、勿論、乱暴なプレイがお望みなら、できるかぎり応えたいとは思うけどね」


おどけた表情で肩をすくめ、それから私の顔を正面から見て笑った。


(あ………)


彼は、私が考えていた人と、全然違っていた。


悪鬼の四天王で女性を拉致し、そのレイプビデオを管理していた人とは到底思えなかった。
いや、実はそういう悪い奴こそ、優しい仮面を持っているのかも知れない。


いずれにしても、彼の態度は少なからず私の態度を軟化させた。



「もう、ここまできちゃったんだしさ、やるしかないでしょ」
「はい…」
「今だけは俺を恋人だって思ってくれないかな?」
「え……それは……、無理です……」

「はっきり言うね。まあ思わなくてもいいよ。
 でもプレイだよプレイ。
 恋人プレイってことで。それくらいならできるだろ?」
「…………」

「まあプレイじゃ無くてもいいけど……。
 せつらちゃんって淫乱ドMなんでしょ。
 悠理から聞いてるよ。
 いつまでもカマトトぶってないでさっさと咥えろよ」
「…………」

「…………」
「…………」

「…………」
「…………」

「ああっ―――!!
 固い、固いなぁ―――――…。
 隣じゃもう、二人は始めてるかもしれないんだぜ?」
「え……」

「飛鳥と悠理がキスしているかも」
「………」

「それとも、飛鳥のやつ、もう悠理にちんぽを咥えさせてるかな?」
「………」


黎が私の耳元で囁く。
その息づかいまで、はっきりと聞こえてくる。


「俺も、早くせつらちゃんの口マンコ堪能したいなぁ」
「…………」

「あ、もしかしたら、悠理の方からあいつのちんぽ、咥えたかもしれないな。
 せつらちゃんの前じゃどういうふうに振る舞ってるか知らないけど、
 あいつ根っからの淫乱でちんぽ狂いだし、飛鳥のちんぽ舐めたがってたしな」
「…………」

「飛鳥のやつ……悠理の口だけでもうイッてるかもな。
 悠理には俺がたっぷりフェラテク教え込んだし、飛鳥があのテクに耐えられるかどうか(笑)
 せつらちゃんにはこう言った方が効果的なのかな・・・・・・・・・・・・・・?」




ううっ――――……。




「はぁっ―――、はぁっ―――」


苦しい。


同じ部屋でするか、別々の部屋でするかは、散々悩んだことだった。

同じ部屋であれば、何かあってもすぐにフォローできる。
しかし恐ろしい、現実の光景を直視しなければならない。
彼が他の女の子としているところを。
彼が他の女の子に腰を振っているところ。

同室がいいとはっきりと言ったのは黎だけだった。
結局、彼に賛成も反対もできなかった私たちは、くじ引きで決めたのだった。




黎が私の首にキスをし、胸に触れた。


「せつら、胸おっきいね…、いくつ?」
「E……、です…………」
「はあっ……はあっ……はあっ……」


激しい黎の息づかいが聞こえる。
私の心臓もまた、ばくばくと地響きにも似た心音を立て続けている。


飛鳥以外の男に、呼び捨てにされたのがショックだった。



「そういえば、あいつって、せつらとの関係、何一つ教えてくれなかったんだけどさ」
「………?」

「スワッピングするって決まってからは色々と話してくれたよ。
 せつらのことまるで犬みたいだって言ってた。
 一度咥えろって言ったら、止めていいって言うまで何時間でも咥えてるんだって?」
「そんなこと――――……」



何時間もなんて、咥えない………。。。。

何時間でも咥えていたい、とは思うけれど。



「忠犬ハチ公ならぬ、忠犬マン公ってとこか?
 まあ悠理も似たようなもんだけどな」
「…………」


笑えなかった。


黎がキスを求めてきた。
その唇を押しつけ、舌を入れてくる。

私の歯茎を舐め、舌を絡め取ろうとする。



私は動けない。

応えられない。
どうすればいいのか分からない。


動けず、何もできず、ただ固まっていたら、黎が私の下着の中へ指を入れてきた。
そしてそのまま割れ目へ………。


「なーんだ。せつら、下はもうグッチョグッチョじゃん。
 洪水って言いたくなるくらい、濡れてるな。
 おい、分かってんだろ?
 マン汁大洪水だぞ?」
「ああぁっっ―――……!!」


(ううっ――――……)


太い指が、私の中を乱暴に掻き回す。
思わず声が漏れてしまう。


「マンコ気持ちいいか?」
「…………」

「マンコ気持ちいいか?」
「……………っ、はうっ……」


気持ちいいところ強く掻かれ、私は思わず腰を退いた。
そのまま上体を黎の胸に預ける格好になってしまう。


「気持ちいいなら、まんこ気持ちいいですって言えよ」
「…………」


飛鳥、飛鳥っ、私どうすればいいの―――――……?

飛鳥――――…助けて――――…………!!!


「おい。
 マンコ気持ちいいですって言えっつってんだろ――――――――――!!」
「ま、まんこ、気持ちいですっ―――――………!」


突然耳元で怒鳴られ、私は反射的にそう口にしてしまっていた。
言った途端、きゅぅんと膣が締まるのが分かった。


「よしよし。
 上の口も大分正直になってきたじゃないか。
 うん?」
「…………ううっ……」
「じゃあ一杯掻いてやるよ」
「ああっ、ああっ……!!」


それから黎は凄い勢いで私の中を掻き回した。
私の反応を探り、気持ちいいところを見つけ出し、的確についてくる。
彼は私をこのままいかせようとしているのだ。

そして私の体は、彼の目論見通り、上り詰めようとしている。



上り詰めようとしている――――、が、その果ては決して訪れないだろう。

確かに気持ちいい。
すごく感じている。
しかしそれはどこか遠い出来事のようで、快感は快感でも、オーガズムにはほど遠い場所で――――――……



だって、このまま、いってしまっていいのだろうか。
飛鳥以外の男の手で、飛鳥以外で、感じてしまっていいのだろうか。

本当は、彼は本心では私に「やっぱり飛鳥以外じゃ駄目だったよ〜〜」という答えを期待しているのではないのだろうか。

私自身も、自分がそうあることを望んでいるのではないだろうか。
このままイくことは、飛鳥と、それから自分自身を裏切ってしまうことにはならないだろうか。




















不意に、私の脳裏に、
悠理にフェラされながら、気持ち良さそうに喘ぐ飛鳥の姿が浮かんだ。


悠理の口での愛撫をうけ、背を仰け反らせながら喘ぐ飛鳥。
悠理の髪の毛に指を掻き入れ、気持ち良さそうに腰を揺らしている飛鳥。


『悠理ちゃんの口の中凄くいいよ……。
 最高のフェラだ。せつらなんかより全然上手いな・・・・・・・・・・・・・・


そう言って、妄想の中の飛鳥が、嬉しそうに微笑んだ。


しかもそれは妄想だけではないかもしれない。
今すぐ隣で、実際に、現実に起きていることかもしれない―――!!!





(あああっ―――――……!!!!!!!!!!!!!!!!)





途端、私の中で何かが弾けた。

体中に快感が駆け巡った。
まるで快楽の流れる回路を塞いでいた全ての弁が、一気に弾け飛んだようだった。



黎の太い指が、激しい手淫が、生々しい、怒濤の快楽を送り込んできた。




「いやっ、いやあっっ―――、だめっ、いっ、イクッ――――――――!!!
 ああっ、いやっ、いっちゃう、いっちゃああああっっ――――――――――
 あああああああああああっっ―――――――――――!!!」





びくんっ! ビクビクビクンッ―――――、ビクンッビクンッ―――――――――――!!!





私は黎にしがみついたまま、激しくその体を痙攣させ、イッた………………。










「はぁっ……はぁっ……はぁっ…………」



黎が私の蜜に濡れた指を私の頬へなすりつけてくる。



「今、飛鳥のこと考えてたでしょ?」
「はぁっ……、はぁっ……」


私は少しだけ首を縦に振って答えた。


「分かるよ。
 俺も今、結構辛いし………」



(嘘………)



男の言ってることが信じられない。
こいつは嘘つきだ。

本当は誰でもいいんだ。
ただ、女とやりたいだけのクズだ。

でももう、戻れない。

だってイかされてしまった。
こんなクズに。
クズの手で、クズの目の前で達してしまった。

そんなクズにイかされた私は、私はどうしようもないメス豚だ――――……





「なーんてね、嘘だよ」

「え………?」

「本当はあいつの女とヤッて見たかっただけなんだ。
 あいつ、おまえのこと超大事にしてるじゃん?
 はっきり言って親友の俺からみても信じられないくらいの変わり様だしな。
 だからあいつがとても大切にしている女に咥えさせて、思い切りちんぽをぶちこんで、
 よがらせてみたかっただけなんだよ」

「はぁっ――…はぁっ――…はぁっ――…」

「やっぱりって顔してるね。
 どっちを信じるかは、君の自由だよ。
 でも一つだけ本当のことを言おう。
 俺は飛鳥に、君を一杯感じさせてやってくれと頼まれた。
 そして俺も、あいつに悠理に対して同じことを頼んだ」



(ううううううっ――――――――――………)



息が――――――――――――!!



息が、出来ない。



息が―――――――――





「とりあえずせつらのイッた顔撮っておいたから」

「え?」


彼の手に小型のビデオカメラがあった。



いつの間に――――――――――!!



「飛鳥に撮ってくれって頼まれたしね。
 勿論、俺も悠理としてるところも撮ってくれって頼んだ」

「そんな――――………」


じゃあ、今いったところを飛鳥に見られちゃうってこと……?
これからの行為も全部――――……?


「でも、もしせつらが絶対にやだって言うなら、
 ビデオ回すの忘れたってことにしてやってもいいけど?
 まあ、今も回ってるけどな。ハハッ」

「はぁっ―――…はぁっ―――…はぁっ―――…」



黎が私の手を取って、その股間へと導いた。

硬かった。

硬く膨らんでいた。

それはとても、硬い、もの。

それは興奮している証。



私は無意識の内に指に力をこめ、確かめてしまっていた。



「咥えてくれるよね?」




















飛鳥、本当に見たいの?

私が、他の男のモノを咥えているところを、本当に………?

飛鳥―――――――…

今ならまだ間に合うから。

早く迎えに来て。

すぐ隣にいるんでしょ。

やっぱりダメだって、せつらにそんなことはさせられないって、飛んできて。


お願い


今すぐに


早く―――――――――――――――――――――!!




















「あいつに、他の男のちんぽ咥えてるとこ、見せつけてやろう?」


頷いた。
私はそのまま崩れるように腰を下ろし、彼の前に座り込む。

が、その途中で腕を掴まれた。


「悠理から聞いたよ。
 これ、好きなんでしょ?」
「……………」


小さく頷く。


「咥えたい?」
「……………」


私はまた、頷く。


「じゃあちんぽ咥えさせてくださいって、ちゃんとお強請ねだりしろよ」
「…………」


突然彼の声が低く、命令口調になる。
先ほどから彼の口調はころころと変わる。

まるで飴と鞭。

優しさを見せたと思ったら、急にきつい。

その声は私の脳を、快楽中枢を激しく揺さぶった。

胸が苦しくなるのを感じながら、それでも肉体が興奮してしまっている。



しかもビデオに撮られてる。
これをあとで飛鳥に見られてしまう――――――――――――――………。






























「黎さんのちんぽ……、咥えさせてください………」



私はそう、口にした。

黎が満足そうに頷き、私の腕を解放した。


すぐ目の前に、それはあった。

青筋を浮きだたせ、その赤く腫れた頭は卑猥な光を放ち、その口先から汚らしい液体を滲ませた、グロテスクな、男の欲棒―――――……。



びくんびくんと、私のすぐ目の前で、跳ねた。



その根本に手を添え、おそるおそる、舌を伸ばす。



ぺろっ……



一舐め。



ああ、本当に舐めてしまった。
口を付けてしまった。
飛鳥以外の男根に、自分から舌を伸ばしてしまった。



ぺろっ……



二舐め。



ぺろっ……



黎がが腰を突き出し、私の口に含めと催促してくる。





ドンッ―――――………、

『ああんっっ―――、ああっ………』



突然、壁にぶつかる鈍い音が響いた。
それからかすかに喘ぎ声が聞こえてきた。

それは隣の部屋から。



飛鳥と悠理は、もう繋がって・・・・いるのか――――――――――……。





私は大きく口をあけ、それを口に含んだ。





生々しい肌の、肉の感触。

男の匂いが鼻を突く。




それから、少しずつ、奥へ、奥へ……………


私の口の中に、飛鳥以外の、男が――――………


入ってくる―――――…。





そして私は自分から、それに対して、口での奉仕を……………、、、





じゅぷっ じゅぷっ じゅぷっ じゅぷっ じゅぷっ 





自分の口がたてる男との結合音に、私の脳は、完全に、淫らに爛れてしまっていた――――――――――……






























汗だく―――――――――――

全身、汗で濡れてない場所はないんじゃないかと思うくらい、汗でべとべとだった。

いつの間にかお互い、一糸纏わぬ姿で、肌を絡め合っていた。




エアコンから流れ出る冷気が肌から熱を奪っていく。
でも追いつかない。
とても追いつかない。



頭の中はぐちゃぐちゃだった………。



私は確かにえっちな子になってしまったと思う。
飛鳥と結ばれてから、どんどん、淫らな事を考えるようになってしまった。

それでもまさか、こんな、実際に、――――― ことをするなんて、、、





黎が、私の肌に触れる。

全身至る所に、触れてくる。

決して彼以外には許さない肌に。

乳房に触れる。

乳首を口に含む。

それから、あそこ。

見られた。

舐められた。

弄られた。



本当に、するの?

本当に挿れる気なの?



既に私の顔は、黎の精液に塗れている。

かけられたのだ。





飛鳥はどうするのだろうか。

私の顔が、他の男に汚される映像を見て、何を思うのだろうか。

興奮して、オカズにするのだろうか。

してくれるのだろうか。





本当にこんな私を見て、気持ち良く、なってくれるの……?




















もう、だめ。





今はもう、何も考えられない―――――――――――………







































































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